「ライアーガンダム 起動!」


 ダイゴはライアーガンダムを信じていた。


 Delta Systemを発動していたライアーは、


 機体色がブラックだった。


 「お前をここで倒す!」

 

 ダイゴの目は本気だった。


 「ディアボロス。お前の力を見せてやれぇぇぇ!!!」


 

 そのころ、ザフト海底12番基地では、


 海面浮上の準備をしていた。


 「海面浮上まで後、どれくらいだ?」


 「はい、約10分程度で終了します。」


 「そうか。」


 海底基地のなかで、12番基地だけが海面浮上することが出来る。


 そして、海面浮上した後は、


 宇宙へ飛び立つ準備がされる。


 「ポイズンファング、また会おう!」



 「はあぁぁぁっ!!!」


 ライアーガンダムはビームサーベルのみで戦っていた。


 「くそっ!どこを狙えばいいんだ?」


 グラージュは後方から、援護射撃をしていた。


 「その程度かダイゴ?


  こんどはこっちからいくぞ!」


 ディアボロスは腕部にある大型エネルギー射出砲から


 圧縮エネルギーを放出した。


 「みな、よけろぉぉ!」


 だが、ダイゴの声はむなしくも届かなかった。


 そして、ダークアストレイは全滅した。


 「くそっ!この戦いだけで30人もの命が失われてしまった。」


 ダイゴはしばらくしてから言った。


 「みんなの命...無駄にはしない!」


 そして、ダイゴはライアーガンダム背部の


 テールスタビレートを全開にし、


 金色の翼を展開した。


 そして、両腕部に装備されている


 高濃度エネルギー圧縮砲を全開にした。


 「ダブルデルタバースト!」


 その金色の光は、ディアボロスの腹部を貫いた。


 「ダイゴ...オレを甘く見るなよ...」


 ガウズは脱出装置で海面浮上した。


 そして、ディアボロスは海の藻屑となった。



 だがその頃、海底12番基地は海面浮上し、


 宇宙へと飛び立っていた...