「ロンギヌスの槍」
十字架に架けられたイエスは、死んでいるかどうかを確かめるため、「ロンギヌス」という名前の兵士に、脇腹を槍で突かれます。
フラ・アンジェリコ画
この時の槍が、あの有名な「ロンギヌスの槍」ですね! (・Д・)
「ロンギヌスの槍」は、イエスの血に触れた聖遺物(聖槍(せいそう))として、大変重要視されています。
この槍で突いた場所なんですが・・
絵画などで見ると「右脇腹」になっています。
(よく左脇腹のように言われますが、聖書には左右どちらかについての記述はないようです)
「キリストの磔刑」ルーベンス画
マールテン・ファン・ヘームスケルク画
・・その槍で突かれたとされるイエスは、「エジプト神話の冥界の王オシリス」と関連性があると言われています。
そして、オシリスと同一視されているのが「オリオン座」
このオリオン座の「右脇」の位置に、明るい赤い星が輝いています。

オリオン座
この星は「ベテルギウス」
別名「白い帯をした羊の脇の下」「巨人の脇の下」などと言われます。

ここでまた「脇」というワードが出てきます。

その件についてはこちらにも
↓
他にも「右脇」と言えば浮かぶ話が・・
仏陀は、母マーヤーの「右脇」から生まれています。
シャーキヤ族の王妃マーヤーは、ある晩、光輝く白象が右脇から体に入る夢を見て、身籠ります。
身籠った王妃が花園で、真紅に咲き誇るアショーカの樹(無憂樹(むゆうじゅ))の枝を手折らんとして右手を挙げた時、右脇から男の子が生まれます。
その子はすぐに7歩歩き、右手を挙げて「天上天下唯我独尊」と言いました。
これが後の「仏陀」です。
(仏陀が生まれるのが右脇なのは、インドでは宗教的に「体の右が浄、左が不浄とされるから」という説があるようですが・・)
「右」であることに何か意味があるのか??
「右脇」が重要なのか??
・・そんなところを、また考えてみたいです・・^ ^
右上、左下??
「右なんだよね!」 ??











