「開け、ゴマ」!

 

 

アラビアンナイト(千夜一夜物語)の中の「アリババと40人の盗賊」に登場する有名な呪文ですね  (・∀・)

 

 

 扉を開く秘密の呪文  「開け、ゴマ」

 

 

 

 

 

この「ゴマ」は、世界共通で食材の「胡麻」を指すようなんですが、それにどういう意味があるのか以前から気になっていました。

 

なので詳しく知らなかった物語を改めて読んでみました。

 

そうしたら、面白いことがわかりました。

 

 

 

 

盗賊の財宝を持ち帰ったアリババを見て、自分も手に入れるため、森に向かったアリババの兄・カシムのシーンです。

 

 

森に着いたカシムは岩の前で呪文を唱え、岩戸を開いて財宝を見つけます。

 

たくさんの財宝に夢中になっていると、その間に扉が閉まっていました。

 

戸を開けようと再び呪文を唱えますが、「ゴマ」が思い出せず、正しい呪文を唱えられなくて、岩戸を開けることができません。

 

そして扉を開けて入ってきた来た盗賊たちに見つかって、殺されてしまいます・・

 

 

 

 

 

 その、間違った呪文なんですが・・

 

 

「開け、大麦」「開け、小麦」「開け、粟(あわ)」

 

 

・・と穀物なのです。

 

 

食材については本によって多少違うのですが、例を挙げると・・

 

からす麦」「そら豆」「はだか麦」「えんどう豆」「えだ豆」「とうもろこし」「そば」「米」「ピーナッツ」

 

 

・・などのように豆類もありますが主に穀物です。

 

 

(「ゴマ」は雑穀であり、広い意味では穀物なのですが、ここでは「ゴマ以外の穀物」ということになるでしょうか)

 

 

 

★ いろいろな穀物の名を言ってみたが、やはり戸は開かなかった。 

 

ーALI  BABA  AND  SINDBAD  THE  SAILOR    野尻抱影訳ー

 

 

★「開け、小麦」だの「開け、あわ」だのと、おぼえているかぎりの、穀物の名を言ってみましたけれど、やっぱりだめでした。    

 

   ーアリ・ババと40人のどろぼう 菊池寛訳ー

 

 

 

 

    「穀物では岩戸は開かない」

 

 

  ・・ということでしょうか?

 

 

                

 

 

 

 

これって「辟穀(へきこく)」と関係があったりして? ( ゚д゚)

 

 

「辟穀(へきこく)」とは、 穀物断ちのことをいいます。

 

 

具体的には五穀・十穀を食べないことで、これは仙人になるための修行の一つとされています。

 

 

 

 

 

 

「穀物」については今までいろいろと考察してきたのですが、意外にもネガティブな印象が強い食べ物なのです。 (神話や宗教で)

 

 

このアリババの話にも「扉が開かない比喩」として登場するように、何かを重く閉ざしてしまうのかもしれませんね?( ゚д゚)

(憶測ですが・・)

 

 

     

 

 

 

 

仙人になって、秘密の扉を開けたいものですね・・♪  ( ´ ▽ ` )