能役者青木健一のお稽古日記。 -7ページ目

能役者青木健一のお稽古日記。

能役者、観世流青木健一(梅若研能会所属)の日々の活動や能に対する想いを記すお稽古日記。

父一郎からの教え、芸大在学時の先生方からの芸談等を更新。

宣伝させてもらっても良いですか?


今月11日、梅若研能会2月公演で上演される能「鉢木(はちのき)」のツレ(常世ノ妻)を演じさせていただきます。主役の常世は父 一郎が舞いますので、親子共演であります。


この「鉢木」は鎌倉武士の誇りを描いた能です。またこの作品の舞台となる季節は2月頃で雪の情景が見事に描かれている作品です。



能「鉢木」01 青木一郎

能「鉢木」青木一郎 (撮影・前島写真店)


↓↓↓↓番組はこちら↓↓↓↓

2世梅若万三郎 17回忌追善
           梅若研能会 2月公演

      ◎ ◎  ◎◎
2月11日(祝・月) 1時始
           (開場12時20分)


会場 渋谷 観世能楽堂(電話03-3469-5241)


入場料 指定席 6500円

      自由席 5000円

      学生席 2500円


お申込み・お問い合わせ 梅若研能会事務局 電話03-3466-3041




  仕舞 兼平     八田 達弥
      小塩 キリ   中村  裕
      唐船     遠田  修


一時十五分頃
  能  鉢木
       前シテ(佐野源左衛門常世)
       後シテ(   前 同  人  ) 青木 一郎
       ツ レ (  常世ノ妻   ) 青木 健一
       

  ──── 休憩 十分 ────

三時頃
  狂言 柑子
       シ テ( 太郎冠者 )山本東次郎
       ア ド( 主 人 )山本 則重


三時十五分頃
  能  天鼓 弄鼓之舞
       前シテ( 王 伯 )
       後シテ( 天 鼓 )梅若 泰志
       

         (終了予定 四時三十五分頃)





「鉢木」のあらすじは…


もとは名門の武士佐野常世(つねよ)は一族に領地を横取りされ、妻と二人貧しい暮らしをしていた。


ある大雪の日、常世の家にやって来た旅の僧侶は一晩泊めて欲しいと頼むが、あまりにもみすぼらしい家なのでと僧侶を追い返す。


妻はそんな夫を説得し、常世は僧侶を家に泊める。夜が更け、寒くなってきたが薪さえない家に無く、そこで常世は自分が大切に育てていた梅、桜、松の盆栽を切ってたき火にくべ、僧侶を暖める。


常世は僧侶に落ちぶれた経緯を話し、例え落ちぶれてはいても、鎌倉幕府に一大事があれば鎧や長刀を身につけ、一番に参上し、合戦が始まれば差し違えてでも名将を討ち取る意志を物語る。


その言葉に深く感銘を受けた僧侶はまだ夜も明けないうちに常世の家を出立する。


数日後、鎌倉幕府執権 北条時頼より国々の武士たちに緊急招集がかかる。鎌倉へ上京する軍勢の中に、常世の姿もあるのだった。


しかしこの緊急招集は北条時頼によって仕組まれたものであった!!


時頼の真の意図とは!!


そして常世の運命は!!!!




能「鉢木」02 青木一郎

能「鉢木」青木一郎 (撮影・前島写真店)


去年6月以来の親子共演の能です。父の邪魔にならないように一生懸命稽古しています。もしお時間ありましたらば、皆様お誘い合わせの上、お出まし下さいましたらば幸甚に存じます。どうぞ宜しくお願い申し上げます。



今日、ってか今、代々木上原の万三郎先生のお宅の舞台で、子供さんのグループ稽古をやってます。


自分もよく分かって無いので、こちらをご覧下さい。http://www.metro.tokyo.jp/INET/EVENT/2006/02/21g2l300.htm



自分は稽古場のセッティングだけして、実際には教えないんです。今日が初回のお稽古なので、とまどっている子もいるんでしょうね~。


でも、3ヶ月後には東京芸術劇場大ホールで、大勢のお客さんの前で発表会ですからね。頑張って欲しいものです!!


皆さんもし良かったら、子供さんたちの晴れの舞台を見に来ませんか?




こども能チャレンジ


前年度行われたお稽古の写真を拾ったので、張っておきます。

複雑な心境であります。


今週のアクセス解析を見るとトップが「クレーンゲーム」で「スティッチ」のぬいぐるみをとった時の記事が一番アクセス数が多いんですよね。 (*´Д`)=з



僕としては、お客様と役者の溝を少しでも埋めたいと思ってブログをしているつもりなのですが…。


なかなか思い通りにはいきませんなぁ~(笑)


(僕の努力が足りないんだな、多分… (ノω・、) 



ですが、ブログ開始当初から見ると、本当に多くの方にご覧になっていただいてるので、これからも頑張っていきます!!!! (`・ω・´)ゞ




よく「親の七光り」って言いますよね。



親じゃなくて、ひいじいちゃんの場合って 7×3=21? 7の3乗で343光り?




何でこんなアホな事を言っているかと言いますと、先日梅若万佐晴先生よりお仕事を頂きました。


クライアントはヨウカンで有名な虎屋さん。


虎屋さんの出している「虎屋の5世紀~伝統と革新の経営~」という本があります。店の歴史を綴った本なんですが、そこの大正時代の所にこう記してありました。


虎屋15代店主 黒川武雄は趣味の能から小鼓という懐中汁粉を考案した。

(中略)

大正の終わりのある夏。三井物産重役福井菊三郎のお嬢さん2名が軽井沢の公会堂で小袖曽我の舞囃子を舞う事となり、地謡は先代の鉄之丞先生と青木さんが勤め、囃子は(中略)私が笛。

大変好評で、翌晩三井物産重役藤瀬さんの別荘へ招待され、(中略)おそくまで鼓を打ったりなどして楽しい夜であった。その清遊を楽しんだ私は小鼓というお菓子を考案しようと思った。そして出来たのが懐中汁粉小鼓である。



ここの文中に出てくる青木さんというのが、どうやら自分の曾祖父の青木只一(ただいち)の様だ、と言う事で、そのご縁で梅若万佐晴先生より御出演の機会を賜りました。



親の七光りならぬ、曾祖父の七光り(笑)


自宅のご神前にあった遺影でしか見た事の無かった曾祖父の記録を目に出来て少し興奮気味の今日この頃です。



写真は只一お祖父様が能「鷺」を舞ったときの写真です。(昭和33年10月25日 秋の橘香会)



能「鷺」青木只一



どもども、ちょっと風邪気味の青木です 。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。


でも、昨日よりは良くなったのでいいかな。




昨日は国立能楽堂で、国立研鑽会の稽古会があり、能「杜若」の地謡を勉強させていただきました。


出演する事も、大変勉強になるのですが、何より同世代の能楽師の舞台を拝見していますと、大変良い刺激になります。




特に能「杜若」を舞われたSさんは、すごくしっかりされているなぁ~、という印象でした。

自分も「こんな稽古の仕方や日常生活じゃ、ダメだぁ~!!!!もっと頑張らねば!!!」と強く思います。




研能会の中には年の近い先輩がいないので、こういう場での交流はとても貴重ですね。



次回の研鑽会は3月13日(火)午後5時より、国立能楽堂(東京・千駄ヶ谷)で開催されます。入場無料ですので、皆様お誘い合わせの上、どうぞお出まし下さいませ!!!!

CA250372.JPG
今日ゎ~、梅若万佐晴先生のお素人お弟子様の発表会で、ご自宅のある下北沢に来てますぅ。

今日は素謡のお地謡です。出番でない時は控え室にいますが、寒いので着物の上からコート羽織ってます。



まさか風邪引いたかな( ̄〇 ̄;)

来月お能のお役頂いてるので、今は絶対に病気出来ないのに~(>_<)

淫らな…イヤイヤ、乱れた生活を見直さねば!!

ではでは~☆

こんにちわ、青木です。


昨日の記事を見る限り「この人、本当に能役者?」と言われてしまいそうなので、僕の舞台の時の写真を載っけようと思いました。



そこで思いついたのが、能楽Gallery。


これから不定期で舞台写真をアップしていきます。




無断転用はくれぐれもお控えいただきたく思います。無断転用が発覚した際は過去に掲載しました写真を含め、即刻掲載を中止いたします。


僕もそういうのは嫌なので、皆様どうぞ宜しくお願いします о(ж>▽<)y ☆





と言うわけで、第1弾!!


今回は平成17年2月11日(祝・金)開催の梅若研能会2月公演より、仕舞「歌占 キリ」です。撮影は前島写真店様です。


神が乗り移ると言われる「地獄の有様を物語る舞い」を舞い終え、神が自分の身体から抜け出た所作(動き)の写真です。



Gallery仕舞「歌占」健一

最近、密かに自分がハマってるのが、これ…



クレーンゲーム


クレーンゲーム!!



昨日は吉祥寺をフラフラ徘徊)してたら、オープン初日のゲームセンターがありました。



そこで乱獲をはじめたわけなんですが、結果は…



大漁でぃ~☆



大漁でぇ~いっ!!(笑)


昨日、乱獲しました獲物は…



まずはディズニー映画『リロ&スティッチ』より「スティッチ」



スティッチ1


ど~ん!



続きまして、ディズニー映画『リロ&スティッチ』より「スティッチ」



スティッチ2


どど~ん!!





さらに続きましてディズニー映画『リロ&スティッチ』より「スティッチ」



スティッチ3


どどどぉ~ん!!




クレーンゲームのケース内の生態系をぶち壊すのか?的な乱獲でした。





その他にも…



その他大勢の皆様


こんな感じ(笑)


いや~満足満足!





あの~青木さん、お稽古は…


ハッ!! Σ(~∀~||;)


こんな事してる場合じゃな~いっ!! (((゜д゜;)))




(また、くだらない事を書いてしまった…懺悔)


昨晩、内職をしていたら携帯に電話に着信が…。


電話の相手は同い年くらいの能楽師(Aさん)でいろんな話をしました。



で、馬鹿な話もしてたんですが、最近Aさんはワークショップ的なことをしているって話になりました。


「やっぱりね、舞台やるだけじゃなくて、こういう普及活動も大切だね」と言ってました。


その中で一番興味を持ったのはAさんが「質問があるって事はお客さんが興味を持ったってことじゃない?」って言ってた事です。


確かに、興味があれば質問するよなぁ~。そうやって考えると、今自分がやってる講義って一方通行な感じがしました。



まだまだ、工夫の余地があるなぁ、と感じた昨晩でした。



ちなみに電話を切って通話時間を見たら、1時間4分…。



Aさん…、どんだけ暇なの?と思う一方、Aさんの電話代は月いくら? Σ(゚д゚;) とも思ってしまいました(笑)




070123_2231~0001.jpg
紙、デカッ!!(真ん中の青いのはフロッピーディスクです)


今日は家に帰ってからもお仕事してます。

なんでかって言うと、免状(難しい曲を初めてやりましたよっていう証明書)を包む紙の袋を作らなければならないのですが、この紙は文具店でカレンダーみたいに丸まって売ってるんです。

その紙を広げて2等分せねばならぬのですが、買ってきたままだとすぐ…

クルクルクル~!!

って丸まってしまうんです。


それを何とかならないかなぁ~と思っていたのですが、ある日「伊東家の食卓」で丸めて売ってるカレンダーを真っ直ぐにする方法をやってました。風呂上がりに水蒸気の溜まった風呂場にカレンダーを吊しておくと、水蒸気が丸まった紙に浸透して紙が真っ直ぐになるんですって。

これだ!!(☆o☆)と思ったんですが、上原の職場には風呂場がないので自宅に持ち帰って内職中であります。


雑務とお思いの方も多いでしょうが、これも大切な内弟子の仕事であります∠(*^ー^*)o