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長男 4歳1ヶ月 自閉症スペクトラム、知的障害
次男 0歳8ヶ月
臨床心理士、公認心理士、保育士、ベビーマッサージ講師資格持ち母ちゃんが息子たちのおうち療育、おうち遊びをしています。
家庭でできる療育•知育情報を発信中です。
前回の記事です
長男&次男にしている発達サポートを紹介します
発達の遅れや凹凸を見る時に
過緊張•低緊張•左右差
は大切な情報です。
長男はかなりの低緊張
身体がぐにゃぐにゃですが
それゆえに力が入りすぎて
ものすごく過緊張にもなります。
長男は自閉&知的があるので
それだけが原因ではないものの
4歳の今も低緊張&過緊張からの影響はあります。
また、視線や首の動きに左右差があり
右を見るのが苦手です。
おもちゃで追視遊びをすると
右は首を向けないと見れません。
次男は左右差が強く
身体が緊張していることが課題です。
向き癖から始まり
追視も右目が苦手
ズリバイは左足を使いません。
股関節と背中がかたく
これは毎日マッサージをしていたら
ずいぶん柔らかくはなりました。
背中や腕の力が育っていないのも気になります。
障害のある子はもちろん、グレーゾーンの子
定型発達の子にもこういった身体の癖はあります。
それを緩めてあげることは
とても大切なことだと思います。
そのため、今回紹介するサポートは
赤ちゃんから年齢の大きいお子さんまで
また、障害の有無は関係なく
すべての子にしてあげたいサポートです。
心理士がおすすめする発達サポート
左右差をなくす
赤ちゃんの時期
○追視遊び
低月齢の頃は左右に追視。目や首の動きをよく見てあげて、苦手な方向がないかも確認。
月齢が上がると、目や首を上下に動かしたり、お座りした状態で追視遊びをする。
○くるくる回転
うつぶせで左右にくるくる回転。
おもちゃを横腹あたりから赤ちゃんに見せて回転してもらう。苦手な方向は多めに。
幼児期
○まだまだ追視遊び
シャボン玉は色が薄く、追視をしているのか確認しにくいので風船からスタート。
椅子に座ってもらって風船をぽーんぽーん。
風船をキャッチする練習を。
好きなキャラクターを風船に書くなどして興味をひいて、左右上下に視線を誘導する。
風船を天井から紐でつるして、背伸びしてタッチ。
うちわをラケットにしてバンバン叩いて遊ぶ。
上を見る体験を遊びでしていく。
○歩く時指先に力が入っていないか?つま先歩きになっていないか確認。
左右差ももちろん気にすべきだけど、前後ろの癖も注意。
前後ろの癖については
こちらの記事に対策を書いています。
小学生以降
○まだまだまだ追視遊び
発達年齢に合わせて、視線を上下左右に動かして、どの方向もすんなり向けるように身体を作る。
先ほどの風船遊び、シャボン玉遊び、真似っこ遊びの延長でダンスを覚えて踊ったり、ピタゴラ装置を見たり、目を動かす活動を。
身体をゆるめる
身体が緊張していたり固まっていると、運動発達はもちろん良くない影響を受けるし、椅子に座るのが苦手になったり、姿勢や歩き方に変な癖がつきやすかったり、疲れやすかったり、過敏になったりもします。
マッサージは赤ちゃん期間から大人でもできます。
年齢に合わせてやり方を変えて
○肩•首回り
○腰周り
○足首
をほぐしておくと良いです。
太ももの付け根を持ってゆらゆらゆすってあげると下半身が、腰の下の方をゆらゆらゆすってあげると上半身がほぐれます。
これだけでも毎日すると、気持ちよくほぐれます。
背中のほうも上から下になでる、左右同じ数だけ行います。
1日5回撫でてあげるだけでも効果的ですが、なるべく毎日継続します。
首の後ろは力が入っている子はシワがあったり、少しふくらんでいたりします。
優しく手を当てて暖めてあげるだけでも良いし、すりすりさすったり、優しく揉んであげても(首の後ろはとくに絶対に強くしない。子どものマッサージは痛気持ちいいのはNG)
お腹は服をまくって、手で優しくすりすりすりっと皮膚を動かします。
(年齢によっては自分で行うよう助言する)
ポイント
赤ちゃんは抱っこ紐やチャイルドシート後に毎回
小学校以降の子は発表会や運動会で緊張した日、癇癪を起こした後などは身体がかたまっているので、なるべくほぐしてあげる
我が家では
長男
○食後のふれあいタイムで追視遊び
○イライラしている時に身体ほぐし
○背伸びして風船タッチ
○足裏全体を鍛えるために、よじ登る動きやトランポリンをする
次男
○1日一回ベビーマッサージタイム
○手遊びしながら追視遊び
○くるくる回転遊び
○ズリバイ中に左足を使えるようサポート
○うつぶせ時に背中をマッサージ
○授乳は左右交互にする
などをしています。
1日1分でも
オムツ替えの時
保湿の時
少しでも身体をほぐすことと
苦手な動きにアプローチすることで
子どもの発達をサポートできます。
ぜひ試してみてくださいね。
家庭でできる療育シリーズ
知的障害児のためにできること
発語がないお子さんのためにできること
「言葉の理解を育てる」
「コミュニケーションで発語を促す」
「共同注視を育てる」
「発語なし長男に実際にしたサポート」












