酔人読書
やっと桜庭一樹の『私の男』を読み終えた。
あらすじとしては、津波で家族を一瞬に失った小学生の花と
父を海の遭難で失い、母を病気で亡くした二十代の淳悟が
養子縁組を結び親子となる。
二人は寄り添い愛し合い奪い合う・・・ホニャララみたいな感じ。
近親相姦の話な為か全体的にぬめっと湿った様な雰囲気が漂っている。
読んでいてエロさ加減など若干の気持ち悪さはあるが、
登場人物があまりにも切なく悲しい為『ま、よしとしよう』みたいな感じで読んでしまう。
また『お父さんからは夜の匂いがした』みたいな
所々の表現が上手いなと感じた。
この手の本は内容的に好き嫌いが分かれそうだが、
個人的には筆力もあり読んで損はしないような気がする。
また、桜庭一樹の違う本も読んでみたいと感じた。
そして次に安部公房の『箱男』を読み始めているが、
これはかなり私好みの不可思議な内容で、
怪しい雰囲気がプンプンしていい。
これから読み進めて行くのが非常に楽しみな作品であります。
では今日はこの辺で終わります。
さよなら、さよなら、さよなら。
春の旅その2
まず朝起きて風呂に入った。
やはり温泉と言えば朝風呂だろう。
あの明るい時間帯に入る風呂って何でワクワクするのだろうか?
私の心がまだ子供だからだろうか?
そんな事をちんぽこをぶらぶらさせながら、ふと考える。
ぶらぶら。
ぶらぶら。
そして次に朝飯へと突入し、
無駄に高いテンションで無駄に米を食い、
二日酔いの為気持ち悪くなる。
ぐったりしたまま宿を後にし、
予定していたイチゴ狩りへと向かう。
二日酔いのまま到着。
狩が始まる。
みんな~
楽しげだ!
楽しげだ!!
楽しげだ!!!
楽しげだ!!!!
楽しげだっ!!!!!
寂しげだ・・・
私は一人、とぼとぼと肩を落とし伝説のイチゴを探した。
見つからなかった。
そんな寂しさを抱えた私は次の目的地で、
はじけたっ!!
いや、壊れた!!
そして、みんな星座になった。
周りを歩いていたおじさんは苦笑いだった。
私はその表情を見逃さなかった。
と、言った様に我々はすったもんだ楽しく旅行をしたのでした。
『また行きたいなあ』
そう思いながら私は車窓から帰路をずっと眺めました。
おわり
春の旅その1
土、日とフットサルメンバーで温泉旅行へと出かけた。
久しぶりの旅行とあってテンションがすこぶる高ぶる予定だったが、
気温が高かったせいかのほほんと車に乗り込み、
ほわわんと温泉へとひた走った。
一時間・・・
二時間・・・
三時間・・・
・・・・・・・・・
時を経て旅館へと辿り着いた。
くつろぐ人々。
茶を飲み饅頭を頬張りながら、
到着した余韻に浸っている。
たぶん。
と、怪しげな場所を発見した。
洗面所らしき場所だが、
そこには洗面台は存在しない。
雑に処理され木が二本だけ埋め込まれている。
何なんだこの処理は・・・?
怪しい・・・?
いや・・・
それ以前に・・・
雑過ぎっ!!
などと部屋の方々の痛み具合、
処理具合を確認しながら一人心の中でつっこんだ。
そんな行為も一通り終わった頃、
晩御飯を食べに外へと出かける。
小一時間・・・
飯屋へ到着するが混んでおり二時間ほど待たされる。
やっと入れ牛刺しにありつく。
美味い!美味いぞ!!
感動のあまり失禁しそうになるが、
ギュッ!!っと肛門に力を込めそれを阻止する。
そして、その状態をキープしつつ、
いろいろな物を貪り食ってお腹を満たす。
贅沢な時間が流れる・・・
宿へ戻り宴が始まる。
ビール、ワイン、梅酒、焼酎。
色々な酒を飲み、語り、トランプをする。
そうして夜は更けて行った。
あっ?
枕投げするのを忘れていた。
そう今、気づく。
つづく
鳴き声が聞こえる
もう本当に花粉つらい。
寝ている間にも目をこすっている様で、
起きると目が出目金の様にぎょろりと飛び出しております。
鼻水も止まりません。
四六時中ズビズバシャバダバし、時折、
スーッと流れる涙の様に粘性の低い鼻水が滴り落ちるのです。
ポタポタ滴り落ちる雫。
それをペロペロ舐めると塩分が摂取できるのです。
これぞ究極のリサイクル。
ざっつ ぐれいと!!
あ、そうそう昨日は念願の味噌ラーメンを
パンチDEサトゥーさん夫妻と共にむさぼり食べました。
厚切りチャーシューと野菜の旨味が出たスープがいいです。
ちなみにチャーハンセットにしたのですが、
量が多くお腹が張り裂けそうでした。
そのせいか分かりませんが家に帰ったら放屁が止まりませんでした。
ブビッ!
ビビッ!
ブッ!
ブビビビーーーーッ!!
「この部屋に豚がいるぞ!」
と思ったのですが、
見回したところ私しか見当たりませんでした。
豚の鳴き声はすれどその姿は見えず。
とても不思議な体験を私はしたのでした。
ブビッ!!
やっぱり豚がいます。
戦うロボット
ちんちんびろ~ん♪
ちんちんびろ~ん♪
と、口ずさみながら高速で回転していたら、
ガリガリと地面にめり込んで行った。
ガリガリ、ガリガリ。
ガリガリ、ガリガリ。
地殻を削り進み行くと、
上部マントルのリソスフェア層に入り、
アセノスフェア層、ワーズレイアイト層、
リングウッダイト層を通過。
下部マントルへも易々進入、
そして通過へと至り、
ついにはコア(核)へと辿り着いた。
ちんちんびろ~ん♪
ちんちんびろ~ん♪
と、この頃には口ずさむと言うより祈りに近いモノへと変化し、
やがてはその祈りの様なモノが人知を超え地震を引き起こす。
コアから下部マントル層、上部マントル層へと地震波が伝わり、
地殻へと進入する瞬間、モホロビチッチ不連続面(通称モホ面)
にて突如地震波の速度を変化させる。
ちん・・ちん・・びろ~~ん♪
ちん・・ちん・・びろ~~ん♪
地上まであと一歩という所でヤツが天に現れた。
そして、ヤツは易々と地震を消してみせた。
天よりガイア(地球)に手をかざし、
「はっ!!」
と言う小さな掛け声で消して見せたのだ。
ガイアの人々は天を仰ぎながら手を合わせ、
あるいは十字を切り、その天に浮かぶヤツに向かって、
「神!ゴッド!」
などとヤツを呼んだ。
私はハイスピードで地上に上り、
ドリル回転をプロペラ回転へと変化させ、
ヤツがいる天へと昇って行く。
ちんちんびろーん!!
ちんちんびろーん!!
鬼の様な回転で私はヤツに突っ込んだ・・・
その後の事は憶えていない。
炸裂する強烈な光と共に私の意識は飛んだ。
散り散りなる体。
その各部位から飛び出す色とりどりのコード。
作動する自己修復機能。
徐々に私の体はつながり元へと戻って行く。
その間、ずっと空を眺めていた。
青絵の具をぶちまけた様な空だ。
ちんちんびろ~ん♪
ちんちんびろ~ん♪
全てがつながった。
私はまたヤツとの戦いに向かうため歩き出した。
今度は空には白絵の具をぶちまけた様な雲がのどかにフワフワと浮かんでいた。
私は口角をあげ笑ってそれを眺めた。(正確には人の真似をした)
『回転開始』
プログラムが動き出す。
私は戦うロボットだ。
あちこち
今日は朝からてんやわんやです。
病院行って、スーパー行って、病院行って、ドラッグストアー行って、
で、また病院行く予定。
病院三昧。
病院フルコース。
そんでもって花粉症で目がかゆい。
もう目、取り出してアイボンかなんかに浸けておきたい。
ヒタヒタに浸けて一週間寝かせたい。
熟成。
とめどなく熟成。
だが、
かゆい。
かゆい。
かゆい。
そして、
味噌ラーメン食べたい。
怪しい18篇
長い時間をかけてやっと異形コレクションの『進化論』 を読み終えた。
18の短編を集めたこの作品は、どれもおどろおどろしく、
読み応えのあるものだった。
特に個人的には以下の4篇が心に残った。
のでちょっとご紹介したいと思う。
『読むべからず』
ある作家をしている人物の元に手紙が届く。
その後から徐々に作家は体に異変をきたす。
手紙が原因か?そう気づいた時にはもう・・・
みたいなどこか鈴木光司の『リング』を思わせる作品。
読後『読むべからず』のタイトルの意味を知り、
「読んじゃったよ!どうすんだよ!」
と突っ込みつつブルブル震えながらおしっこを漏らしそうな面白怖い作品だった。
あぶねー!!
『書樓(しょろう)飯店』
紙魚(しみ)と言うフナムシみたいな虫が食せる
料理店で繰り広げられる人々のお話。
とにかく読んでいると口の中が常に気持ち悪く、
苦い汁でも出てきそうな感じに襲われた。
が、全体的に不思議なストーリー展開なのでグイグイ引き込まれる。
虫の多い時期にこれを読んだら更に恐怖を覚えるでしょう。
踊り食いとか怖い・・・
『楽園の杭』
捕まったテロリストが刑として強制的に宇宙船に乗せられ、
遥か彼方の宇宙探査をするお話。
そこで訪れた星には長い杭がそびえている。
そしてそれをグイグイと星をかき混ぜるように回す。
みたいな感じ。
あまり理解できない内容だったが、
その意味の分からない加減が読んでいて心地よかった。
また、一人宇宙に飛ばされたテロリストに漂う孤独感も良かった。
孤独な私には正にもってこいだった。
え?泣いてなんかいませんよ・・・
『おもかげレガシー』
40億年分の記憶をもつ少女エマノンと、
それに関わる人々が地球を救うお話。
不思議な力を持つと大変なんだなぁ~
って言うのと、そこから生まれる恋愛が暖かく、
いい話だなぁ~
なんつって思いました。
最後の短編に恋バナを持って来る辺りが、
この本は怖いだけじゃないんだぞ!
恋も行けるんだぞ!
っていう感じで上手いなぁ~と思いました。
恐怖話と恋バナ。
ドキドキは一緒?
そんな感じで読んでみた。
異形コレクションはシリーズなので今度また違うのを読んでみようと思う。
では今日もがんばって行きましょう~
あ、そうそうクローゼット開けちゃダメですよ。
いますからね。
バッドスメルで育毛生活
何かハゲ対策の為に育毛シャンプーつーやつを買ったんすよ。
んでその晩、風呂で頭ゴシゴシしたらば~
凄んげぇー臭せぇーの!
何か嗅いだ事のあるおっさんの臭い。
いやいやいやいやいやいや!
そのおっさんの臭いから遠ざかりたいからアレコレがんばってんのに、
何でその臭いで商品作っちゃうわけ?ねぇ?
とか深く眉間にしわ寄せて玉袋転がしながら思ったんだけど、
よくよく考えてみれば、
この臭いって・・・もしや?
髪育つ薬品の臭い?
おっさんのあのマイルドな臭いってもしや育毛剤の臭い?
って~気がしてきた。
そう考えるとあの臭いもがんばってる証なんだって思って、
同士よ!共にがんばりましょう!!
って気にさせられるから、
世の女性にお願いです。
あのマイルドな臭いをどうか許してください。
ゲラゲラゲラ!がんばっても報われない人生!!
とか言うのナシねっ!!
もしんな事言った奴には~
ポコチンオーバードライブ食らわすから!!!
(そんな技ねーけど)
漂う塊
私達は車幅が狭く暗く長いトンネルを走る。
壁には黒く染み出した水がポタポタと滴り落ち、
トンネル独特の薄気味悪い雰囲気をかもし出している。
と、後方から光が近づいて来るのが分かる。
そして、それはどんどんと光を強め接近して来る。
気づけばピタリと後方に着いた。
やや焦りを感じ運転手の女はスピードを上げるが、
離れる気配はない。
そのままのスピードでトンネルを抜け、
蛇行した山道を車体を左右に振りながら走る。
「スピードを落とせ」後方の誰かが言った。
それを聞いた運転手の女はスピードを落とす。
と、それに合わせる様に後続車もまたスピードを落とす。
そんな状態を幾度か繰り返し、
私達は苛立ちを募らせて行く。
「止まれ!」後方の座席からまた指示が飛ぶ。
運転手の女は車を止めた。
私達は車から降り止まった後続車に目を向ける。
すると後続車の運転手は薄暗い車内で口元だけを、ニヤリとさせた。
私はその男のどこも見ていない黒く冷たい瞳に背筋を震わせる。
途端、キュルキュルと地面にタイヤをこすり付け急発進させ男はその場を去った。
辺りにはゴムの溶けた臭いが広がって残された。
私達は言い知れぬ不安に駆られながらお互いをただ見合う。
「あ・・・」
誰かが声を漏らす。
周囲を見渡すと無数の銀色に鈍く光る直径1cm程の球体がユラユラと浮遊している。
「何だ・・・これは・・・?」そう呟く。
私達はその球体に得体の知れない恐怖を覚えた。
と、一発の球体が直線的な軌道を描いて仲間に当たり鋭い叫び声が
美しく星降る夜空に大きく広がり吸い込まれる。
そうして一発、もう一発と徐々に数を増して私達に襲い掛かる。
叫びを上げ右往左往逃げ惑う。
そこで微かに思う・・・罠か・・・?
気がついた時には宙に舞う無数の球体が一斉に鋭く飛んでくるのが私達には分かった。
「あぁ終わりだ・・・」
誰かが絶望の音色で呟いた。
「あぁ・・・」
それに私は同意しゆっくりと瞼を閉じた。
暗闇の中で無数の叫び声が聞こえる・・・











