何年ぶりかで、行動制限のない大型連休であった。
4月下旬ころから、駅での送迎が明らかに増えており
久しぶりに対面する親子等の姿が、とても微笑ましく映った。
新青森駅は通勤でほぼ毎日使っている駅であるが
その通路には青森をPRするポスターが貼られている。
その中にとてもインパクトのあるものが目に入った。
「ろぉ~!ひさしぃなあー まみしくちゃんだな?!」
かなり衝撃的な文言ではじまるポスターであった。
なにせ、冒頭から「ろぉ~!」である。
普段から津軽弁に慣れ親しんでいる方にはそれほどでもないのだろうか。
すくなくとも私は、ぎょ!と目を見開いたほどのインパクトであった。
じっくりそのポスターを見ると、何枚かセットになった企画ポスターのようだ。
青森県出身の二人の若い駅員。
一人は渋谷駅勤務、一人は新青森駅勤務で
お互いの手紙のやりとりを、文面そのままにポスターとしている。
さらには、津軽弁の翻訳をまた別のポスターに載せているのである。
さきほどの冒頭「ろぉ~!」は、翻訳版では「やぁ!」となっていた。
とても面白いポスターである。
さて、看護の現場でも外国人の対応をするケースが多い。
翻訳機を駆使して生活を支援しているに違いないかと思う。
相手を理解する1歩は会話からと言うが
そこに言葉の壁が立ちはだかることもある。
外国語もそうだが、方言も言葉の壁になりうるのではないだろうか。
そう思わせるポスターであった。
なにせ「ろぉ~!」がのっけの挨拶なのだから。