昨日のルートの話を続けます。
▶︎ルートは、自分で決めない。ルートは、自分の想像の域を超えたところに無限大に存在している
「何かが叶うルートさえも、自分の思い通りにしたい」
これはいわゆる「ミラクルを狙いたい」という気持ちから発せられるものだと思います。
しかしよく考えてみて。
狙い通り・思い通りだったらもう、ミラクルでもなんでもありませんよね（笑）。
意図した以上のものだからこそ、ミラクルなんです。
意志の力ではミラクルなんて起こせるわけがないんです。
だからそこをコントロールしよう、という気持ちはとっとと手放してしまったほうがいい。
私は、ミラクルの要素って「超・地味でシンプル」だと思っています。
地道な努力とか行動こそがミラクルに繋がっている。
それを「こんなのミラクルに関係ない」って思い込んでいるから、起きていても全く視界に入っていない、気づいていないことが多いんです。
▶︎【重要記事】引き寄せという言葉が嫌いになった、その前提はこんなものがあるお話
こちらの記事にも書きましたが
「何もしないで」ただ「奇跡を待つ」という姿勢。
出し惜しみ
出し渋り
ケチ
という姿勢です。
これは、言い換えれば「本当に確実にそうなるならやってもいいけれど、核心がないうちはやりたくない」という、損したくない精神の表れでもあります。
自分は指ひとつ動かさず、好きなものを自由に引き寄せたい。
吟遊詩人の出来上がりです（笑）。吟遊詩人については上記のリンク先をどうぞ。
今一度、自分に聞いてみてほしい。
「この、損得感情。本当に必要?」
損得を軸においてしまうと、全ての願いが大きくブレることになります。
なるべく自分の労力をかけず、お金もかけず、どこかから奇跡のように降りてくるのを待つ、という態度は、自ら願いが叶うルートを限定してしまっているということ。
どんなルートでも、願いが叶ったら嬉しい。
それなのになぜか「ミラクルを起こす人」になりたくてつい「ミラクル狙い」をしてしまう。
しまいには損得感情、コストパフォーマンスを意識するあまり、目の前にある豊かさに気づけない人が、とてもたくさんいます。
自分が頑張ることや労力を注ぐこと、お金を使うことが、損することだと思っているのです。
見返りなしの無条件で動くことは、自分にとって大損することだと勝手に思い込んでいるのです。
これこそ、ガツガツした考え方。
がめつくて、出し惜しんで、出し渋る、究極のケチです。
「もらったら、それに見合うものを返さなくちゃいけない」
「あげたら、それに見合うもの以上に返ってくるものだ」
そんな前提を抱えたままだと、受け取ることができなくなります。究極の受取拒否です。
豊かさは無限のものであるはずが、誰かが得をしたら誰かが損をする設定になっているのです。
結果、自分が豊かになることも罪悪感を覚えるし、相手が豊かになることも許せなくなる。
こういう人に絶対にミラクルや魔法のような奇跡は絶対に起こりません。
何もしないで結果だけを求める人は、「何もしないこと」が得、「努力すること」が損、という設定になっているからです。
だから「ミラクル」や「奇跡」だけ、なんとか起こそうとすることに躍起になります。
その結果「ワクワクしていたらうまくいく」という言葉を都合のいい解釈の元、実践したつもりになって「何も叶わない」「何も引き寄せられない」と文句を言うのです。
お金・恋愛・ビジネス・パートナー・夫婦間・幸せ・豊かさ…etc、どんなことに対しても同じです。
最初の前提、設定をきちんと見てみない限りは、何も変わらないどころかますます苦しくなる一方です。
「努力は損」「何かするのは損」「嫌なことは損」「がんばるのは損」という前提がある限り、ずっと「損」を引き寄せ続けるのです。
「損」があるところに「徳」があるわけです。
つまりはここにも、二極の世界が存在しているのです。
何度も言います。
繰り返し言います。
豊かさとは、数字やお金で測れるものではありません。
持っているものの金額の高さや種類の多さでも、測れるものではありません。
豊かさとは、今。
今ここにある、自分の大好きな、良質な世界を感じ続けることのみ。
物質として肉体（個の存在）は、痛みを伴う感情を嫌なもの、辛いものと認識し、避けようとします。
本来の自分（魂の存在）は、全ての感情を喜びとしています。
どんな感情であっても、胸を強く揺さぶられるものは魂にとっては全て喜びなのです。
私たちの本質は、魂の存在のほうです。
それがわかったら「損」も「徳」も存在などしない、頭の中だけのゲームだと理解できます。
「感情」は肉体に、「感覚」は魂に繋がっているのです。
それで感情揺さぶらせて遊ぶのが好きなら、それはそれでいいけれど
もし、もうその遊びに飽きているなら、心底うんざりしているなら
がめつさやケチは、とっとと捨てよう。
私は感情を揺さぶらせるなら、楽しいこと!! 嬉しいこと!!と、決めています。
それが私の「好み」だからね。
私が知る限り、世界で一番「がめつさ」から遠い人。
本当にものすごい「受け取り達人」である。
よき夜をお過ごしください。
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