海底基地が浮上したのを


 レーダーで確認したダイゴは、


 セフィルートに通信した。


 「ポイズンファングに告ぐ。


  ライズ0、及びアサシンが帰艦し、


  補給が終わり次第、


  フェイズ2を開始する。


  海底基地破壊のために備えよ。」


 「了解!!!」


 メンバーはみな言った。


 

 ダイゴたちは海底基地を全て破壊した。


 そして、グラージュはセフィルートへ通信した。


 「セフィルート、今からそちらへ向かう。


  MSの補給準備を頼む!」

 

 「了解。クルス!補給準備を頼む。」


 「わかりました。」

 

 

 一方、海底12番基地では


 ディアボロスの損出を受けて、


 会議が行われていた。


 「指揮官!このままでは我が12番基地が


  やられてしまいます。MSはもう残っていません。


  宇宙まで行くには時間がかかりすぎます。


  いったいどうされるおつもりですか?」


 「心配するな。もう応援部隊は呼んである。


  それに奴も既に見つかっている。

 

  彼にはもう戦いしかないんだよ。」


 「ガウズ・エル・レストですか?」


 「ああ。つい先ほどレーダーで発見された。


  彼がついたら早くプロトポットに入れておいてくれ。」


 「了解。」

 

 

 セフィルートに着いたダイゴたちは、


 すぐに、MSの補給を行っていた。


 「ダブルデルタバーストはまだ未完成だったよ。」


 「まだ調整の途中でしたから。


  仕方がないことです。」


 クルスはにこやかに言った。


 そして、ライズ0の調整中にグラージュの声が聞こえてきた。


 「クルスー。ちょっと来てくれ。」


 「はい。わかりました。」


 2人の仲はいい様子だった。


 

 そして、補給が終了した。

 

 「ダイゴ・ガルヴァ・レスト ライズ0行くぞ」


 「グラージュ・スターレンツ アサシン出る!」


 そして、ほかのMSパイロットも


 パーツ・データごと転送して、組み立てた


 MBF-M86B アストレイB-86で4機が戦闘に出た。

 

 

 「これより、海底基地破壊作戦フェイズ2を開始する!」


 「ライアーガンダム 起動!」


 ダイゴはライアーガンダムを信じていた。


 Delta Systemを発動していたライアーは、


 機体色がブラックだった。


 「お前をここで倒す!」

 

 ダイゴの目は本気だった。


 「ディアボロス。お前の力を見せてやれぇぇぇ!!!」


 

 そのころ、ザフト海底12番基地では、


 海面浮上の準備をしていた。


 「海面浮上まで後、どれくらいだ?」


 「はい、約10分程度で終了します。」


 「そうか。」


 海底基地のなかで、12番基地だけが海面浮上することが出来る。


 そして、海面浮上した後は、


 宇宙へ飛び立つ準備がされる。


 「ポイズンファング、また会おう!」



 「はあぁぁぁっ!!!」


 ライアーガンダムはビームサーベルのみで戦っていた。


 「くそっ!どこを狙えばいいんだ?」


 グラージュは後方から、援護射撃をしていた。


 「その程度かダイゴ?


  こんどはこっちからいくぞ!」


 ディアボロスは腕部にある大型エネルギー射出砲から


 圧縮エネルギーを放出した。


 「みな、よけろぉぉ!」


 だが、ダイゴの声はむなしくも届かなかった。


 そして、ダークアストレイは全滅した。


 「くそっ!この戦いだけで30人もの命が失われてしまった。」


 ダイゴはしばらくしてから言った。


 「みんなの命...無駄にはしない!」


 そして、ダイゴはライアーガンダム背部の


 テールスタビレートを全開にし、


 金色の翼を展開した。


 そして、両腕部に装備されている


 高濃度エネルギー圧縮砲を全開にした。


 「ダブルデルタバースト!」


 その金色の光は、ディアボロスの腹部を貫いた。


 「ダイゴ...オレを甘く見るなよ...」


 ガウズは脱出装置で海面浮上した。


 そして、ディアボロスは海の藻屑となった。



 だがその頃、海底12番基地は海面浮上し、


 宇宙へと飛び立っていた...


 ダイゴは海底基地の破壊作業をしていると、


 オーブMS部隊から通信が来た。


 「こちら、オーブMS部隊。


  海底12番基地より、巨大なMAが出現。


  現在、戦闘中。応援頼みます。」


 「こちら、ダイゴ。


  了解。海底11番基地までは破壊した。


  いまからそちらへ向かう。」


 ダイゴは、ライズ0で向かった。


 「ダイゴ、今すぐ俺もそっちに行く。」


 グラージュもすぐに海底12番基地に向かった。


 

 海底12番基地付近についたダイゴは驚愕した。


 一機の巨大なMAがダークアストレイ数十機を圧倒していた。


 「なんなんだ、あのMAは...」


 巨大MAは海底基地を護っていた。


 そして、敵MAから通信がきた。


 「ダイゴ、またあったな。」


 「その声は..ガウズ・エル・レスト!


  お前、なんで生きているんだ?」


 「フッ、脱出装置をつかったのも分からなかったのか?


  そんなんじゃまだまだパイロットとして甘いな!」


 ガウズは挑発していた。


 そして、通信が切れた直後に敵MAは


 上部が展開、変形してMSになった。


 「これが本当のディアボロスだ!」


 ディアボロスと呼ばれるMSは


 通常のMSの3倍以上の大きさはある。


 ダイゴはこれをどうやって倒すか悩んでいた。


 そして、しばらくしてからダイゴは言った。


 「瞬間変形、Delta System発動!」


 ライズ0は新たなるガンダムへと変わった。


 海底基地へダイゴが圧縮エネルギー砲を発射すると


 海底基地のひとつが破壊された。


 すると、瞬く間に他の海底基地からMSが現れた。


 そのほとんどが水中専用MSだった。


 ザフトの水中専用MSを視認した直後に、


 ダイゴのもとへ情報が入ってきた。


 「こちら、オーブMS部隊。


  敵MSは[UMF-004FX ザッシャー ]と判明しました。


  しかし、数ではこちらのほうが上です。」


 その情報を聞き、ダイゴは味方部隊に告げた。


 「敵MSのモノアイを狙え。


  そこに当たれば敵は身動きできなくなるぞ。」


 すると、味方部隊は一斉に敵MSのモノアイを狙い始めた。


 そして、5分も経たずに敵MSを破壊してしまった。


 

 一方その頃、ザフト海底基地では焦りの声が聞こえ始めていた。


 「指揮官、いったい何なんですか、あれは?」


 「そうあせるな。あれはおそらくポイズンファングだ。


  どこから依頼を受けたのかは知らないが、

 

  どちらにせよ、我々が倒せねばならない相手であることは確かだ。」


 指揮官は落ち着いていた。


 「では、あの機体を出せ!」


 「あの、機体ですか?


  しかし、あれはまだ調整中では?」


 「こうなれば仕方が無いだろう。」


 そして、数分後。


 MS格納庫ではあるMSが発進の準備をしていた。


 「ひゃはははは!準備万端だぜぇい!!!!」


 「では、発進どうぞ!」


 「OMG-XF08D ディアボロス、ガウズ・エル・レスト 惨殺する!」


 MSの見学から帰ってきたグラージュは、


 ダイゴとブリッジで話していた。


 「いいとこ見せられなかった...」


 悔しがっていたグラージュだったが、


 明日は作戦当日となるので


 少し気を引き締めろといわれてしまった。


 

 作戦当日


 グラージュはアサシンの最終チェックを行っていた。


 「よし、これでいいだろう。


  んじゃ、着替えてくるか。」


 グラージュがアサシンのコクピットから降りたとき、


 目の前でクルスが待っていた。


 「どうしたんだ、クルス?」


 グラージュが聞くとクルスは言った。


 「...必ず...帰ってきてください...」


 クルスは少し恥ずかしそうな様子だった。


 「当たり前だろ。オレはそう簡単にやられないよ。」


 そういって、グラージュ格納庫をあとにした。


 

 しばらくして、リーマは警報を鳴らした。


 「戦闘体勢に入ります。


  各メンバーは自分の持ち場に着き、


  戦闘への準備をしてください。


  繰り返します...」


 そして、戦闘態勢に入ったセフィルートは


 海底より数キロはなれた浅瀬で待機していた。


 ダイゴはライズ0からセフィルート内に信号を送った。


 「よし、これより海底基地破壊作戦を開始する。」


 

 「ダイゴ・ガルヴァ・レスト、ライズ0 行くぞ!」


 海底に向かって水中を進むダイゴに遅れて、


 グラージュも発進していた。


 「グラージュ・スターレンツ アサシン、出る!」


 海底を進んでいく中でダイゴたちは、


 ザフト海底基地を視認した。


 「オーブMS部隊に告ぐ、


  これより、オーブMS部隊は、


  本作戦の間、このダイゴ・ガルヴァ・レストが指揮を執る。」


 「了解。任務に全力を尽くします。」


 そして、海底基地破壊作戦が開始された...