オーブから海底基地破壊作戦の


 支援をうけることになったポイズンファングは、


 オーブの支援するMSを見学しに行った。


 代表として見学にいったのは


 グラージュとクルスだった。


 本来、グラージュでは無く、


 ダイゴのはずだったのだが、


 ライズ0の最終チェックを終わらせていなかったため、


 グラージュが代わりで行くことになったのだった。

 

 

 オーブMS海軍の格納庫に到着したグラージュたちは、


 倉庫についた瞬間に驚いた。


 MSが数百機もならんでいたのである。


 オーブ格納庫案内係が説明をしていた。


 「驚きましたよね。


  ここが、海軍のMS格納庫です。


  陸軍と空軍の倉庫も別にあります。」


 説明されながら奥へ進んでいくと、


 案内係が立ち止まった。


 「このMSが海底基地破壊作戦を支援するMSです。


  [MBF-M84D ダークアストレイ ] です。


  これを30機ほど作戦に出します。」


 グラージュは機体の前で立ち止まった。


 「この機体...どこかで見覚えがある...」


 グラージュは1人で呟いた。


 案内係は説明を始めた。


 「この機体は水中や陸、それと空。


  どのような環境でも使用することが出来ます。


  ただし、水中だと若干スピードが低下します。


  ですが、最新鋭のMSですので、


  ザフトの機体にも対抗できる力を持っています。」




 翌日、オーブの海軍基地に着いた


 ポイズンファングメンバー達は、


 各機体の最終整備を行っていた。

 

 

 一方その頃、ダイゴとグラージュは、


 オーブ議事堂の会議室で


 依頼人である、オーブ代表代理である、


 「ストレ・エマーソン」と会談を行っていた。


 ストレはダイゴたちに訴えかけた。


 「カガリ様は考えが甘すぎます。


  海岸線沿いに住む国民達は


  毎日、海底基地のエンジン音などから来る


  地震に悩まされておられるのに。


  そして、今最も重要なのが


  オーブとザフトの対立です。


  今、両者は対立関係にあります。


  これで、万が一戦争などが起きれば


  オーブのすぐ近くにある


  海底基地から攻撃されてしまいます。


  なのにカガリ様は中立関係を保とうとしてらっしゃいます。


  このままではオーブが危なくなるばかりです。」


 ストレが話した後、ダイゴたちは


 海底基地の数を数えた。


 「ザフトの海底基地の数は


  15ほどです。」

 

 グラージュは驚いた。


 「15?それは多すぎないか?」


 ダイゴが質問するとストレはこう答えた。


 「この海底にはザフト軍が35年ほど前から所有している


  鉄鉱資源があります。ザフトはそれをMSなどの


  装甲などに使用しているそうなのです。」


 

 それから、約2時間ほど話し合った結果、


 オーブからもMSの支援があるそうだった。


 


 補修も終わり、


 新たな機体も手に入れたダイゴたちは、


 地球にある、オーブから依頼を受けていた。


 「ザフト軍の海底基地を破壊してほしい。」


 という機密保持つきの依頼だった。


 ポイズンファングは依頼があれば


 すぐにでも実行する。


 ダイゴたちは地球へ向かっていた。


 「地球には明日ごろ着きます。


  それまで、各自で休憩をとってください。」


 リーマが艦内全てのメンバーに伝えた。


 ほとんどのメンバーが休憩を喜んでいた。


 実は「ケテル」に着いた後も、


 補修やMSの調整。さらには食材などの資源を


 運ばなければいけなかったからだ。


 

 ダイゴはリーマからの通達を受けた頃


 格納庫にいた。


 まだ、ライズ0の調整が終わってなかったからだった。


 「ライズ0はノーマルタイプのMSだから、


  すべてのライアーガンダムのうち、


最もバランスの取れている機体だ。


  しかも、ライズ1、3、5 のいずれかを


  機体背部に装備することで


  その機体の性能をコピーすることが出来るんだ。」


 デュオッサはダイゴに熱く語っていた。


 「まあ、簡単にいうと万能だってことだろ?」


 ダイゴは聞き返すと「そういうことさ。」


 と返してくれた。

 

 

 グラージュはダイゴたちを影で見ていた。


 「俺のアサシンには何もしなかったのかよ。」


 グラージュは少し怒っていた。


 「そんなことは無いですよ。


  少し、テールスタビレートの性能向上と


  腰部にビームハンドガンを装備しました。


  センサー系も性能向上してますので


  むしろアサシンの方がパワーアップしてますよ。」


 そう笑顔でグラージュに答えたのは


 ポイズンファングには少数しかいない


 女性整備士の「クルス・ファームルト」だった。


 「そうなのか?自分の機体の変化に気付かなかったオレって...」


 そういいながらも、グラージュは少し照れていた。

 

 実はグラージュ、ポイズンファングに入って


 ずっとクルスに片思いだったのだった。


 


 ザフト艦隊をくぐり抜けたダイゴ達は、


 1時間後にエデン第2ブロック


 [キセード]にたどり着いた。


 

 そして、ブロック外部のポイズンファング基地


 「ケテル」にセフィルートを収納した後、


 補修作業を行っていた。


 ダイゴは「ケテル」のロビーで


 「ケテル」の最高責任者


 「ルーカス・ジェーズ」と会話していた。


 ダイゴはルーカスに尋ねた。


 「後、どれくらいで補修が終わるんだ?」


 「最低でも1週間はかかる。


  急いでやってはいるんだがな。」


 「そうか。すまないな。」


 その後、2人は新型のもとへ向かった。



 「ケテル第4整備場」では新型の整備や


 破損したMSの補修を行っている。


 そこで、ダイゴは新型のもとへ向かった。


 それはライズ5とライズ6だった。


 大型対艦実体剣と大型ビーム刀を


 それぞれ二つずつ装備している。


 まさに、格闘専用の機体といえる。


 それに加え、ダイゴはある機体も受け取った。


 その機体はライズ0。


 ライズ0は単体でMSに変形する。


 その力は未だ計り知れない。


 


 


 グラージュがダイゴのもとへ着いたとき、


 ダイゴのブラスター ライアーガンダムの武装は


 全て、破壊されている状態だった。


 「ダイゴ!大丈夫か?」


 グラージュがライアーガンダムに近づこうとした時、


 ライアーガンダムの背部にもある、

 

 テールスタビレートが開いた。


 そして、その瞬間にライアーガンダムは


 深緑のように染まっていった。


 「こ、これはアサシンと同じだ。


  でも、アサシンの時とは色が違うな...」


 グラージュが驚いていると、


 ダイゴからグラージュへ通信音声がきた。


 「Delta System.....発動。」


 ダイゴがそういった直後に、


 真っ先に敵に向かっていった。


 「お前を絶対、許さない!」


 ダイゴはビームサーベルで戦った。


 普通の時とは違い、


 ビームの色が緑色だった。


 ダイゴの父は何も言わず、


 ただ、ひたすら無言で戦っていた。


 ダイゴは戦いの途中で言った。


 「お前は今までに何人もの命を奪い続けた。


  自分の知らない命、小さな命、


  そして大切な人の命...


  オレはお前がやってきたことが許せない。


  たとえ、それが本当の親であったとしても...


  

  ガウズ・エル・レスト!


  ここで今、お前を倒す!」


 ガウズ・エル・レストはビームバリアを張った。


 だが、ダイゴはそれを


 ビームサーベルを使い、突破した。


 そして、ビームサーベルで敵MSを貫いた。


 「はあっ!」


 

 そして、ダイゴは敵MSを撃墜した。


 敵MSの残骸は無残にも宇宙へ散っていった...