MSの見学から帰ってきたグラージュは、


 ダイゴとブリッジで話していた。


 「いいとこ見せられなかった...」


 悔しがっていたグラージュだったが、


 明日は作戦当日となるので


 少し気を引き締めろといわれてしまった。


 

 作戦当日


 グラージュはアサシンの最終チェックを行っていた。


 「よし、これでいいだろう。


  んじゃ、着替えてくるか。」


 グラージュがアサシンのコクピットから降りたとき、


 目の前でクルスが待っていた。


 「どうしたんだ、クルス?」


 グラージュが聞くとクルスは言った。


 「...必ず...帰ってきてください...」


 クルスは少し恥ずかしそうな様子だった。


 「当たり前だろ。オレはそう簡単にやられないよ。」


 そういって、グラージュ格納庫をあとにした。


 

 しばらくして、リーマは警報を鳴らした。


 「戦闘体勢に入ります。


  各メンバーは自分の持ち場に着き、


  戦闘への準備をしてください。


  繰り返します...」


 そして、戦闘態勢に入ったセフィルートは


 海底より数キロはなれた浅瀬で待機していた。


 ダイゴはライズ0からセフィルート内に信号を送った。


 「よし、これより海底基地破壊作戦を開始する。」


 

 「ダイゴ・ガルヴァ・レスト、ライズ0 行くぞ!」


 海底に向かって水中を進むダイゴに遅れて、


 グラージュも発進していた。


 「グラージュ・スターレンツ アサシン、出る!」


 海底を進んでいく中でダイゴたちは、


 ザフト海底基地を視認した。


 「オーブMS部隊に告ぐ、


  これより、オーブMS部隊は、


  本作戦の間、このダイゴ・ガルヴァ・レストが指揮を執る。」


 「了解。任務に全力を尽くします。」


 そして、海底基地破壊作戦が開始された...