父親が敵MSのパイロットだと知った


 ダイゴは、全力で立ち向かっていた。


 「クソッ!歯が立たない。」


 正直、ダイゴは苦戦していた。


 

 一方その頃、グラージュは


 敵の量産MSと戦闘中だった。


 「こちら、グラージュ・スターレンツ。


  セフィルート、応援部隊を頼む。」


 「もう、こちらの戦艦には


  MSは残っていません。


  [キセード]までもたせてください。」


 「了解。」


 グラージュは疲れていた。


 しかし、ここで堕ちるわけにはいかなかった。


 [キセード]には、グラージュの両親が働いていた。


 もう、10年も会ってない。


 今度[キセード]まで行くと言ったばかりだ。


 「ここで負けるわけにはいかないんだよ!」


 アサシンは背部にある


 テールスタビレートを開いた。


 そしてその瞬間、アサシンの機体の色が


 漆黒に輝いた。


 そして、グラージュはザフト戦艦に向けて


 圧縮エネルギー発射装置を構えた。


 「超圧縮高濃度エネルギー波、発射!」


 そして、超圧縮高濃度エネルギー波が


 ザフト戦艦に向かって発射された。


 そして、ザフト戦艦はいきおいよく爆発した。


 その後、グラージュはダイゴのもとへ移動した。


 「ダイゴが苦戦している?


  新型はそれほどなのか。


  頼む、間に合ってくれアサシン!」

 

 

 


 新型MSを視認したダイゴは、


 ブラスター ライアーガンダムの出せる限りの速度で、


 新型に迫っていった。


 しかし、ダイゴがものすごい速さで


 迫ってくるにもかかわらず、


 新型は動じもしなかった。


 「新型なんか関係ない。


  オレは全力で撃つ!」


 再び、圧縮エネルギーを放ったダイゴだったが、


 こんどは、ビームシールドで


 圧縮エネルギーを防いでいた。


 「くそっ!なんで効かないんだ。」


 すると、相手の新型MSから通信でメッセージが来た。


 「ひさしぶりだな。ダイゴ。


  そのMSをよく使いこなせるようになったな。


  ダイゴが俺のもとを離れて5年。

  

  以来、お前はテロ組織


  ポイズンファングに所属している。


  だが、それも終わりだ。


  ...ダイゴ。たった今からお前はここで死ぬ。


  お前の父親の手でなぁ...。」


 ダイゴがその手紙を読み終わった直後に


 通信により、音声が聞こえてきた。


 「よぉ、ダイゴ。今からお前を潰す。


  そして、ここをお前の墓場とする。


  父親に殺されるなんて、

  

  可哀そうな息子だぜ。


  フハハハハハハハハハ。」


 なんと、それは4年前にテロで死んだと思われていた


 ダイゴの父親、


 「ガウズ・エル・レスト」だった。


 4年前、ダイゴ自らが起こしたテロによって


 死亡したと思われていた。


 「何故だ、何故お前がここにいる。


  ...お前は母親を殺した。


  自らが乗ったMSで。


  オレはお前が許せない。


  今、ここでお前を殺す!」


 ダイゴは憎しみのこもった表情で言った。


 そして、ダイゴが圧縮エネルギーを放とうとした瞬間、


 ダイゴのエネルギー発射装置が


 微塵も無く破壊された。


 「やれるもんなら


  やってみやがれってんだよ!」


 しかし、ダイゴの父親の目は


 何故か、涙であふれていた。




 [キセード]を目指して3時間が経った。


 「あと、どれくらいで着くんだ?」


 グラージュが操縦士の「リーマ・レゾネント」に言った。


 「約2時間程度だと思います。


  ザフトの艦隊とは最短でも


  約1時間後には接触します。」


 リーマは真面目な顔で答えた。


 「そうか。」


 

  約30分が経過した頃に、


 リーマが警報を鳴らした。


 「戦闘体勢に入ります。


  各メンバーは自分の持ち場に着き、


  戦闘への準備をしてください。


  繰り返します...」


 ダイゴはそれを聞いて、


 セフィルートのMS格納庫に行った。


 

 ダイゴが格納庫に着くと、


 整備士の「フォーク・デュオッサ」が


 ライズ1の前で頭を抱えていた。


 「困ったな。ライズ1の整備にあと3時間は掛かる。


  宇宙戦はライズ1が有利なんだがなぁ...」


 「じゃあ、ライズ3で出る。


  そうすれば問題ないだろ。」


 ダイゴが後から歩み寄りながら言った。


 「ライズ3で大丈夫なのか?」


 デュオッサは心配したが


 ダイゴは気にしなかった。



 それから数十分後、


 ザフト艦隊が攻撃を仕掛けてきたようだった。


 「ダイゴ・ガルヴァ・レスト ライズ3、行くぞ。」


 ダイゴはそういって戦場へ飛び立った。


 「続いてライズ4 どうぞ。」


 ライズ2、4、6は無人戦闘機のために


 自動発射される。

 

 「グラージュ・スターレンツ アサシン、出る!」


 グラージュはいつもの感じだった。


 

 戦闘域に入ったダイゴはすぐさまライズ4と合体し、


 「ZGMF-P66S/α2+β2 ブラスター ライアーガンダム」


 となり、ザフト軍艦に狙いを定めた。

 

 ブラスターの特徴は大型の圧縮エネルギー発射装置。

 

 これは軍艦をたった一撃で破壊することが出来る。


 「行けー__________________ 。」


 しかし、圧縮エネルギーを撃った直後、


 ザフト軍艦から1体のMSが出現し、


 圧縮エネルギーで対抗してきた。


 その姿は、ライアーガンダムと酷似していた。


 「やはりでたか。


  こちら、ダイゴ・ガルヴァ・レスト。


  新型MSを視認。全力で撃つ______ 。」


 


「フライト ライアーガンダム」はわずか5分で


 研究所の防衛MSを全て撃破した。


 「_____ ミッション、完遂。」


 ダイゴは静かに言った。


  

  「ガンダムアサシン」と「フライト ライアーガンダム」は


 ポイズンファングの宇宙戦闘艦「セフィルート」に戻った後、


 艦内で会議を行った。


 「地球連合軍から受けた依頼は終わった。」

 

 ダイゴはポイズンファングメンバーに告げた。


 「地球連合軍からは金はもらっている。


  問題はこの後だ。」ダイゴはけわしい表情で言った。


 「この後、俺たちは補給のために、


  エデン第2ブロック[キセード]に向かう。


  だが、その周りにはザフト軍の艦隊が動き回っている。」


 「それを突破すればいいんじゃないの?」


 オペレーターの「レイ・ジェーズ」が言った。


 「本来ならば突破するべきところだが、


  この付近の場所で、ザフトは新型を開発したらしい。


  しかも、アサシンとライアーの発展型だ。」


 とダイゴはとても残念そうだった。


 「俺たちの機体の上を行く機体...ということか。」


 グラージュが言った。


 「そういうことになるな。」ダイゴがグラージュに答えた。


 アサシンとライアーは試作機。


 試作機は正式採用機の元となった。


 俺たちが新型を生み出してしまった。


 「ダイゴ...やろう!やるしかねぇ!」


 グラージュはダイゴに向かっていった。


 「俺たちにはそうするしかねぇんだ。


  たとえ、相手が俺たちより上の機体をもっているとしても。」


 グラージュは立ちあがり、そう言った。



  しばらくして、[キセード]まで


 ザフト艦隊を突破することが決まった。


 「よし、じゃあ行くぞ!」ダイゴが指揮を取る。


 「おうっ!」ポイズンファングメンバーは


 ダイゴの期待に応えて見せるかのよう言った。


 テロ開始の合図があった後、


 「エデン国際宇宙研究所」の付近の林に潜入していた「ポイズンファング」のメンバー


 「グラージュ・スターレンツ」がMSを起動させた。


 彼も「G.U.N.D.A.M.」に乗る者だ。


 彼の射撃の腕は「ポイズンファング」の中でナンバー1といわれている。


 そして彼の乗る機体「ZGMF-P61S ガンダムアサシン 」は射撃に特化している。


 まさに彼専用の機体といえる。


 そして、彼は「エデン国際宇宙研究所」の内部マップデータを基に


 新技術研究室に狙いを定めた。


 「何で俺たちが地球連合軍の依頼を受けないといけないんだよ!」


 彼は愚痴を言いつつも、拡散レーザー弾を放った。


 研究所は爆発した。


 そして、研究所の隣にある倉庫から防衛MSが次々と出てきた。


 「クソッ!そういうことかよ。」


 防衛MSの数は約20機程度。


 しかし最新型防衛MSのため、なかなか撃ち落せなかった。


 「ダイゴ、応援頼む!」グラージュは悔しそうに言った。


 すると、グラージュの後からダイゴの乗る戦闘機「ライズ1」が現れた。


 その後から無人戦闘機「ライズ2」が飛んでいた。


 そして、「ライズ1」と「ライズ2」が縦に並び、空中で変形・合体した。


 このダイゴの乗るMSは「ZGMF-P66S/α1+β1 フライト ライアーガンダム 」。


 中距離戦に優れ、サポート及び主格機として活躍する機体である。


 「このミッション、完遂する__________ 」