黄金バット

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現存する黄金バットの書籍・映像は殆どが永松健夫版のキャラ設定を準拠しています。
作画違いやオマージュ的作品も多数存在。非公式の韓国版映像も有るそうです。
黄金髑髏、高笑い、シルバーバトン、ナゾーの正体黒バットは永松健夫版の設定。黄金蝙蝠、アトランティスは東映設定かな?

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黄金バット - 漫画版の系譜

1930年(昭和5年)、鈴木一郎原作で白骨面に黒マントの怪盗・悪役が活躍する街頭紙芝居シリーズ『黒バット』が好評だった。この『黒バット』の最終回では、無敵で不死身の悪役である黒バットを倒す正義の味方として黄金色の「黄金バット」が主人公として突如、登場した(絵19枚を永松健夫が描いた)。

1930年から1933年ごろにかけて永松健夫が『黒バット』の続編として描いたものだが後に永松が転職したため、加太こうじが代わりに描くようになり、現在上演されるものの大部分は加太版。
 戦前の紙芝居では著作権は有って無いが如しで、色々な黄金バットが存在していた様です。

1945年(昭和20年)4月の東京大空襲によりオリジナル版の大部分が焼失してしまう。

1947年(昭和22年)から、永松健夫による絵物語作品の単行本が明々社(現:少年画報社)より刊行。
『黄金バット なぞの巻』(1947年、明々社)
『黄金バット 地底の國』(1948年、明々社)
『黄金バット アラブの王冠編』(1948年、明々社『冒険活劇文庫』連載)
『黄金バット 天空の魔城』(1948年、明々社)
『黄金バット 彗星ロケット』(1949年、明々社)
『黄金バット 科学魔篇』(1950年、明々社『冒険活劇文庫』連載)
『超人黄金バット 発端編』(1950年、『少年痛快文庫』掲載)
『黄金バット』(1955年、『太陽少年』連載)
[なぞの巻]から[彗星ロケット]まで、読めたマンガ図書館Zの閉鎖残念です。

1950年(昭和25年)ごろに鈴木一郎原作で加太こうじが脚本と絵を担当した『黄金バット ナゾー編』というナチス・ドイツ残党と戦う内容の紙芝居。

1952年、網島書店より加太こうじ版『繪物語 黄金バット』全2巻発行。
『繪物語 黄金バット 蛇王の巻』
『繪物語 黄金バット 巨獣の巻』

1950年代末、少年画報から作画:井上智で『新編 黄金バット』連載。ストーリー・キャラクターや黄金バットのデザインなどはオリジナルのものとなっている。中村書店より単行本が刊行。

1964年から1965年にかけて篠原とおるにより[まんがサンキュー]に連載。

1960年代末、少年画報から作画:井上智で『新編 黄金バット』連載。ストーリー・キャラクターや黄金バットのデザインはアニメ版に準拠。2006年にアップルBOXクリエートより私家版として上下巻で復刻

1975年(昭和50年)5月10日発行、永松健夫版、桃源社
『黄金バット なぞの巻 地底の国』
※ 巻末には都筑道夫による解説付。

1990年(平成2年)9月20日、[懐まんコミック]シリーズとして大都社より単行本が発売。
原作・加太こうじ、作画・一峰大二
「黄金バット」1巻、1990年(平成2年)9月20日発行、大都社
「黄金バット」2巻、1990年(平成2年)9月20日発行、大都社

1991年末から1999年中頃まで、講談社からあさりよしとう原作で刊行。
「ワッハマン 全11巻」
※ 主人公の容姿と出身設定がアニメ版準拠。

1995年に大空社から永松版の現存するものの一部を収録した復刻版が『元祖黄金バット』として発売された。

2014年末、少年画報社から巻末付録に、永松健夫氏の「黄金バット」復刻本。
「少年画報大全」

2023年2月号から2024年8月号まで『チャンピオンRED』(秋田書店)連載。全18話。
「黄金バット 大正髑髏奇譚 全3巻」


黄金バット - 映像版の系譜

[黄金バット 摩天楼の怪人]
1950年12月23日公開。上映時間71分、製作は新映画社。
※ 現存するフィルムは無し。

 

[黄金バット]
1966年12月21日公開。上映時間73分、製作は東映。
後述のアニメ版に設定引き継ぎ
1980年代に東映ビデオからVHS、2005年4月21日にからDVD発売。
 

[黄金バット](アニメ版)
読売テレビ制作・日本テレビ系列
1967年(昭和42年)4月1日から1968年(昭和43年)3月23日まで(全52話)カラー放送
黄金バットの出身地がアトランティスになるなど、設定のいくつかは1966年の映画版に準拠
放映55周年記念でYouTubeの[読売テレビ アニメチャンネル]で、2022年10月21日から配信.
1960年末から1980年代にかけて、ラテンアメリカ、韓国、オーストラリア、イタリアでも放映。

[黄金バット](アニメ劇場版)
1967年7月21日公開、[東映まんがまつり]で公開。
併映は『ひょっこりひょうたん島』、『魔法使いサリー』、『キャプテンウルトラ』。

[黄金バットがやってくる]
1972年(昭和47年)5月13日に公開。製作は東宝映画。
1935年(昭和10年)当時、子供たちに圧倒的な人気を誇った紙芝居「黄金バット」誕生に隠されたエピソードを映像化。
※ 現存するフィルムは無し。


今回はここまで、

ほぼ[ウィキペディア]の編集に成ってしまいましたwノ