結婚したら、普通に子供が出来て、
ごく普通に子育てをしながら、幸せな家庭生活を送る。
専業主婦で、、、。（^^;）
それが、当時私の思い描いていた、私の人生。
ところが、
３０歳のときに、東京に引越したその辺りから、
徐々に私の人生の歯車が変わっていきます。
【大アルカナ ⅩⅥ THUNDERBOLT（稲妻）】
① 運命と天職（その１）～初めての介護（「介助）経験
② 運命と天職（その２）～身体障害のある、一人暮らしのおばぁちゃんの
家事援助に入る
④ 運命と天職（その４）～末期がんの女性患者さんから頂いたレモン化粧水
⑤ 運命と天職（その５）～緩和ケア科に、アロマテラピーを導入する
⑥ 運命と天職（その６）～癒しの仕事が私の天職だった
③ 流産をキッカケに、”自分みつめの旅”が始まる
西宮での、身体障害者の家事援助経験は、
私にとって、充実感を伴うものであったし、
東京に引越してからも、神戸のおばぁちゃんのように、
手を必要としている人の、サポートをしたいと思いました。
すぐに見つかり、
私の自宅から自転車で、１５分位の所にお住まいの
ご夫婦共に障害があり、小さなお子様が１人いらっしゃる
ご家族の、身体介助、家事援助のサポートに、
週に２回、入る事になりました。
このときもまだ、介護保険制度が始まる前で、有償ボランティア活動です。
そのため、介助内容も時間も、
ご依頼者の希望を優先して行っていました。
奥様は、肢体不自由者で、
家事は勿論、ご自身の身の回りのことも全く出来ない方でしたので、
援助していた主なサポートは、
お掃除、料理、食事の支度、
奥様への食事介助、下のお世話、
車椅子での買い物の同行、
猫の世話（なんと、その環境で猫が４匹も！）などがありました。
お子様は、当時４歳くらいでしたので、
子守りの方は、余り依頼されませんでしたが、
他に優先すべき事が多過ぎて、そこまで出来ないという感じでしたね。
そんな状況の中で、奥様の車椅子移動が一番大変でした。
お身体が動かない分、体重もそれなりだったので。。。（汗）
ご夫婦共に、障害がありながら、
お子様を育てられているご家族の生活に、
正直言って、「大変だぁ。。。」と思いました。
実際、介助に入る私自身、仕事が終わった後はグッタリ。
このご家族のあり方や価値観に、
西宮のおばぁちゃんと違って、悉く「ん～？」と
引っかかるものがありましたが、
スゴく頼りにされていましたし、
必要とされているのが、とてもよく分かりましたから、
しんどくても、辞めるという選択肢はありませんでした。
そんなこんなで、半年位経った頃、
もしかしたら、、、。
私のお腹に、新しい命が...？
もしそうだったら、身体のキツイこのサポートは辞めた方がいい。
ふと、そう思いました。
ところが、まだはっきりしなかったその時期に
依頼が、徐々にエスカレートして来ます。
「夫が、やってくれない。
松浦さん、助けてお願い。」
奥様の下のお世話を、してくれないというのです。
契約外の日や時間帯に、レスキューの電話。
トイレをずっと我慢する奥様を、見放すわけにもいきません。
私だって、今は無理をしなくない。
でも、確定したわけじゃないし...
そう思って、慌てて自転車で駆けつけます。
下の世話も、一苦労なんです。体力的に...。
だから、ご主人も投げ出したくなるときもあるんでしょうね。
ちょっとした、夫婦喧嘩したときとか。
自分の身体のことが気になりながらも、
”こんな事位で、（胎児が）育たないようであれば
もともと、それだけの命なんだ”
と、自分に言い聞かせて、介護サポートを続けます。
今思えば、結構自分の身体に無理をしていたような気がします。
まぁね、
だからといって、それが原因かどうかはわかりませんよ。
でもね、
自分の本当の気持ちを無視して、身体に負担をかけた、
という自覚があればね、
流産したときの自責の念はとても大きいんです。
とてもショックでした。
待望の、新しい命でしたから...。
結局、流産して介護ボランティアを辞めてしまいます。
精神的にかなり参ってしまい、
一ヶ月位、起き上がる事が出きず、床に伏せってしまいました。
涙が止まらず、本当に悲しかったですね。
起き上がれないほどのショックの大きさに、
私はなんて弱い人間なんだと、思いました。
こんなに、精神的に弱い私、「母親になる自信が無い」と、
このとき初めて、自分で自分の弱さを自覚しました。
この、一ヶ月にも満たなかったであろう、
新しい命の、胎内の束の間の誕生＝死を体験をしたことで
私は、自分の精神的な弱さを知り、
カウンセリングを学ぼうと、このとき決心します。
そして、
目白にある、一般財団法人 日本カウンセリング•センターという、
カウンセリングの学び舎に、１０年以上通う事になります。
そこで（当時）、
カウンセリング入門講座から入り、
体験学習
カウンセリングの技術
カウンセリング概論
カウンセリング演習
クライエント体験
カウンセラー体験
監督実習
エンカウンターグループカウンセリング
他にも、
荘子、老子、論語など、先人の教材を使った講座などなど...
（精神的に）弱い自分から、強い自分になりたくて、
ありとあらゆる講座に出まくった、１０数年間でした。
で、結局、
待望の新しい命の気配は全くなく、
４０歳を過ぎた辺りになって、
ようやく赤ちゃんへの執着から、解き放たれます。^^;
このカウンセリングにどっぷり浸かっていた期間は、
己の、「陰」の部分に焦点を当て、
真摯に自己をみつめた、大切な時間だったなぁと思います。
それは、母になり損ねた私に贈ってくれた
新しい命からの、かけがえのない生命のギフトだったのだと、
だいぶ、時間が経ってからですが、受け入れられたとき、
私の元に１ヶ月も居なかった我が子（胎児）へ、
罪悪感は消え、感謝の気持ちでいっぱいになったのでした。
つづく。
杉並区南阿佐ヶ谷にあるリラクシンは
疲れきった心と身体を充分に癒して幸せ度を上げるサロンです
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ヒーリングアロマサロン リラクシン
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