翌日、オーブの海軍基地に着いた
ポイズンファングメンバー達は、
各機体の最終整備を行っていた。
一方その頃、ダイゴとグラージュは、
オーブ議事堂の会議室で
依頼人である、オーブ代表代理である、
「ストレ・エマーソン」と会談を行っていた。
ストレはダイゴたちに訴えかけた。
「カガリ様は考えが甘すぎます。
海岸線沿いに住む国民達は
毎日、海底基地のエンジン音などから来る
地震に悩まされておられるのに。
そして、今最も重要なのが
オーブとザフトの対立です。
今、両者は対立関係にあります。
これで、万が一戦争などが起きれば
オーブのすぐ近くにある
海底基地から攻撃されてしまいます。
なのにカガリ様は中立関係を保とうとしてらっしゃいます。
このままではオーブが危なくなるばかりです。」
ストレが話した後、ダイゴたちは
海底基地の数を数えた。
「ザフトの海底基地の数は
15ほどです。」
グラージュは驚いた。
「15?それは多すぎないか?」
ダイゴが質問するとストレはこう答えた。
「この海底にはザフト軍が35年ほど前から所有している
鉄鉱資源があります。ザフトはそれをMSなどの
装甲などに使用しているそうなのです。」
それから、約2時間ほど話し合った結果、
オーブからもMSの支援があるそうだった。