前回「マロン」の記事で、ワンピースの「モンブラン・ノーランド&クリケット」を取り上げました。
そのノーランドとクリケットの登場する「空島編」で、気になる場面があるんです。
天空の黄金郷にたどり着いたルフィの影が、地上から見えるシーン。
「影」なので、地上からは、人間のルフィが空を覆うほどの巨人に拡大されて見えています。
それを見たクリケットは、マシラたちに語り出します。
「積帝雲と共に現れる怪物にはよ、かつてこんないわれがあった・・
はるか上空に人間がいて、そいつに強い日の光が差した時、遠い空の深い霧にその姿が映し出される。
・・それはまるで大きな怪物のような姿で・・」
マシラ:「じゃあ、あの怪物の正体は、空にいる人間・・!?」
・・ この描写って、まるで、
「この世界は、ある世界からの投影(影絵)」
・・ということを表しているような・・? ( ゚д゚)

物理学の世界では、この3次元は6次元の影絵では? と言われています。
「ホログラフィー理論」や、プラトンの「洞窟の比喩」でも、その可能性が指摘されています。
グリム童話「ブレーメンの音楽隊」
泥棒たちが「化け物」と驚いた影は、動物たちが重なって化け物に見えていただけでした。
かげあそび絵本 「ポケモン とんとんとん」
ピカチュウとイーブイが「ミューツー」だと思った影は「カラカラ、ポッチャマ、ニョロモ、イシツブテ」が重なったものでした。
これらの話も、見ているのは「影」なので、
「実際とは全く違うものを見ている」
「真実の姿が見えていない」
・・ということになりますね。
神社にある「灯籠(とうろう)」も、そんなことを表しているのでは?
「外側に見えているものは、実は実体はなく内側の投影」・・?
「見ているこの世界は、真実の姿ではない」・・??
「ルフィの影」も、もしかしたらそんなことを表しているのでは・・?
・・なーんて、思っちゃうのでした!? (^。^)
歌川国芳「はんにやあめん」の影絵




























