健康診断の結果が出てすぐ(一週間以内)、当時住んでいたC県K市の市民病院に精密検査を受けにいくことにしました。診断結果の記載ではどちらかといえば肝臓の異常が気になっていて、膵臓の方はそれほど大事になるとは思っていませんでした。
CT検査を受け、週末に結果を聞きに行ったところ担当医の人が深刻そうな顔で「ご家族の方にも説明したいので呼んでもらえますか?」と言われました。
当時私は親兄弟と離れて一人暮らししていたので、「遠くに住んでるんで急には難しいと思うんですが・・・」と答えましたが、担当医の方はそれでも家族を呼んでほしいというので、検査の結果がよろしくないんだなとピンときましたね。
しかたなく母に相談して弟と二人で結果説明に来てもらうことにしました。
で翌月曜日に結果を聞きにいったのですがその結果は
・膵臓に2cmくらいの腫瘍があり膵管が狭窄していて膵液がたまっていること
・おそらく膵臓癌ではないかと思うが確定のためERCP(内視鏡逆行性胆管膵管造影)検査をしたいので、すぐ入院してほしいこと
ということでした。
覚悟はしていましたがガックリきましたね。家族にはいろいろと励ましてもらいましたがこのころのことはよく思い出せません。ちなみに私はそれまで超ヘビースモーカー(40本/日)だったのですが、さすがにこれを気にスパッと禁煙し以後12年以上タバコは1本も吸っていません。
1月の下旬にERCPのためK市民病院に入院したのですが、結局採取した細胞からも確定診断は出ず膵臓癌疑いのまま。その後手術やなんやで色々苦しい思いをしましたがERCPの検査が一番きつかったですね。精魂尽き果て2週間の検査入院後に体重が5kg減ったほどです。
ここで弟が私の住所の近くで癌手術できる大きな病院を探してくれて、紹介状をもらってくれました。幸いなことにK市民病院よりも近いところに国立の某病院があったんですね(私は全然知りませんでした)。そして2月の上旬、紹介先の国立病院を受診することができたのでした。