仮想世界を描く「マトリックス」では、複数の人間(意識)が同じ仮想空間内に侵入します。
(オンラインゲームみたいですよね!(・∀・))
「インセプション」では、複数の人間が夢を共有します。
(一人の夢の中に他の人間が侵入する)
「誰の夢か?」
「潜在意識が夢の主を探し始めた」
・・そんな台詞も登場します・・
「誰かの夢の中にいる」・・
意外にも過去に、この概念を表現している作品があります。
永遠の古典童話、1871年出版の「鏡の国のアリス」
(アリス、トゥイードルダム、トゥイードルディーの3人が、赤のキングが眠っているところに遭遇する場面)
眠っている「赤のキング」
「今、夢見とるんや。 なんの夢やと思う?」
「そんなの、わかりっこないわよ」
「なんと、あんたが出てくる夢やで!
もしキングがあんたの出てくる夢を見んのやめたら、あんたはどないなると思う?」
「もちろん、このまま、ここにいるわ」
「はーずれ! おらんようになる。
あんたはキングの夢なんやから。
あんたは、夢の中にしかおらんから、キングが目を覚ましたら、
消えてしまうんや・・ふっと・・ロウソクみたいに!」
アリスは夢から醒めた後、飼っている子猫に話しかけます。
「さあ、キティ、あれを全て夢に見たのは誰だったのかを考えてみましょう。
つまりね、夢を見たのは、私か、さもなきゃ赤のキングのはずなの。
もちろんキングは、私の夢の一部よね・・
・・でもその私は、キングの夢の一部でもあったのよ!
夢を見たのは、赤のキングだったのかしら、キティ?
あなた、キングのお后様だったんだから、知ってるはずでしょ。
・・ああ、キティ、どうか答えを出すのを手伝って!」
あなたは、どっちの夢だったと思いますか?
(最後の文は読者への問いかけですね^ ^)
「他人と夢を共有する」
・・その発想に、最初は驚きましたが・・ (可能? ( ゚д゚))
複数の作品にその概念が共通していることが、興味深いですよね!
(・∀・)
もしかしたら、この世界も「誰かの夢の中」なのかもしれません・・?? ( ´ ▽ ` )