以前「Gを解く」という記事で、視力検査の「C」の形=正式名称「ランドルト環」を取り上げました。
視力検査では、「○(サークル・円)の切れ目が見える」と
「視力が良い」とされますね。
(これがホントの「エンの切れ目」!(゚∀゚))
なのでこの「C」の形は「視力」や「見る」ことと関係があるのでは・・?
・・なんて考えていたのですが・・(^。^)
そうしたら、古代中国の装飾品に、この「C」の形をした
「玉玦(ぎょっけつ)」というものがあることがわかりました。
玉玦は、中国の歴史書「史記」の「鴻門の会(こうもんのかい)」の故事の中に、キーアイテムとして登場します。
「沛公(はいこう)は、項王(こうおう)を出し抜いて、自分が王となろうとしている」
そう聞いた項王は、激怒して、沛公の軍を攻撃しようとします。

それを知った沛公は、部下と共に項王のもとへ赴き、言い訳をして項王の怒りを鎮めます。
その日、項王は沛公を引き留め、酒宴を行いました。
その宴席で、項王の部下の范増(はんぞう)は、項王に目配せし、腰に下げた「玉玦」を三度持ち上げ、沛公を殺すよう合図しました。
范増数(しばしば)項王に目し、佩(お)ぶる所の玉玦を挙げて、
以つて之に示すこと三たびす。
(❇︎ 佩(お)ぶる=腰に下げる)
このように「玦(けつ)」は「決(けつ)=決断する・切る」を意味し、古くから「決断」「断絶」「決別」の象徴とされてきました。
「玦」=「決」=「切る」=「円・縁を切る」?
「玉玦(ぎょっけつ)」=「C」=「決断の玉」?
=「目で合図を送り、Cを見せて決断を迫る」?
・・やっぱり「C」は「見ること」と関係があるのでは? ( ゚д゚)
「円を切ることは、囲われた内側の世界から、外側の世界を見ること」?
「C =外側の世界を知り、円の中から出て、今までの世界と決別する(=縁を切る)合図の形」?
・・「玉玦=C」には、そんな意味があるような気がするのでした。(^。^)
★ちなみに、日本の縄文時代にも、同じ「C」の形の
「玦状耳飾り(けつじょうみみかざり)」が存在していました。
名前に「玦(けつ)」と付くのは、この「玉玦」が由来です。


























