こんにちは。
グリーフワークファシリテーター
魔法のワンピース代理店の
蒼心堂です。
これまでの話。その⑤
何言ってるの?意味わからん!
そんなはずないやん!
頭の中は父親の言った言葉を理解できずにいました。
次に父はすぐに主人の実家に連絡するように言ったのです。
そして待合室にあった公衆電話の前に立ちました。
家の番号を押して、呼び出し音が鳴ります。
早朝だったけど、すぐに電話がつながりました。
父と母どちらが電話口に出たのか、残念ながら覚えていません。
自分の名前を言って、その後の言葉が続きません。
だって、何も確認してないし、真実なのかもわからない。
「そんなわけないやん!」と思ってる私の口から伝える言葉は出てきませんでした。
そうしていると、隣にいた父が受話器を取り話し始めました。
私は呆然としていました。
父はその後、留守番をしてくれてる奈良の母(私の家)に電話をしたらしい。
その事も私の記憶には残っていません。
どれくらい待ったのか、対面できる準備が整ったので案内しますと、誰かが待合室に来ました。
これも誰が来たのか覚えていません。
案内された部屋に入ると、お医者様、看護師さんが一列に並び頭を下げられました。
なに?ドラマ?そんな気持ちでした。
そしてその奥のベッドで横になっている主人が見えました。