またまた、「蝶形骨(ちょうけいこつ)」について・・^ ^
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蝶形骨について調べていたら、「蝶形骨器(ちょうがたこっき)」というものがあることがわかりました。
「蝶形骨器」とは、縄文時代、沖縄で作られていた 蝶の形をした装身具です。
「蝶形骨器(ちょうがたこっき)」
「沖縄縄文時代の蝶形骨製品」
(東京国立博物館研究誌)より
今から4千年前の縄文時代後期、主にジュゴンの顎の骨やあばら骨を使って作られていたそうです。
表面には幾何学的な文様が彫られていて、朱色の顔料が塗られていることもあります。
出土数が少ないことから、単なるアクセサリーではなく、何らかのシンボル的な意味を持った 使用用途が考えられています。
沖縄諸島では「蝶は神の使い」とする信仰や伝承が今でも残っていて、蝶は「ニライカナイ」の使者と言われます。
(ニライカナイ = 沖縄地方で海のかなたや海底にあると信じられる理想郷)
そのため、この「蝶形骨器」は、呪術の際にシャーマンが装着していたのではないかと推測されています。
イメージです
縄文時代、「蝶を模したもの」が、呪術用に作られていた・・
それほど、「蝶 に宗教的な意味があった」ということになりますね(興味深いです ! ( ゚д゚))
そして「骨」で作られているので、もしかしたらそれは「蝶形骨」を表しているのかも・・??
・・な〜んて、思ってしまうのでした・・ ^ ^