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膵内分泌腫瘍との楽しい(?)暮らし

2008年末から現在まで「膵内分泌腫瘍」という病気と付き合っています。

2022年の新年早々、急性心筋こうそくを発症!
膵内分泌腫瘍の治療にもさっそく影響が。
満身創痍のワタシの明日はどっちだ!?

さて、膵内分泌腫瘍を調べられている方はPRRTという治療法について聞いたことがある人が多いと思います。この治療に使う「ルタテラ」という薬が今年6月末に認可されたというニュースは話題になりました。

 

私の主治医に聞いたところ、実際に薬が出荷されるのは9月末で、実際に病院で治療が始まるのは今月(2021/10)になってからということで、実際にこの治療法を受けた方のお話はまだ伝わってきていないようです。(もちろん治験で受けられた方はいると思いますが)

ちなみに現時点でPRRTに対応できる病院は「3か所」だと聞きました。

 

私もこれまで色々な治療をしてきましたが、薬の副作用やらなんやらがキツくなってきたので、PRRTを受けられるよう伝手を探しているところです。もし興味がある方がいらしたら情報の交換などできればと思いますのでコメントくださいませ。

 

健康診断の結果が出てすぐ(一週間以内)、当時住んでいたC県K市の市民病院に精密検査を受けにいくことにしました。診断結果の記載ではどちらかといえば肝臓の異常が気になっていて、膵臓の方はそれほど大事になるとは思っていませんでした。

CT検査を受け、週末に結果を聞きに行ったところ担当医の人が深刻そうな顔で「ご家族の方にも説明したいので呼んでもらえますか?」と言われました。

 

当時私は親兄弟と離れて一人暮らししていたので、「遠くに住んでるんで急には難しいと思うんですが・・・」と答えましたが、担当医の方はそれでも家族を呼んでほしいというので、検査の結果がよろしくないんだなとピンときましたね。

しかたなく母に相談して弟と二人で結果説明に来てもらうことにしました。

 

で翌月曜日に結果を聞きにいったのですがその結果は

・膵臓に2cmくらいの腫瘍があり膵管が狭窄していて膵液がたまっていること

・おそらく膵臓癌ではないかと思うが確定のためERCP(内視鏡逆行性胆管膵管造影)検査をしたいので、すぐ入院してほしいこと

ということでした。

覚悟はしていましたがガックリきましたね。家族にはいろいろと励ましてもらいましたがこのころのことはよく思い出せません。ちなみに私はそれまで超ヘビースモーカー(40本/日)だったのですが、さすがにこれを気にスパッと禁煙し以後12年以上タバコは1本も吸っていません。

 

1月の下旬にERCPのためK市民病院に入院したのですが、結局採取した細胞からも確定診断は出ず膵臓癌疑いのまま。その後手術やなんやで色々苦しい思いをしましたがERCPの検査が一番きつかったですね。精魂尽き果て2週間の検査入院後に体重が5kg減ったほどです。

ここで弟が私の住所の近くで癌手術できる大きな病院を探してくれて、紹介状をもらってくれました。幸いなことにK市民病院よりも近いところに国立の某病院があったんですね(私は全然知りませんでした)。そして2月の上旬、紹介先の国立病院を受診することができたのでした。

まずは病気が見つかるまでの状況を思い出して書いてみます。

 

2008年は仕事が忙しい年で、普通なら8~9月に受ける会社の健康診断の受診が遅れてしまい、年末ギリギリの受診となりました。その時受けた超音波エコーで、肝臓の異常エコーと膵管部の異常がみつかり「要精密検査」の診断が出ました(2009年1月)。とはいっても自覚症状も少なくあまり深刻には考えていなかったと思います。

 

今考えてみると、2008年後半に少しだけ体に異変があった気がします

・食事直後に頻繁に下痢を起こす

 →2日に1回は、食べた直後10~20分後にトイレに駆け込んでいました

・血糖値の異常?

 →睡眠はしっかりとっているにも関わらず、特に昼食を食べた直後に猛烈な眠気に襲われました。

  今考えると血糖値がスパイクして高血糖状態だった可能性があります

 

ただ、その時は異変に気付かず普段通りの生活を送っていました。

 

 

 

 

こういう闘病系のブログは人のはたまに見てたりしたんですが自分で書くのは初めてで中々勝手がわかりません。

とりあえず自己紹介から。

 

50代前半の会社員です。

膵内分泌腫瘍が見つかったのが2008年末の健康診断でした。腫瘍発見後に手術3回(膵尾部切除、肝転移減量×2)を行い、そのあとはずっと投薬治療を行っています。薬の副作用でいろいろとキツいことも多いのですが何とかフルタイムで働きながら生活しています。

 

闘病歴もまもなく13年ということで自分が受けてきた治療内容や困ったことなど、同じ病気の方に少しでも役立つことができたらいいなと思っています。ただし普段から筆不精なもので毎日更新というわけにはいきませんが、できる範囲で記事を書いていきますので今後ともよろしくお願いします。