「ベレー帽」のことが面白かったので、さらに帽子について調べてみることにしました (^。^)
前回取り上げたベレー帽は「画家の象徴」のようになっていますが、軍隊でも使用されていますね。
ベレー帽は、第二次世界大戦頃から「制帽」「軍帽」としての
「アーミー・ベレー」が普及し始め、現在では世界各国で用いられているそうです。
(日本の陸上自衛隊でも略帽として採用されています)
「アメリカ合衆国陸軍・特殊部隊」を通称「グリーンベレー」と言いますが、それは緑のベレー帽が制帽となっているからです。
(個人的には、軍事用にあんなフワフワの帽子をかぶることが、意外な気がします ( ゚д゚))
戦うの?
そして興味深く思うのが、そのベレー帽の起源ともいわれる、古代ローマ時代のつばのない円錐状のフェルト帽 「ピレウス」です。
古代ローマの「ピレウス」は、もともと古代ギリシャなどで着用されていた「ピロス」という、つばのないフェルト帽を取り入れたものです。
実はこのピレウス帽には「特別な意味」があるのです。
古代ローマには奴隷制がありましたが、奴隷の身分から解放されて「解放奴隷」となる者もいました。
その奴隷解放の手続きの一つに「杖による解放の儀式」がありました。
儀式では、法務官が「ビンディクタ」と呼ばれる杖で奴隷に触れ、「自由である」と宣言します。
そして奴隷は頭を剃られ、その上からかぶせられたのが、この
「ピレウス帽」なのです。
・・それ以来「ピレウス帽」は、解放奴隷がかぶる帽子として
「自由の象徴」となりました。
「ピレウス帽」は「奴隷解放の象徴」だったんですね! (・Д・)
解放された奴隷は、「頭を剃って、ピレウス帽をかぶる」・・
そして、フェルト帽は、「自由の象徴」・・
そんな自由の象徴「ピレウス帽」と「ビンディクタ杖」は、ローマ神話の自由の女神「リーベルタース(リベルタス)」のシンボルにもなっています。
「ピレウス帽」と「ビンディクタ杖」を持つ「リーベルタース」
「ピレウス帽」=「自由の女神の持ち物」ということですね!
帽子はその素材や形状によって、特定の意味が与えられている、といえるような・・ (・∀・)
・・さらに、「帽子」について続きます・・^ ^




















