犬の認知症

動物も高齢になると認知症になります。

飼い主さんが気付かれる最も多い症状は 昼夜の逆転です、睡眠と覚醒のサイクルが乱れから夜泣きや徘徊がはじまります。症状はゆっくり進行していきます。昼間の騒がしい時間は眠り、夜静かに落ち着いてくると症状が始まります。

治療:多くのサプルメントが販売されておりますが、あまり効果が認められないことが多いです。獣医学的なエビデンスが証明されており当院で処方している内服薬は、

①   メラトニン 松果体ホルモンと呼ばれており、睡眠を促すホルモンです、高齢になると少なくなるので投与してあげることで、正常な睡眠サイクルを取り戻す可能性があります。

②   セレギリン 脳の神経伝達物質であるドパミンを正常な量に近づける薬です、日中の注意力と活動性を維持するのに役立ちます.

 注意しておかなければいけないのは、認知症の原因が単なる老化ではなく、重大な病気の一症状である場合があります、まずは動物病院でしっかり診断して頂いてください。

猫の餌はドライフードからウエットにしてください。

 

「うちの子供はスナック菓子が大好きで、ごはん食べないよ、だから子供の主食はスナック菓子だ」 こんな親いませんよね、猫も子供と一緒いやそれ以上に大切にしている方も多いです。

猫がドライフード大好きな理由は、フード会社が猫の大好きなフレーバーでドライフードをコーティングしているからです。        

もう一つの理由は、歯ごたえです、あのカリカリ歯ごたえはウエットフードでは味わえないのです。

 

ドライフードは歯の健康にいいと言われていますが、ナッツとポテトチップを食べてるから歯も磨いてないけど私の歯は健康ですと言う人間に会ったことはないです。ドライフードの粒の大きさが大きいと歯石はつきにくくなりますが、フードメーカーは猫の食いつきを優先して決して粒の大きさを大きくしようとしません、逆に小さくしています。そもそも猫は犬や人間と違って完全な肉食動物ですので、臼歯で押しつぶして咀嚼しません。

 

ドライフードの問題点

1) 水分含有量が低すぎる 尿路系疾患 腎臓病のリスク
2) 炭水化物負荷が高すぎる 糖尿病のリスク
3) タンパク質の種類 – 動物性タンパク質に対して植物性タンパク質が高すぎる

(猫は動物性タンパクに含まれるタウリンが必要です)

 

*動物病院で処方されているドライフードは栄養管理されているので問題ありませんが、指示量はしっかり守ってください

 

ウエットフードへの移行方法

子供の時からドライフードしか食べてことのない猫は ウエットフードを食べ物とは思っていません時間をかけて忍耐強く移行しなければなりません。移行には最低でも1週間はかけてください、

 

①      まずドライフードを山盛り与えていた場合は 1回に食べきる量で (20分かかっても食べきらない時は餌を下げてください)食事の時間は毎日同じにして 1日2-3回に分けてください

②     ドライフードを食べている時にウエットフードも与えてください、食事の時猫は新しい餌に挑戦しやすいです。(最初はウエットに見向きもしませんが、必ず最後は食べてくれます)

③      ウエットを食べる猫は1週間かけて、ドライからウエットの割合を増やしてください

④      ウエットを食べるまで 餌を全く与えないと、命にかかわる肝臓病になりますので、24時間以上は絶食させないでください。いままでのカロリーの50%以下でも同じように肝臓病になりますので、今まで食べていたドライのカロリーと 新しいウエットのカロリーを把握しておく必要があります。ウエットだけで必要カロリーが足りてない時は、最後の食事にドライをあげてください。

⑤     体重は1週間で2%を超えて減少させないように、こまめ体重を測ってください

人間の赤ちゃん用のベビースケールがお勧めです。

猫のニキビ

猫のニキビは 顎にできる皮膚病のことです。

顎の毛包が詰まって膿が溜まってしまいます、周りに感染が広がって、膿瘍になることもあります。

 

原因:原因ははっきり解っていませんが、同居猫が同時に発症することもあるので、最近の研究では上気道に感染するウイルスが関係しているのではないかと言われています。人間のように思春期とは関係ありませんが、発症年齢の中央値は4歳です、ペルシャ猫に多いという報告もあります。

アレルギーも原因の一つとされています。プラスチックの餌入れや 金属のアレルギーも

疑われていますので、陶器の餌入れにしていつも清潔にしておいてください。

 

治療:抗生剤の飲み薬や軟膏を処方します。ステロイドなどの抗炎症剤が必要になることもあります。

 

予防;毛づくろいが苦手な猫ちゃんは ニキビが再発することが多いので、オーナー様が

猫に代わって顎の手入れ(グルーミング)をしてあげてください。食事の後は周りの毛をよくブラッシングして清潔にしてあげてください。

みなさんは紫外線が肌に悪いことをよくご存じで いろいろと対策をされていることと思います。

紫外線は皮膚細胞に炎症を起こし 免疫細胞を損傷し皮膚細胞のDNAを傷つけます。

動物たちも紫外線によって皮膚がんを発症します。

動物の毛は紫外線から皮膚を守る役目をしますが、おなかの部分はあまり毛がありません。また白い毛は紫外線を通してしまいます。

動物たちは日光が大好きです、うつ伏せに寝転がって日光浴をします。

 

紫外線対策

〇 紫外線の少ない時間に散歩する 午前11時から午後2時までは ペットを外に出さないようにしましょう。

〇 外に出る時は肌の露出を減らすように、服を着せて下さい。特に毛の薄いおなかの部分をカバーするようにしてください。お気に入りのTシャツがあれば足部分に穴を開けて自作してもよいでしょう。

〇 人間用の日焼け止めクリームは香料が強いのでお勧めしません。