動物のお医者さん 第5巻  佐々木倫子 | 青子の本棚

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「すぐれた作家は、高いところに小さな窓をもつその世界をわたしたちが覗きみることができるように、物語を書いてくれる。そういう作品は読者が背伸びしつつ中を覗くことを可能にしてくれる椅子のようなものだ。」  藤本和子
  ☆椅子にのぼって世界を覗こう。

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大学ではインフルエンザが流行っていた。いつも元気過ぎるヒヨちゃんが、その朝、蹴りを入れてこなかった。心配で病院に連れて行くと、漆原教授は栄養剤を注射しビタミン剤を処方するだけで、自然治癒に任せるしかないという。バスケットに入って、チョビに守られるヒヨちゃん。狂暴でもいいから、もとのヒヨちゃんにもどってほしいと思う二階堂だった。

第65話

 

『動物のお医者さん』第5巻です。

 

めっちゃ狂暴なヒヨちゃん鳥が病気です。

そんなヒヨちゃんの不調を知ってか、いろんな動物たちが西根家の庭に侵入してくるのを、ミケ三毛猫が代わってパトロール。

そうか、ヒヨちゃんが守ってくれてたのね。

 

漆原教授に、ヒヨちゃんを治してお願いと、お願いするハムテルと二階堂ですが、元気になったら蹴られるから、今のうちに触っておこうとする二階堂も、実はヒヨちゃんのファンラブラブだったのね。

 

ですが、さすがヒヨちゃん、回復も早い。

漆原教授とのバトルも互角に闘い、西根家も元のように平和バレエになりました。

 

 

 

やっぱり、この巻も漆原教授が、キラキラ大活躍!?

なくてはならない人ですね。

もっともハムテルたちは、要らんと思ってるでしょうけど。

 

 

卒論の〆切を終え、獣医師国家試験を控えて、身も心もへろへろの6年生を尻目に、屋上に水撒いてスケートしたり(階下で勉強してるのに、シャーシャーッうるさい)、5年生が作ったカマクラ(中では鍋鍋パーティー)へダイブしたり。

ホント、やなジジイやわ。ムカムカ

でも、おもろい。笑ううさぎ笑

というのは、あくまでも他人事やからね。

 

 

 

はたまた、チョビの赤ちゃん時代の恥ずかしいヒミツをバラスぞ!といたぶったり。

あんたは、ガキか。。。無気力

しかし、チョビの抗議の一噛みが、カプっと甘噛みなのがカワイイピンクハートキューンなぁ。

 

 

 

かと思えば、獣医学部の駐車場に、バイクを不法駐車する高校生たちと本気で闘ったり。

だから、ガキかって。。。ネガティブ

当然、キラキラ勝利は漆原教授。

高校生諸君、キミたち10万年早くってよ。

詳しくは書きませんが、想像してください。

獣医学部やもん、牛牛うんちなんて一杯あるもんね。

 

 

 

そして、来年卒業予定のハムテルたち学年の就職委員を務めるのも、漆原教授です。

学生たちの希望も聞かずに勝手に割り振るという超攻めの対応。

売り手市場+その甲斐あって、未内定者は、あとわずか。

学生が足りなくなって、博士課程に進むというハムテルにも、お菓子クッキーをもらったから会うだけ会って断れと言う始末です。

それは、アカンバツレッドやろ。

 

そこで、ピンチヒッターで出かけた未だ進路に迷う二階堂は……。

 

 

でも、オーバードクターの菱沼さんの就職が決まったお祝いから、結果オーライOKね。

 

しかし、就職しても、菱沼さん大学来て、実験して博士論文書いてるし、この先もずっと居そう(違和感ゼロ)で、ネタを提供してくれそうなので一安心です。

否、ここは不安と言うべきか。。。ドクロ汗