好きな炭酸飲料 ブログネタ:好きな炭酸飲料 参加中
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炭酸。

あの心地よい口内の刺激。

炭酸。

あの爽やかな刺激。

炭酸。

あの青春をともにした刺激。

炭酸。


・・・もういいよっ!


炭酸飲料ねぇ

代表的なものは

まず コーラですよね

黒いの。

何年か前に「コカコーラC2」ってでたの覚えてますか?
To favorite you ~大好きな君に~ ←こんなの

なんか謎のまま消えていったんですが

要は、ダイエットコーラみたいなもんだったみたいですね

都市伝説(?)みたいな 噂みたいな話で

「コカコーラC2を冷蔵庫で冷やし続けると、炭酸が意味わからないくらい増える」

よくよく考えれば容器が耐えれないですよね

口に含んだ人が飲み込めないほどになるそうです 話によると。

確かめてはいないですが

まずないでしょうね 笑

あ、あとペプシ。

あれ、あんま飲んだことないです。

コーラのほうに手が伸びますね。

ペプシとはあまり縁がないのかも。

ピグでペプシのやってたのは喜んで参加してましたけど(笑)


あとは、ファンタ。To favorite you ~大好きな君に~

豪華なCMが話題ですよねw

曙笑えるw


でもファンタよりコーラより好きな炭酸飲料があります。。



ライフガード? To favorite you ~大好きな君に~

あの緑色の迷彩のパッケージでインパクトが強いのでは?

僕も一時期この味にハマりましたね

今でもたまに飲みますけど。

でもでも、それ以上に好きなもの。。。

数々の炭酸飲料を抜き、僕の中で1番を勝ち取った飲み物!!



三ツ矢サイダー ALL ZERO 

    です!To favorite you ~大好きな君に~

爽やかな味がなんとも いえない。

ん~ 飲みたい。

普通のヤツ
To favorite you ~大好きな君に~
      ↑ですが

これもマズくはないんです

でもでも、やっぱり甘ったるい。

後味がさっぱりしてないとね。

それを考えると ZEROが一番ですね。

うますぎる。


ちょっと前に触れたファンタですが、ファンタのサイダーもありますよね

あれが出る前はファンタといえばフルーツ系のサイダーのイメージがありましたが

ちょっとイメージが変わりましたね

朝青龍が「ファン太郎」を演じてておもしろかったですしねw


To favorite you ~大好きな君に~




とにかく・・・・


自分の中で一番は

三ツ矢サイダーのALL ZERO
です!!


倉庫のようなところで星哉と直輝が向かい合って立っている。
直輝「・・・それで、久美はどこだよ」
星哉「さぁ? どうかね」
直輝「・・・」
久美「んー!んんんー!」
口をふさがれた久美の声が聞こえた。
直輝「久美!」
駆け寄ろうとする直輝
久美「んんんんー!!」(助けてー!!)
後ろから出てくる5人の男たち その一人が縛られた久美の腕を掴んでいる
5人のなかには雄悟もいた。
直輝「久美を放せ」
雄悟「この前の借りは返すぜ」
直輝「興味ねぇんだよ」
雄悟「・・・うるぁ!」
殴りかかってくる
それをかわす直輝。
雄悟「ちっ おいやっちまえ!」
周りの男どもが直輝によってかかってくる
直輝「邪魔だぁ! くっ!」
押さえつけられる直輝
直輝「くはっ」
久美「んんんー!!」(やめてー!!!)
ボッコボコにされる直輝。
直輝「ぐあっ ぬぅっ」
久美が口に巻いてあるガムテープをなんとか自力で剥がす
久美「やめて!! それ以上暴力は・・・」
泣き出す久美
星哉「それぐらいにしとけ」
星哉のひとことで5人が暴行をやめた。
ボコボコにされた直輝が気を失い倒れている。
直輝「・・・」
星哉が直輝に近づきむなぐらを掴む
星哉「久美は渡さねぇよ」
後ろから叫び声。
久美「誰がアンタみたいな男に!!」
直輝「・・・っ」
星哉「まだ気があるか」
倒れたまま星哉の足を払った
星哉「ぬっ」
ゆっくりと立ち上がる直輝。
立ち上がり背筋を伸ばしたとき
バン!・・・ 銃声がした。
直輝が後ろへ倒れこむ
星哉「・・・やっちまったな」
直輝のまわりから血が流れ出る・・・
銃口から煙が出る
撃ったのは雄悟だった。
久美「っ・・・・直輝ーーーーー!!!!!」

久美「はっ!」
飛び起きる
久美「・・・夢か」
時計を見る
3時14分
あたりはまだまだ暗い。
久美「変な夢みたな・・・」
ずいぶんうなされていたのだろう。
額は汗でぬれていた。
夢が衝撃的だったので手がしびれているような、体が重いような感じがしている。
久美「・・・」
カレンダーに目をやる。
今日は土曜日。
学校は休みだ。
久美「・・・ふぅ・・変な夢だった」
台所へ行き水を飲む。
深呼吸をする
落ち着いてから耳を澄ますと外では雨が大降りのようだ。
雷もなっている様子。
久美「・・また雨か」
寝室に戻りベッドに横たわると、すぐに眠りについた。

再び起きると8時30分だった。
台所へ向かうと久美の母、小林 絵里(こばやし えり)がいた。
絵里「おはよ ずいぶん寝たわね」
久美「うん なんか変な夢見ちゃって、夜中に目が覚めちゃって」
絵里「そうなの 早くご飯食べちゃいな」
久美「うん」
絵里「あとこれ」
箱を渡される
久美「え」
絵里「久美がほしがってたもの」
久美「あぁ! そうかそうか ありがとう」

颯汰は7時に起きて喫茶店を手伝う。
颯介「おい颯汰ー トースト大丈夫か?」
颯汰「うん いい感じ」
美冴「玉子焼きできたよー」
颯汰「俺もってくわ」
いつもより慌しい朝。
というのも、大吾が社員旅行の近くにWINGSがあったからといって団体を強引に詰め込んだからこうなったのだ。
店内は大吾の会社の人でほぼ満員状態。
  「おじさーん このフレンチトーストおいしいね!」
  「ホットドッグうまい!」
  「フレンチトーストうまいなぁ」
  「このセットいいねぇ」
料理は大好評であった。

直輝は早くから家を出て青空公園で久美と待ち合わせ。
プレゼントを買うべく、早めに家を出たのだ。
そう、今日は久美の誕生日。
直輝もプレゼントスタンバイOK。
9時半、約束の時間。
青空公園にて────
一足先に着いたのは直輝だった。
噴水前のベンチで座って待つ。
ケータイでメールをする
  「まだ?」
返信「まだだよ~」
ケータイに釘付けになる直輝
後ろから忍び寄る影・・・
肩をたたかれる。
直輝(まさか・・・)
2秒ほどあと後ろを振り向く。
直輝「・・・久美かぁ びっくりした」
久美「てへへ♪」
直輝「今日は思いっきり楽しむつもりだからな」(笑)
久美「もちろん」
公園を出発する。
商店街に入る。
久美「あ、あれカワいい」
まさかの猫耳グッズ。
直輝「・・・いや、かわいいんだけどね」
久美「え?・・・ほら かわいい」
直輝「ぶっ」(笑) (めっちゃかわいいじゃん!!)
久美「どう?」
一回転して見せた
直輝「うん・・めっちゃかわいい」
久美「買いだぁ」(笑)
値札を見る
200円
久美「・・・安っ」
即レジへ持っていった。
直輝「いいじゃん かわいい」
久美「えへ♪」
腕に抱きついてくる。
直輝「それつけたまま行くの?」
久美「あ・・・どうかなぁ いいと思う?」
直輝「さすがにだめだと思う」
久美「だよね」
猫耳をはずす。

商店街を出た。
久美「どこ行くの?」
直輝「ひひひー 映画」
久美「映画!?」
直輝「映画」
久美「映画!?」
直輝「映画」
久美「何を見るの?」
直輝「It will break my heart」
久美「あー 奈美が小説読んでないてたやつか」
直輝「そうそう」
久美「いいねー♪」
直輝「行こ」
久美「うん」

歩いて5分ほど
映画館にたどり着く。
上演時間まで後10分
そこまで人は多くなかった。
久美「そんなに待たなくてよさそうだね」
直輝「よかったよかった」
ポップコーン、飲み物を用意し、順番を待つ。
久美「キャラメルポップコーンおいしい!」
直輝「んー」
久美「やばい」
直輝「おいおい、食べすぎだろ」(笑)
久美「すっごいおいしい」
口にポップコーンのくずをつけながら話す子供っぽさが久美の魅力なのかな と思う直輝であった。
上映時間になり、ブザーが鳴り響く。
ほかの映画の宣伝が終わり、とうとう始まった。
久美「・・・」
久美がバクバクとポップコーンを食べる音がよく聞こえる
直輝「・・・」
だんだん見入ってくる二人。
主人公歩美が、元彼の章吾との復縁を描いた物語なのだが、涙なしには見られないくらいに悲しい話らしい。
案の定後半になると久美から涙が流れていた。
久美「うぅぅぅぅ」
直輝「泣きすぎ」
久美「だってぇ かわいそうじゃん歩美!」
直輝「んー 悲しい話ではあるけど」
久美「ほら! ほら! いけ!」
いい感じのシーンで興奮する久美。
直輝「・・」(笑)

キスのシーンで急に久美が静かになった。
静かに大号泣していた。
直輝「久美?」
久美「グズン」
鼻をすする。
  「好きだよ」
テーマソングが流れハッピーエンドを迎える。

映画館を出る。
目が腫れてる人が多い。
それほど感動の映画なのだった。

直輝「泣きすぎでしょ」
久美「はぁー 泣き疲れた」
びしょ濡れのハンカチを手に取る。
直輝「これ使えよ」
自分の青のハンカチを取り出す。
久美「ありがと」
この後、しばらく青空公園の噴水前で休むことにした。
久美「ふぅーっ」
やっと目の腫れが治まってきた。
ケータイを開く直輝。
直輝「・・・」
久美「あぁー 疲れた」
直輝「・・・ちょっとトイレ」
久美「うん」
小走りでトイレに向かう直輝。

直輝「・・・なんでここにいんだよ」
星哉「たまたま・・な」
トイレの裏には星哉の姿が。
直輝「今やる気か」
星哉「・・・フン・・やってもいいんだぜ?」
近寄ってくる
直輝「チッ」
星哉「・・それ以上久美に近づくんじゃねぇよ」
直輝「言ってろ」
星哉「今現在も・・・続いてるんだぞ?」
直輝「・・・何が」
星哉「・・まぁ せいぜい楽しめばいいさ その分だけ・・犠牲が生まれる」
その場を去る直輝。
星哉「・・まだわかってないみたいだな」
戻る直輝
久美「おぉ 遅かったね」
直輝「あぁ ちょっとね」
久美「これからどうする?」
直輝「あぁ・・・うん」
久美「どうかした? おなか痛いの?」
直輝「いや 大丈夫 どこいこうか」
微笑みでごまかす。
久美「うーん 直輝ん家行きたいなー・・・なんて思ってたりしなかたり・・・」
直輝「俺ん家!?」
久美「・・だめだよね」
しょんぼりする
直輝「いや ぜんぜんいいよ!」
久美「えっ ほんと!?」
直輝「あ、でも・・・」
久美「でも?」
直輝「・・・親」
久美「お母さんいるの?」
直輝「父さんもいる」
久美「・・・あちゃ」
直輝「俺は久美ん家行きたい」
久美「えぇ!?」
直輝「久美ん家・・・」
久美「いいけどー・・・」
直輝「誰かいるの?」
久美「・・・この際さ、親にも知らせない?」
直輝「うん・・・・ わかった」
久美「どっちから?」
直輝「まずは俺ん家いこう」
久美「わかった」
ゆっくりとした歩幅で自転車へ向かう
自転車にまたがり直輝の家へ走る

10分後 2階建ての直輝宅へ到着。
久美「・・・なんか緊張する」
直輝「緊張しないでいいよ 遊びにきたんだからさ」
久美「うん」
直輝「俺先に入るわ」
玄関を開ける
直輝「ただいまー」
家に声が響く
右の方の部屋から声が聞こえる
  「おかえりー」
母の声。
遠山 響子(とおやま きょうこ)だ。
響子「ずいぶん早かったね」
玄関に顔を出す
響子「あれ?」
久美「あ、こんにちは」
緊張した微笑みを浮かべる
直輝「俺ん家で遊ぶことになった」
響子「・・ふーん」
2階へ上がる。
階段を上がり、廊下を歩き、2番目の部屋のドアに「NAOKI」と書いてあるボードがぶら下がっていた。
ドアをあけると、平凡な部屋があった。
ベッドの横に机、ベッドの下にタンス。ベッドの横の壁には大きめの窓。
机の前には小さな窓。ドアの左には2人がけのソファがあった。
すこし広めのごく平凡な部屋だった
机には冬休みの宿題が開いてあった。
直輝「まだ終わってないんだ」
久美「やらないとダメじゃん」
直輝「はぁー」
久美「座っていい?」
直輝「あ、いいよ」
久美「よいしょっと」
直輝「・・・俺の家来るのはよかったけど・・なにするの?」
久美「うーん・・・考えてなかった」(苦笑)
直輝「ははは」
ドアをノックする音が聞こえる。
響子が顔を覗かせた
響子「お菓子持ってきたけど 食べる?」
久美「いただきます!」
直輝「あぁ ちょっとまって」
クローゼットからローテーブルを出す。
直輝「ありがと」
響子「ごゆっくり」
久美「どうもぉ」
緊張して微笑む。
テーブルの上にはクッキーとオレンジジュース。

とても幸せな時間が過ぎた。
悪夢を忘れて・・・。


なんで浮気するんだと思う? ブログネタ:なんで浮気するんだと思う? 参加中
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んー・・・

えっ

えぇぇぇ!?

ずいぶんすごいなこと聞いてきますね 笑

浮気・・・

結婚はしてないから

まぁ二股ってレベルですけど それならされたことありますね

したことはないですが 笑

んー

自分もね、二股寸前のときがありまして

多分 〝慣れ〟ってやつじゃないんですかね。

当たり前幸せ

それに慣れてしまうと、また新たに違う刺激を求めてしまう。

人間の本能・・・・といったら変ですけどね。

ほかの異性が気になるのはどうしようもないこと。

ですから、しょうがないんじゃないでしょうかね。

あ、断じていいことではありませんよ。 決して。

でも、、

飽き足りない・・・というか なんというか

当たり前の幸福に気づかないってやつじゃないですか?

実際、彼女、彼氏、あるいは夫、妻がもしいなくなったら と考えると大変なことになると思いませんか?

それをれてしまうんです。

そして忘れてしまうのはそれだけでなく、そのパートナーのいいところを、忘れるんですね

忘れた状態でパートナーより美しい人に会えば、そりゃあ下心くすぐられますわな。

防止策としては、できるだけたくさんの時間をすごすこと・・・もありますが、相手のいいところを見つめることですね。

容姿でも、性格でも、なんでもいいです

今現在浮気したくないと思ってるなら、パートナーのいいところを胸に刻んでおいてください

そして、自分以外にこの人を幸せにはできないと考えておくことですかね。

脱線しました。

幸せを噛み締めることが大事です。

そして今以上の幸せをもとめてはいけません。

一歩違う方向へ歩めば、「まだ大丈夫」という理由のない言葉が生まれます。

犯罪をやらかした人間の心理とにてますよね。

その「まだ大丈夫」がどんどん悪化させていきますから、気をつけたほうがいいですよ

浮気0が幸せへの近道....かもよ。


直輝「・・・」
  「・・・あ、言い忘れた 俺の名前・・」
直輝「・・・」
  「神崎 雄悟(かんざき ゆうご)」
直輝「興味ねぇ」 
雄悟「そうかい」
とても早いジャブが直輝めがけて飛んできた
直輝「フッ」
かろうじてガード。
後ずさりする
雄悟「シュッ シュッ」
ダッキングから側面へ中段蹴りが入る
直輝「ぬっ」
雄悟「コンビネーションジャブ」
3連続のジャブが直輝を襲う
直輝「うっ・・ちっ」
ブチ切れた。
闇雲に雄後に向かってパンチを繰り出す
直輝「ぅおーーー!!」
だが大体避けるかガードされる。
直輝(くそ・・・大技を狙うか・・) 「ふぁっ!」
右に1回転し勢いをつけエルボーを狙う
雄悟「うぉっと」
直輝「ちっ」
もう一度右回転からジャブ
雄悟「ふっ」
これが避けられる
回転の勢いのまま中段キックを入れる
直輝「シャドウストーム」
雄悟「ぶっ」
直輝「・・キックボクシングばかりじゃないんでね」
雄悟「・・ケッ」
直輝「コンボダブルニー」
3連続ジャブからの回転膝蹴り
最後の膝が命中
雄悟「ぶはっ」
横に倒れこむ
雄悟「・・・ちっ 本気でいくか」
直輝「最初からそのほうがよかったんじゃねぇか?」
雄悟「黙れ・・エルボーハンマー!」
直輝の上腕を直撃
直輝「っ! ニーアッパー」
膝を高く振り上げた
雄語のあごを直撃する
後ろに尻餅をつく
雄悟「・・・フン トルネードが得意系か」
直輝「だったらどうした・・・トルネードコンボ」
左回転中に膝蹴り、そのまま回転しボディブローから右回転しハイキック
雄悟「ぐ・・・技名言うの好きだな」
直輝「お前もな」

本気の殴り合いはすぐに決着がついた。
3分後・・・
直輝「もう遅い これで終わらせる」
雄悟「は?」
直輝「まだ練習中の技だが・・・」
雄悟「ナメてんなよ・・・」
直輝「フェイスファンク」
両肩をつかみ一瞬自分もろとも後ろにひきつけ一気に膝を顔にキメる
雄悟「はっ そんな! ぶぁっ!!!」
うつぶせに倒れこんだ
雄悟「・・ぞ・・ぞん゙な゙・・」
直輝「ケッ」

公衆電話から久美に電話を入れる
久美「・・・もしもし?」
直輝「直輝だけど・・今どこにいる?」
久美「え、番号変えたの?」
直輝「いや、変えてない」
久美「まぁいいや どうした?」
直輝「あぁ、なんでもない 声が聞きたかっただけ」
久美「あ、そう じゃ切るね」
直輝「また明日」
帰り道────
直輝「いてっ 口切れてるな」


翌日────────
学校にて。
颯汰と奈美は相変わらず仲良く二人で登校してきた
颯汰「おっす」
直輝「おっす」
奈美「どうしたのその怪我!」
直輝「あぁ・・・転んだ」
颯汰「転んだ!?」
奈美「ずいぶん派手に転んだね」(笑)
直輝「あぁ」
笑ってごまかす。
久美「おっはー・・直輝!」
直輝「ははは・・・」
久美「どしたの!?」
直輝「こ・・転んだ」
久美「気をつけてよー」
直輝「あぁ」
本当に気をつけてほしいのは久美のほうなのだが・・・と思う直輝。
直輝「剣悟は?」
久美「まだみたいね」
颯汰「まだだな」
直輝「そっか」
久美「あいつにしては珍しいね」
直輝「・・・あぁ」
颯汰「風邪か?」
久美「ないない」
直輝「・・・んん」
奈美「どしたの?」
直輝「え? 俺か」
奈美「直輝」
直輝「え、いやなんともないよ」
奈美「・・ふーん あ、颯汰ちょっとこっち来て」
颯汰を廊下に呼び出す
奈美「今ので確信した」
颯汰「え?」
奈美「ほとんどあたしの推測なんだけどね」
颯汰「うん」
奈美「直輝のあの怪我、剣悟の欠席・・・」
剣悟「してねぇよ」
後ろから肩を叩かれた
颯汰「剣悟・・おまえ、腕・・」
痛々しく首から吊るされていた
剣悟「悪いけど、あんまり変なことにまで口を挟まないほうが・・いいと思うぞ」
奈美「・・・え」
剣悟「そういうことだ 幸せを失いたくないだろ?」
そういって教室へ入っていった
颯汰「・・なんだアイツ」
奈美「・・・・何か知ってるはず」
剣悟を追いかける
奈美「剣悟」
剣悟「ん」
奈美「なんか知ってるんでしょ」
剣悟「・・いや」
奈美「・・・もういい聞かない」
剣悟「首を突っ込まないほうがいい・・」
奈美「なにがよ!」
直輝「剣悟・・・」
颯汰「ちょっとそれはないんじゃねぇのか?」
割って入ってきた颯汰
剣悟「・・・は?」
颯汰「お前らを心配して話聞いてる奈美にその態度はどうだってんだよ」
剣悟「・・・だから言ってんだろ お前らは関わらないほうがいい」
颯汰「おまえ・・・」
剣悟のむなぐらを掴む
颯汰「カッコつけてんなよ」
クラスが騒然とする
剣悟「・・・」
静かに立ち上がる剣悟。
しばらくにらみ合う
奈美「やめ・・」
剣悟は右手で颯汰の頬をぶん殴った
剣悟「心配してんのはこっちだ バカが」
パン!!
奈美が剣悟に平手打ちをした。
奈美「・・・あんた何様?」
涙目で話し出す
奈美「かかわらないほうがいいって・・こっちの気持ち知ってから言ってみろよ!!」
颯汰「・・奈美」
奈美「・・・」
気づけばクラスは騒然としていた
久美「やめなよ奈美 よくわかんないけどさ」
奈美「・・・はぁ・・はぁ」
頭に血が上ったのか、奈美はその場に倒れこんだ
颯汰「奈美!」
奈美「はぁ・・・大丈夫 ちょっとめまいが・・・」
颯汰「・・・ばか」
剣悟は1人澄まして空を眺めていた
ゼヨが教室に入ってくる
ゼヨ「はい座れー・・何やってんの?」
久美、直輝、その他やじうまに囲まれ倒れこむ奈美を抱きかかえる颯汰
先生から見ればどう考えても異様な光景だろう。
奈美「あ、ちょっとめまいが・・・」
ゼヨ「保健委員は? あ、櫻井か」
奈美「そう」
颯汰「俺が行く」
ゼヨ「もうすぐ朝の会だから急げよ」
颯汰「はい」
やじうまが散らばり各自の席へ向かった

奈美の肩をとり保健室まで連れて行く
廊下を出たあたりで
奈美「それ肩痛い」
颯汰「・・・」
奈美「・・おんぶ」
颯汰「しゃぁねーな」
しゃがみこむ
奈美「ありがと♪」
颯汰「ういっしょ・・・重いな」(笑)
奈美「うるさいうるさい!」
頭を叩く
颯汰「コラつかまってろよ危ない」
階段に差し掛かる
奈美「無理しないでよ?」
颯汰「大丈夫」
奈美「重いんでしょ?」
颯汰「うそに決まってるだろ」(笑)
奈美「もー」
2分後 保健室に着いた。
颯汰「失礼します」
養護の新池 奈津子(しんいけ なつこ)先生がいた
奈津子「どうしたの?」
颯汰「ちょっとめまいがしたみたいで倒れちゃいました」
奈美「そこまで重度じゃないんで大丈夫ですよ」
奈津子「付き添いありがとね各務くん戻っていいわよ」
颯汰「あ、お願いします」
奈美「じゃ、また後でね」
颯汰「おう、失礼しました」
保健室を出る
奈津子「37'6℃・・んー ちょっと体温が高いわね」
奈美「ぜんぜん大丈夫です!」
奈津子「でもちょっと休んだほうがいいと思うわ 朝の会が終わるころまで休んでいきなさい」
奈美「あ・・はい」

朝の会が終わった。
奈津子「調子はどう?」
奈美「あんまり変わりはないです」
奈津子「もっかい体温測ってみて」
体温を測っているうちに保健室にもう1人生徒が入ってきた
紗詠「しつれいしまぁす」
奈美「紗詠」
紗詠「あ、奈美じゃん」
奈美「どうしたの」
紗詠「熱」
奈美「マジで?」
奈津子「櫻井さんも熱あるでしょ」
奈美「あ、そうだ」
奈津子「砂藤さんも測って」
紗詠「はい」
奈美「はぁ」
紗詠「なんかだるい」
奈美「早く教室に戻りたいな」
紗詠「あたし帰りたい・・・」
奈美「そんなにだるいの?」
額に手を当てる
奈美「・・熱い」
紗詠「はぁー」
体温計が鳴る
紗詠「え・・・」
奈美「うわぉ」
38'7℃という数字が並ぶ
奈津子「あちゃー こりゃぁだめだね」
紗詠「だめですよね・・・」
奈美「紗詠ぇ」
紗詠「ごめん」
奈津子「早退の手続きしてくるね」
紗詠「はい」
なんだかいつもよりか細い声をしている
奈津子「あ、櫻井さんも、調子よかったら戻ってね」
奈美「あ、はい・・じゃね紗詠 お大事に」
紗詠「うん じゃぁね」
奈美「早く治せよー」
扉を閉めて活き活きと出て行った。
紗詠「はぁ 早退か」
しばらく保健室で静かにしているとチャイムが鳴った。
放課になり廊下が騒がしくなる
2分ほど後・・・
奈津子「どう?調子は」
紗詠「ちょっとだるくなってきたかな・・・」
奈津子「お母さん来てくれるって」
紗詠「ありがとうございます」

教室では何事もなく授業が進んでいった。
奈美「この漢字わかる?」
    漆
颯汰「・・・うるし?」
奈美「おお! 正解 これは?」
    雌蘂
颯汰「んっ・・・めしべ?」
奈美「すごい! これは?」
    蠢く
颯汰「んー・・・ざわつく?」
奈美「ざんねーん うごめくでした」
拍手をする
直輝「久美」
久美「ん?」
直輝「56(x+y)+19y=?」
久美「56x+56y+19yで56x+75yか!」
直輝「正解! すげぇな」(笑)
久美「簡単♪」

保健室─────
紗詠はベッドで寝ていた
紗詠(熱上がってる気がするなぁ)
奈津子「お母さん来たよ」
  「こんにちはー・・」
紗詠の母:本名 砂藤 詠未
奈津子「ちょっと熱がありそうなので、早退させますね」
詠未「お世話さまです」
ぺこりと頭を下げる
奈津子「お大事にね」
詠未「病院に直行ね」
紗詠「うん・・・」

病院にて・・・
医師「んー・・・インフルエンザかもね」
紗詠「えっ」
詠未「そうですか・・・」
医師「ちょっと検査してみましょう」
鼻に綿棒をねじ込まれる
紗詠「んっ・・・」
誰でも涙目になってしまうものだ。
医師「はいごめんねぇ」
綿棒が抜かれる
紗詠「うぅぅ」
医師「結果が出るまで時間がかかりますので、待合室で待っててくださいね」
詠未「あ、はい」
5分後・・・
医師「んー。 新型インフルエンザですね」
紗詠「新型・・・」
医師「ちょっと熱を測ってもらっていいですか」
39'3℃
医師「うーん 学校にいたときより熱が上がっているようなので、しばらく安静にしたほうがよさそうですね」
詠未「そうですか・・・」
紗詠はずいぶんと落ち込んでいるようだった。
紗詠(しばらく学校は休みかぁ)
看護士「お大事にしてください」
詠未「お世話様です」

学校にて 帰りの会────
ゼヨ「早退した砂藤さんですが、インフルエンザだったとのことです 家に帰ったら手洗いうがいを忘れないように」
教室がざわめく
帰り道────
奈美「剣悟に殴られたとき口切れたんでしょ?大丈夫?」
颯汰「あぁ ちょっと痛い」
奈美「ちゅーしたら治るかな」
颯汰「出たな ちゅーの話」
奈美「へへへっ♪」
颯汰「どうしたんだろうな剣悟」
奈美「多分・・・直輝の怪我とも関係あると思う・・・」
颯汰「うーん・・・」
奈美「あんまり深入りしないほうがいいっていうのがすごく気になる」
颯汰「なんか・・・いやな予感がする」
奈美「いやな予感?」
颯汰「口じゃ言えんけど」
奈美「それもそうだけど、インフルエンザ気をつけないとね」
颯汰「そうだな 俺らどっちかが菌持っててちゅーしたら共倒れだよな」(笑)
奈美「颯汰となら死ねる♪」(笑)
笑いあう。


             何かが起こる。


翌日の学校─────────

ゼヨ「健康観察をしまーす 体調の悪い人ー」
  「はーい」
直輝と久美が手をあげた
ゼヨ「どした」
久美「風邪気味です 鼻つまってます」
直輝「右に同じ」
クラスに笑いがおこる
ゼヨ「・・はい 無理しないようにね」

学校が今日も始まった。
いつもと同じ颯汰、奈美、直輝、久美、剣悟で話していると
紗詠が声をかけてきた
紗詠「今度遊ぼうよ」
奈美「あぁいいよ」
直輝「どこで?」
紗詠「うち来て」
久美「あれ、直輝って紗詠と仲良かったっけ?」
紗詠「え」
直輝「あ・・ちょっとね」
紗詠「ちょっとね」
颯汰「何?」
紗詠「え、いや何もないって」
剣悟「そういえば、紗詠ん家ってケーキ屋だよな」
紗詠「そうだよ 新作できたから ご馳走しようかと思って」
久美「おおぉ」
颯汰「いいねぇ」
直輝「待ってました!・・でも何で俺らに?」
久美「うん、いつもほかのメンバーじゃん」
紗詠「え、いやぁ・・き、気分かな」
久美「ふーん」
奈美「・・・何か変だよね」
直輝「え 何が」
奈美「直輝と紗詠が話すのが」
紗詠「そこまで変?」
颯汰「だって小学校も違ければ部活だって違うし」
剣悟「クラスでもそこまで話してなかったしな」
紗詠「・・・そう?」
直輝「別に・・ねぇ」
久美「・・・ふーん」
直輝「その前に・・・話したいことがある」
奈美「・・なによ 改まった顔して」
直輝「俺さ・・・」
紗詠「ん?」
久美「・・・」

直輝「久美と付き合ってる」

一同「ええええええええええええ!!!」
颯汰「・・ずいぶん・・軽く言ったな」
奈美「・・ほんとに!?」
剣悟「・・・」
上がった口がしまらない剣悟。
一同驚きを隠せない。
奈美「・・ほんと?」
久美「ほんと」
紗詠「・・・ほんと?」
久美「ほんと」
剣悟「久美がすきなのか」
直輝「・・あぁ」
颯汰「・・・おぉ」
紗詠「・・・そ、そうなんだ・・・」
紗詠は昨日あったことがどんなことだったのか悟った。
紗詠(だから・・あんなことしてたのか・・)
颯汰「それよりさ、今日居残りやん俺」
紗詠「あ! あたしもだ! やってくるの忘れたぁー」
直輝「俺もだ・・・」
奈美「・・・はぁ やなこと思い出させないでよね」
紗詠「ほんと・・・」

案の定帰りの会後・・・
ゼヨ「あ、忘れるところだった 課題が出てない人居残りな 教室で待っておくように」
ため息がこぼれる
紗詠「はぁ・・・」
颯汰「・・・ハァ」
直輝「すぅー・・・っ はぁー」
奈美「吸うなや」(笑)
剣悟「ゼヨ! 俺できた!」
ゼヨ「よーし剣悟帰ってよし」
剣悟「うっし!」
ガッツポーズ。
直輝「こらぁ 裏切り者めー」
颯汰「ぶーぶー」
剣悟「出さんやつが悪い」
ゼヨ「そのとおりだ はやくやれ」
一同「はーい・・」
だがこのメンバーでは地道に勉強なんてムードが続くわけもなくあっという間に会話の場となってしまった

30分後、ゼヨが教室に戻ってきた
ゼヨ「図書室に移動するから来い」
図書室に行くと、先人がいた 
隣のクラスの塩田 眩介(しおた げんすけ)だ。
そこまで勉強はできない。運動もそこそこ。顔もそこそこ。 いたって普通。
直輝「あ、眩介だ」
眩介「あぁ 直輝」
ゼヨ「他の組と合同でやるからな」
奥には眩介のほかに3人ほど女子がいた。
3組の岩槻 夏穂(いわつき なつほ)と、高見 夕子(たかみ ゆうこ)、薪橋 望美(まきはし のぞみ)だ。
3組でも特に結びつきの強い女子3人グループ。 3人そろって居残り中。
ここに来ても会話は止まらなかった。
奈美「そんなわけないでしょー」
直輝「絶対そうだって!」
紗詠「でも・・ありそう」(笑)
颯汰「はぁ・・・」(笑)
直輝「絶対わざとだ」
奈美「ほんとにわざとじゃないって!」(笑)
昨日のイヤホンを片方ずつはめたまま寝てしまったときの話だ。
颯汰「だって俺のほうが先に寝たもん わざと寝るなら奈美だろ」
奈美「もう、、わかったよわかった! わざとですよ!」(笑)
直輝「やぁっぱり」
紗詠「ははは」
奈美「それよりさ、紗詠の恋愛の話聞かないよね」
紗詠「え・・・?」(照)
颯汰「それは確かに」
直輝「うん」
紗詠「えぇ・・・」
颯汰「なんかあるだろ」(笑)
紗詠「んー」
奈美「もったいぶってないでいいなよぉ」
紗詠「んでもさぁ あたし元彼引きずってるからさ・・・」
視線を落とす
奈美「・・・そうなのか」
紗詠「まぁ、そういうことだから」
直輝「で、それは誰?」
颯汰「おい、待て、・・お前は鬼か」(笑)
直輝「あ、さぁーせんしたぁ」
笑いがおこる
颯汰「直輝は久美だもんな」
奈美「そうそう」
直輝「うるせー お前らだってお似合いだぞ」
奈美「それはどうもどうも」
颯汰「あ、でさ、昨日久美が不機嫌だったの何?」
直輝「あぁ・・・んー、頭痛かったんだって」
奈美「そうなの あ、今日風邪気味って言ってたしね」
直輝「そうそう」 (俺と一緒に雨に打たれたからでしょうけどね)
颯汰「そうしてるうちに課題終了ぉぉ!!」
奈美「うわっ 裏切ったな」
颯汰「はっはっはー」
奈美「なーんて言ってるあたしももうとっくに終わってまーす どうだ!」
颯汰「だったら早く行けよ」(笑)
直輝「なんかカップルで漫才やってるぞ」
紗詠「ははは」
奈美「だって颯汰と帰りたかったもん♪」
直輝「出たー」
颯汰「ゼヨんとこ行ってくる」
紗詠「いつもこんな感じ?」
直輝「そうだよ いつもだよ」
紗詠「なんか・・うらやましい」
微笑む。 でもその笑顔には寂しさがまみえた。
奈美「・・紗詠」
紗詠「ん?」
奈美「・・・大丈夫だって!」
肩を叩く
紗詠「痛いっ」(笑)
奈美「紗詠かわいいから、いい男寄ってくるよきっと」
紗詠「うん・・ありがと でも・・あたしはあの人しか考えられなくて」
奈美「こんなかわいい女の子を捨てた男は誰なのォ!」(笑)
紗詠「あぁ・・・振ったのはあたし」
奈美「え・・・」
ドアが開く
颯汰「奈美、まだ?」
奈美「あ、ごめん行く行く じゃね紗詠、直輝」
紗詠「じゃあね」
直輝「じゃあな」

帰り道────
奈美「紗詠さぁ」
颯汰「ん?」
奈美「紗詠・・・自分から振ったのになんで後悔してるんだろ」
颯汰「さぁ 俺人振ったことないから わかんね」
奈美「んー」
颯汰「それより、直輝の話が驚いた」
奈美「あたしは薄々気づいてた」
颯汰「まじ?」
奈美「マジマジ」
颯汰「ほぉ」
奈美「だって仲良かったし あの2人」
颯汰「んー」
奈美「あたしらが寝ちゃったときも2人で来てたしさ」
颯汰「うん・・まぁそう言われれば確かに」
奈美「でしょ? そういえばさ、昨日何があったんだろうね 久美」
颯汰「え、直輝が頭痛かったからって言ってたじゃん」
奈美「なんかうそくさいんだよね 最近の直輝」
颯汰「そう?」
奈美「女のカン」
颯汰「カンか」
奈美「なーんかね 変」
颯汰「変か・・・」
奈美「んー あっち行ってからなにかあったはず」
颯汰「ほぉ たとえば?」
奈美「んー・・・」
腕を組んで考える
奈美「ん~・・・多分いちゃいちゃしてたんじゃないの?」
颯汰「いちゃいちゃって具体的に何?」
奈美「んー ちゅーとか」
颯汰「ちゅ・・・ちゅーか」
奈美「ちゅーだよ」
颯汰「直輝と久美がちゅーねぇ・・・」
奈美「ちゅー・・あたしが颯汰にちゅーしたらどうするよ!?」
颯汰「え、別に今でもしそうじゃん」
奈美「じゃぁしてもいい?」
颯汰「えっ」
2人の足が止まる
奈美「してもいい?」
下から顔をのぞく
颯汰「えっ」 
奈美「照れてるんだなぁ」
颯汰「べ、別に」
目をそらす
奈美「目をそらすな」
颯汰「・・・」
奈美「あたしを直視しなさい」
颯汰「・・えっ」
視線が重なる 見つめ合う二人
奈美「・・・」
颯汰「・・・」
奈美「・・・」
颯汰「・・・」
奈美「・・・」
颯汰「・・・」
奈美「かぁ~っ」
颯汰「勝った」
奈美「はぁ」
真っ赤な顔をしている
颯汰「バカだな」(笑)
奈美「まだちゅーしてあげないもんね」
颯汰「なんだそれ」(笑)
奈美「バカッ!」
腕をどつく
颯汰「だからなんだそれ」(笑)
奈美「んもぅ!」
颯汰「なんでやねん」(笑)
これをいちゃつくと言うのだ。

居残り組は
紗詠「残されちゃったね」
直輝「あぁー」
紗詠「どれくらいで終わりそう?」
直輝「んー どうかな 終わりそうにない」(苦笑)
紗詠「頑張って」(苦笑)
直輝「はぁー」
紗詠「ふぅ・・・Sadness・・・」
直輝「え?」
紗詠「悲しみって意味・・・」
直輝「・・さどねす・・・」
紗詠「・・・そう Sadness」
直輝「サドネス・・ハピネス!」
紗詠「そうはいかないけどね・・・」
小声でつぶやいた
直輝「え?」
紗詠「いや、なんでもない・・」
直輝「何か元気ないね」
紗詠「いや・・別に 大丈夫だよ」

なにか重なるものを感じた・・・
    久美と・・・・・・
直輝の何かを刺激した。
変に強がるところ。 まわりに迷惑をかけないところ。
久美を思い出した

直輝「・・・っ・・」
紗詠「・・どうかした?」
直輝「い、いや」
紗詠「・・・はぁ 終わらなーい」
直輝「・・・紗詠・・」
紗詠「ん?」
直輝「元彼って誰だ」
紗詠「えっ・・・」
直輝「そんなに悲しくなるなよ」
紗詠「・・いや・・・だって」
直輝「なんで振ったの」
紗詠「当時・・・あの人には・・・もう・・」
だんだん声のトーンが落ちていく
紗詠「・・他に好きな人が・・いたから・・・」
直輝「・・・」
紗詠「それなのに、いつまで経っても何も言ってこない・・・ただ、冷たくなっていったの」
直輝「・・紗詠はどうしたの」
紗詠「・・知ってることは伏せておいて、必死に振り向かせようとしたの」
直輝「・・・そしたら」
紗詠「変わることは・・なかった だから、決心したの」
直輝「紗詠は・・いい女だと思うよ 彼女がいる身で言うのはどうかと自分でも思うけどさ」
紗詠「・・え・・・」
直輝「すぐ・・・幸せになれるって」
紗詠「・・ありがと・直輝・・・・」
笑って見せた。
直輝「・・・はは」
そして黙々と課題をやり始める
紗詠「あ・・・範囲終わってた 89ページまでだよ」
直輝「え・・・俺今103ページ・・・」
紗詠「そこ習ってない範囲じゃないの?」
直輝「だって、答え見てるし」
紗詠「そんなことだろうと思った」(笑)
直輝「じゃ出しにいこ」
紗詠「うん」
午後5時提出完了。
紗詠と直輝が最後だったらしい。

帰り道──
あたりはすっかり暗い。
直輝と紗詠は逆方向なので校門で別れた。
しばらく鼻歌を歌いながら自転車で家へ向かう途中
人通りの少ない裏道で、横から大声で、でも少しかすれた声が聞こえた
  「な、直輝!」
驚いた直輝は自転車を止めた。
そこにいたのは・・・なんと剣悟だった。
剣悟「・・・直輝・・・」
左腕を右手で押さえていた
直輝「どうしたんだよ!こんなとこで 転んだか?」
剣悟「バカか・・そこまでドジじゃねぇよ」
直輝「じゃぁ どうしたんだよ」
剣悟「それより・・・久美が危ないかもしれねぇ・・・」
直輝「・・えっ!? 久美が!?」
剣悟「・・青公でな・・・久美が大事だったら行ってやれ・・・」
直輝「でもおまえ、腕・・・」
剣悟「俺は大丈夫だから早く行け!!・・好きなんだろ?」
直輝「・・剣悟・・サンキュ ちょっと行ってくる」
剣悟「・・へへへ それでこそ直輝だぜ・・」
何とか自力で歩きいていった剣悟。
腕を押さえながらよろよろと歩きだす
それを背に自転車で久美のもとへ───────

自転車を飛ばす直輝
青空公園で何が起きているのか・・・

10分後、公園についた。
1人の男が入り口に立っていた。
  「遅かったな」
直輝「・・・久美は」
  「久美はいねぇよ」
直輝「・・久美はどこだ!!」
  「だからいねぇよ」
直輝「・・剣悟をやったのはお前か」
  「さぁどうかな」
直輝「・・・覚悟しろよ」
キックボクシングの構えをとる
  「ふふふ」
なんと男もキックボクシングの構え・・・
  「おまえの話は聞いてるぜ」
直輝「どんな話?」
  「キックボクシングの使い手だってな それで星哉のやつ俺を呼んだんだな」
直輝「・・おもしろい」


戦争が────
      始まる。