青子の本棚

青子の本棚

「すぐれた作家は、高いところに小さな窓をもつその世界をわたしたちが覗きみることができるように、物語を書いてくれる。そういう作品は読者が背伸びしつつ中を覗くことを可能にしてくれる椅子のようなものだ。」  藤本和子
  ☆椅子にのぼって世界を覗こう。


青子が読んだ本の感想ハートです。




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毎年同じの今年の抱負。

 1.秘密は守る。

 2.陰口はたたかない。

 3.人は裏切らない。

に加えて、

 4.健康に留意。

 5.汚部屋整理。(使わないものは捨てる)

は、やはり年のせいか。(^_^;)



みなさま、今年もよろしくお願いいたします。☆-( ^-゚)v 


 

 

 

 

ピーター、スーザン、エドマンド、ルーシーの四人は、一年前に、ナルニアからイギリスへ戻ってきていた。しかし、寄宿学校へ帰るため駅のベンチで列車を待っていると、突然、なにかに引っ張られたように、ナルニア国に戻ってきた。そこは、かつて彼らが暮らしたケア・パラヴェル城だった。しかし、イギリスとナルニアでは時間の進み方が違い、千三百年後のそこに当時の面影はなく、廃墟と化していた。偶然、ドワーフのトランプキンを助けたことから、正当な王位継承者であるカスピアン王子が、叔父・ミラーズに王位を奪われたことを知り……。

 

 

 

 

いつも思うのですが、ファンタジー系の物語には、ねずみネズミキャラが登場するのって多くないですか?

 

『ミス・ビアンカ』をはじめ、『ペリー・ローダン』のグッキーに、『十二国記』の楽俊、『ゲゲゲの鬼太郎』のねずみ男。

そして、この『ナルニア国物語』の小さき者:リーピチープ。

おっと、大御所、ネズミーランドの主もいたね。

ミッキー&ミニー。

『トムとジェリー』ってのもいたよ~。

身近なだけに、擬人化しやすいんでしょうね。

 

大活躍ってわけではないけど、そこそこ目立つ役回りのリーピチープ。

特に好きでもないけど、なんか憎めないヤツなんだな。

 

 

でも、やっぱり本命は、しし座ライオン。

アスランハートだ~。

 

 

一巻目では、元裏切り者のエドマンド推しラブラブでしたが、この巻では、長女:スーザン女王が好き。

 

道中、ルーシーが見たというアスランの存在をやんわり、でも有無を言わさず否定するスーザン。

そこにあるのは、「自己中」です。

それは、ついつい自分ファーストになってしまう「人間の弱さ」。

楽したいのは、誰だってそう。

しゃあないよ。

うんうん、解るよスーザン。

私も弱いから。

 

でも、彼女は、それを認め、きちんとルーシーに謝ります。

そして、そんなスーザンに、アスランがかける言葉に、彼女と一緒に勇気をもらえます。

エドマンドもですが、自分の中の弱さを認めて、それを克服するという彼らの成長に心惹かれます。

ベタやけどね。汗うさぎ

 

 

 

 

もちろん、ルーシーだって完璧ではありません。

もしあの時、そうしていればと、起きたかもしれないことを思い悩み、後悔するのですが、アスランに諫められます。

 

「起きたかもしれないこと」は、誰にも知ることはできない。

でも、「なにが起きるのか」は、これからの自分次第なのだと。

大切なのは、過去ではなく未来なのだと。

 

アスランは、やっぱり偉大なメンターだわ。ニコニコハート

 

 

 

 

 

 

 

【独り言】

 

◆大人になるということは

ラストにピーターが、アスランから、ピーターとスーザンは大きくなりすぎたので、もうナルニアには戻れないと言われたというのですが……。

 

確かに次の第三巻目でナルニアに行ったのは、エドマンドとルーシーの二人だったけど、スーザンはともかく、ピーターは「さいごの戦い」のとき、いなかった?

いたような気がするんだけど。。。

私の記憶違いかなぁ。うさぎはてなマーク

まぁ、最後まで読めばいいんだけど。

 

しっかり大人の私は思うのです。

大人になるということは、忘れっぽくもなるってことね。笑