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​2歳3ヶ月 発達ゆっくり息子
臨床心理士、臨床発達心理士、保育士資格持ち母ちゃんが息子のおうち療育をしています。
おうちでできる療育•知育情報を発信中です。


最近息子はイタズラをたくさんします。


息子のイタズラについては

•危険がなければ自由にさせる

•して欲しくないことについては、隠すなどして対応する

•イタズラの後始末を一緒にする

などの対応にしています。


イタズラから学ぶこともありますし、イタズラをするということは、好奇心が育っているということなので、「うわー、片付けめんどくさいな」と思いつつ(笑)基本的には静観しています。


イタズラもそうですが、子どもができないこと、やらないこと、嫌がることに対して、私たちはついつい「やって欲しい」「できるようになって欲しい」「慣れて欲しい」と思ってしまいます。


スキルを身につけたほうが良いことと、無理してスキルを身につけることにこだわらず、環境を調整したり、やらなくて良いように配慮したりしたほうが良いことは、どのように見分けていけば良いのでしょうか。



こちらの記事に書きましたが、まずは

•子ども自身が困っている

•その行動が続くと子どもに不利益が出る

ことについては、子どもがスキルを身につける方法を考えても良さそうです。


例えば、毎朝幼稚園に行くのに公共のバスを使わないと行けないご家庭があるとして、そこのお子さんがバスに乗るたびに癇癪を起こすとしたら•••


子どもの立場からすると、バスに乗れなくて困っているわけではないのでしょうが、バスに乗らないと幼稚園という社会参加が不可能になってしまうので、それは本人が困っていなくても、本人の不利益にはなりますから、何らかの対応をしたほうが良いと思います。


バスに乗れるスキルを身につける方法を検討する、などですね。


一方で、トイレのジェットタオルに強い恐怖を覚えていて、使用することができないお子さんがいたとすればどうでしょうか。


このような場合は、私はジェットタオルではなくタオルを使用すれば良いし、ジェットタオルがあるトイレ自体が怖いのであれば、ジェットタオルのないトイレを探して使用すれば良いと思います。


ジェットタオルに慣れる練習をする、というやり方もあるかもしれませんが、ジェットタオルを使用しなくても、お子さんに不利益は生じないと思うので、無理をする必要はないかな、と私は感じます。



  できないことがあっても良い


障害があると、できないことややりたくないこと全てが障害からくるものだと勘違いしてしまう人もいます


ですがそれは違うと思います。


誰であってもできないこと、やりたくないこと、苦手なことはあります。



すべてをできるように、なんてことは考える必要はないですし、お子さんのできないこと、やらないことを認めてあげることも大切です。


その上で、必要なスキルに関しては獲得できるようにサポートしていく、ということが必要になってきます。