「鏡の国のアリス」の終盤、白のナイトがアリスを森の端まで送るシーンがあります。
その時白のナイトはアリスに、自分が発明した、
「今まで作られたことはなく、そしてこらからも作られることはない、とても気のきいたプディング 」
を説明します。
「どんな材料で作るおつもりだったんでしょう?」
「まずは吸い取り紙でござる」
「それだけではおいしくないが」
「すっかり違うのでござるよ、それを他の物と混ぜ合わせると・・たとえば火薬とか、封蝋(ふうろう)とか・・」
この材料が、ずっと気になっていて・・
(そもそもこれが実際の食べ物のことかもわからないですが^_^;)
「吸い取り紙」・「封蝋(ふうろう)」・「火薬」
これらを食品で表すとしたら・・
「吸い取り紙」=「和紙」と考えると、和紙の材料「食物繊維」といえるかも? ( ゚д゚)
「封蝋(ふうろう)」=封蝋の原料は「蜜蝋(みつろう)」なので、「蜂蜜」「糖蜜」・・と考えてみます。
「火薬」=これが全く思いつかないままだったのですが・・
ある時調べていて、面白いことがわかりました。
火薬の原料に、なんと「蚕の糞(ふん)」が使われていたのです・・
鉄砲伝来当時、火縄銃に使われた黒色火薬は「硝石(しょうせき)」が原料でしたが、日本にはほとんどなく、海外からの輸入に頼っていました。
江戸時代に鎖国が始まり硝石の輸入が難しくなると、代わりに白川郷・五箇山地方で「焔硝(えんしょう)」が作られるようになりました。
その原料となったのが「蚕の糞」です。
(家屋の床下で「蚕の糞・人の尿・土・野草」などを4、5年発酵させて製造する。 = この製造は「軍事機密」!)
「蚕の糞が、火薬になる」・・( ゚д゚)!
・・なので今度は「蚕の糞」について調べると・・
蚕の糞は、実は「蚕沙(さんしゃ)」という名前の漢方薬だということがわかりました。(神経痛、関節炎などに効果がある)
「蚕の糞は、食べられる」・・(・Д・)!
さらに、クロロフィル(葉緑素)を含むことで、着色料として食品に入っていることもわかりました。
(蚕の糞は「抹茶アイス」や「グリーンガム」などに入っている)
「蚕の糞」は、
「火薬」にもなり、「食品」にもなる。
・・ということですね! (・Д・)
そうだとしたら・・
さきほどのナイトの発明のプディングを、
「吸い取り紙・封蝋・火薬」 → 「食物繊維・糖蜜・蚕の糞」?
・・と考えることができないでしょうか!? ( ´▽`)
(だからって、それが何を意味しているかはわからないんですが!
( ̄∇ ̄))
でも、もしかしたら何かの意味があるのでは? と、またまたアリスを深読みしてしまうのでした・・( ´ ▽ ` )
























