仙波杏梨です
前回は「ちょこっと脳トレ」ワーキングメモリー編を提案しました
まだ読んでない方は、下記リンクをクリックしてぜひお読みください♪
今回は「空間認知能力」編です♪
まずは空間認知能力について、簡単に解説しますね
空間認知能力とは
物体の位置・方向・姿勢・大きさ・形状・間隔など、物体が三次元空間に占めている状態や関係を、すばやく正確に把握、認識する能力のこと
(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
と、ウィキペディアで記述されています
例えば、飛んできたボールをキャッチするには、空間認知能力が必要です
この能力が低ければ、ボールが上なのか手前なのか認知するのにがかかり、タイミングよくその場所にいけない、手が出せないので、キャッチすることができません
空間認知能力が低いと、2次元のものを立体(3次元)で想像できないので、地図を読むのが苦手だな~という人も多いです
生活面では、走っている車や自転車、人との距離がわかりづらいため、事故に合う危険度も増してしまいます
勉強でいうと、黒板の字を写すのに時間がかかったり、図形が苦手で算数がわからない、といったことがあります
「勉強すればいずれわかる」という、空間認知能力が普通にある人の考え方で当てはめてしまうと、その理解度の遅さに親御さんの方がいら立ってしまうでしょう
そうなったら親も子も、なんともツライ…
空間認知能力が低いのは、その脳の部分が未熟なせいであって、本人の努力ややる気、といったものではないからです
子どもさんがよくぶつかったり、ボール遊びが苦手なら、もしかしたら空間認知能力が低いのかもしれません
まずは「ちょこっと脳トレ」で、おうちで楽しみながら、遊び感覚でトレーニングしてみてくださいね♪
ちょこっと脳トレ「空間認知能力」
生活の中で簡単に取り入れられるのが「ちょこっと脳トレ」
今回は、空間認知能力を鍛えられる3つの遊びを提案いたします♪
〇〇探し大会(お買い物)
たくさんの物の中からお目当ての物を探し当てるには、空間認知能力が必要です!
なので、お買い物に行った際、「〇〇探し大会をしよう!」と銘打ってお目当ての品を競争しながら一緒に探します
(そして、もちろん勝ちは子どもさんに譲ってあげます💛)
できれば、子どもがあまり行ったことのないコーナーで探してもらうのがいいですね
探し出すのに、目を上下左右に凝らして見るので、空間認知が鍛えられます
探し出せたときは、「探すの早いね~!ありがとう💛」と褒めてくださいね♪
あの雲どんな雲?
子どもと一緒に空を見上げて、空に浮かんでいる雲でクイズを出したり、イメージしたものを出し合います
小さな雲がたくさんあるなら、「パンダみたいな雲どーこだ?」とクイズにして探してもらい、探せたら褒め、次のクイズを出していきます
子どもと交互にクイズの出し合いっこをしてもいいですね♪
コミュニケーション全てに、小さな「褒め」をプラスすることをお忘れなく💛
クイズにしないバージョンでもOK
「あの雲〇〇みたいだね~」とママがイメージしたものを子どもに伝え、その雲を探して、ママが言ったものをイメージさせます
もし、「ぞうさんはあんな形じゃないよー」と子どもが言ったなら、「左の長い部分がぞうさんのお鼻に見えない?」と、より具体的に、いち部分の形を捉えられるように伝えます
※そのように見える、見えないは感性の部分も大きいので重要視しません
雲の「形」を捉え、イメージしたものと造形をリンクさせることがねらいです
対象物を探し出す力、見たものを立体的にイメージする力が養われますよ♪
雲を探しだせたり、イメージを言葉にできたら褒めてあげてくださいね
褒めることで、このコミュニケーションがとても楽しいものになり、子どもの脳はどんどん発達しますよ♪
ティッシュキャッチ
おうちの中でボール遊びはなかなかできませんので、ティッシュを上から落として拾う遊びをお勧めします
ヒラヒラとイレギュラーに落ちてくるティッシュを掴もうと、対象物をしっかり見て、それを掴むために手をそこに持っていく作業は、距離感を鍛えるトレーニングになります
ちなみに、療育教室でやっている「上からボールを落としてキャッチ」するトレーニングは、ティッシュと違って速く落ちて来るので、けっこう難しいです
上から落とすだけなら、レベルをあげて軽いボールで挑戦してもいいかもしれません
注意点としては、上を向いているので、物にぶつかったりしないよう気をつけてあげてくださいね
他にも、ぬりえやまちがい探し、つみきやブロックなども、空間認知トレーニングになりますよ♪
まとめ
生活の中で簡単に空間認知能力が鍛えられるメニュー
①探し物大作戦(お買い物)
②あの雲どんな雲?
③ティッシュキャッチ
どの遊びも、子どもが楽しんでやることが基本
子どもは、ママと楽しくコミュニケーションを取ることで生活が彩り豊かになります
それだけでも本当に幸せだと思います💛
できてもできなくても、「行動した」ことで褒められたら、やる気がどんどんUPしていきますよ♪
こういった遊びは、子どもをたくさん褒めるツールだと思って、楽しく取り組んでくださいね
次回は「ちょこっと脳トレ」第三弾!
「感覚統合」編です
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脳科学って素晴らしい!
保育士の勉強も、保育所保育指針も本当に素晴らしくて、子育てしている時に身につけたかった知識です
この知識・経験に脳科学のメソッドを取り入れたら鬼に金棒だと思っています
この鬼に金棒を発達凸凹キッズの子育てに悩んでいる方々に届けたい!
ママが笑顔になることを願って、活動しています
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発達科学コミュニケーション トレーナー
仙波杏梨
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