犬と猫の心不全の管理における睡眠時と安静時の呼吸数


 

動物病院であなたのペットがうっ血性心不全 (肺に液体が溜まる心臓病) と診断された場合、自宅でペットの呼吸数を測定して、処方された薬に対する反応を監視しましょう。

ペットが眠っているときに行うのが最適です 研究によると、睡眠時呼吸数 (SRR) を測定することは、ペットの心不全が薬によって適切にコントロールされているかどうかを判断するための感度の高い方法であることがわかっています。薬がうまく機能している場合、1 分間に 30 回未満の呼吸になります、1 分間に 30 回の呼吸を超える場合は、肺に体液が蓄積していることを示している可能性があります。

 

睡眠時呼吸数 の測定方法

睡眠時呼吸数は、ペットが快適で、暑すぎず寒すぎない快適な環境で、運動後ではなく取得する必要があります。眠っている状態は、深い眠りにある必要があります。

呼吸数は、可能であれば 1 分間カウントする必要がありますが、通常は 30 秒で十分です。1回の呼吸は、息を吸う(吸気または吸入)と息を吐き出す(呼気または呼気)の2つの要素で構成されています。

そのための最適な無料アプリがあります!

携帯用ダウンロードできる無料アプリ: Ceva's Cardalis RR アプリが便利です

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.ceva.cardalisv2&hl=en_US&gl=US

呼吸に合わせてスマートフォンやタブレットの画面をタップすることで、呼吸数を計測することができます。

カレンダー等に毎日 ログを記録しておくとよいです

うまくカウントできているか不安な方は 携帯ビデオで録画して、動物病院で確認して頂くとよいでしょう。

 

猫の好酸球性肉芽腫複合体

肉芽腫ってなんですか?

肉芽腫は、炎症細胞が集まって塊になった状態です

好酸球とは何ですか?

好酸球は白血球の一種で、アレルギー反応にする細胞です、アレルギー物質が体に侵入すると好酸球が集まりは炎症性物資を放出し、かゆみ 腫れ 赤みをこします。

好酸球性肉芽腫複合体 とは何ですか?

好酸球性肉芽腫複合体は好酸球からなる肉芽腫ですが3つに分類されます。3つはそれぞれ単独で発症する場合と 3つとも発症する場合がります

1 潰瘍

2 好酸球性プラーク

3 好酸球性肉芽腫。

引っ掻くことによって内部の皮膚タンパク質が放出され、さらに悪化します

 

1 潰瘍

口の中や舌にできることもありますので、口の中をよく観察してください

一般的に痛みは強くないので、無痛性潰瘍とも呼ばれますが、放置すると破壊的に広がるので

早期に治療が必要です。

2 好酸球プラーク

この病変は通常、腹部、太ももの内側、肛門、または喉の領域にある、隆起した肥厚します

これらの病変を持つ猫は、通常、非常にかゆくなります。

3 好酸球性肉芽腫

典型的な下唇または顎の腫れ、または太ももの後ろに病変を生じます。

 

好酸球性肉芽腫複合体は、好酸球機能の障害です。好酸球の本当の仕事は、寄生虫を攻撃することです。寄生が発生している場所に引き寄せられるように設計されており、そこに到達すると生化学物質を放出して侵入生物を破壊します。好酸球性肉芽腫複合体の猫では、好酸球がアレルギー反応の部位に呼び出され、放出された生化学物質が局所のコラーゲンに損傷を与えます。治療はアレルギー反応を抑えることです.

 

治療

病変の根底にある原因を特定できれば、それが最善の治療ですが、猫が何にアレルギーを持っているかを特定することは、非常に困難です、早く結果を得るには、ステロイド治療が一般的です

Depo-Medrol® などの長時間作用型注射剤 短時間ステロイド注射、ステロイド経口薬等を投与します。難治性の病変は診断を確定するには、生検が必要になる場合があります。

 

ステロイド治療の他には

免疫調整剤のシクロスポリン経口薬が効果的ですが、猫は味が気に入らないようです。

抗炎症作用を持ドキシサイクリン等の抗生剤が効果的であることもあります。

ノミ寄生の可能性がある場合は定期的ノミの駆虫

食物アレルギー検査、除去食試験等をおこないます

 

最新の新しい治療

1.   アルファ インターフェロン皮下注射 週3回6週間注射

2. 5%イミキモド クリーム 週に 3 回塗布

3,ヘルペスウイルスの関与が疑われる場合 抗ウイルス剤のファムシクロビル 投与

4 オメガ3脂肪酸DermCaps® 

等に効果が認められています。

猫の尿マーキング ② 対処法

 

発情に伴うマーキングは動物病院で避妊手術をして頂いてください。

 

反応性マーキングの対処法

 

1猫の習慣を変える

2スプレーの必要性をなくす

3薬による治療

4様々なティップス

 

1 猫の習慣を変える

掃除方法

マーキングされた場所を掃除することは非常に重要です。塩素系の消毒剤は人間にとっては臭いを消す効果が最も高いので推奨されてますが、猫にとっては尿のような臭いと感じるので逆効果です。通常の洗剤をお湯で10%程度に薄めて

尿のタンパク成分と脂肪成分を落としてください。洗剤の臭いも残さないようにお湯でふき取って、乾燥させてください。

猫を叱ることは絶対に避けてください。その場所でスプレーしなくなることはありますが、スプレー場所がより目立たない隠れた場所に移動するだけです

 

2 スプレーの必要性をなくす

猫のコアテリトリーを再構築してください。コアテリトリーに必要な、食べる、寝る、遊ぶという活動の提供を増やしてください。食事の回数を増やし、遊びを増やし、高い所に休憩できる場所を作り、音や不安を減らしてください。

外からの刺激を無くすために、窓やドアか離れた場所にコアテリトリーを作ってください。窓やドアをカーテンなどで隠し不安を感じさせないようにしましょう。刺激を少なくするために、一つの部屋だけを行動範囲にするのも効果的です。

 

3 薬による治療

最終的に薬による治療が必要になることも多いです。不安を取り除く薬 当院ではフルオキセチン(人間のうつ病の薬)を処方しております。猫の不安を軽減する最も効果の高い薬です、猫の感情バランスを整えます短期間だけ使用することで、早期に改善させることができます。

フェロモン(猫顔から出る物質)を部屋に気化させることで、猫に安心感をもたせることができます。

薬による治療は、猫のコアテリトリーを確立した上で使用することで効果が出ます。薬だけでは効果は期待できません。

 

4 様々なティップス

◎ 猫は餌を食べる場所にはスプレーをしたがらないので、スプレーする場所に餌を置く

◎ トイレの砂を変える、特定の砂が気に入らないことがある

◎ 猫の数以上のトイレを用意する、3匹の場合は4か所以上のトイレを用意する

◎ トイレはそれぞれ離しておく

 

 

最後にスプレーの原因が 大きな病気(膀胱炎、腎不全 ホルモン疾患 等)の場合もありますので、コアテリトリーの構築で改善しない場合は動物病院で検査をうけてください。

猫の尿マーキング 

① 原因と防止法

「大切なソファーや絨毯、布団に、又おしっこしてあるー」

猫を飼っている人の一番の困りごとは、猫のスプレー行動でしょう。僕も可愛い猫が憎らしく思えてしまったことが何度もあります。

スプレー行為は猫にとって重要な社会的コミュニケーション

猫にとってマーキングは正常な行動で、大切なコミュニケーションです。マーキングによって争いを避け対立を回避するこができます。他の猫の尿の臭いは仲間意識を高め、自分の臭いをかぐことで安心します。臭いが薄くなると充填したい欲求にかられ、定期的同じ場所にスプレーします。

 

マーキングの原因を特定しましょう。

マーキングが始まる、原因は様々ですが、大きく2つに分けることができます

①   発情に伴うマーキング

メスは発情によって、マーキングが始まり、オスもメスの発情に誘発されてマーキングを行います。

発情期のマーキングは特徴的な鳴き声やいつもと違う行動を共います。

②   反応性マーキング

去勢有無にかかわらず始まります。猫の安全に問題が起こった時、猫のテリトリーの変化 家具やカーペット、人間、他の猫や動物が新たに導入された時等、様々です。

 

マーキングを防止する

猫のテリトリーを理解する

猫のテリトリーは、コアのエリア(餌を食べ、眠り 遊ぶ)猫にとって安全が確保され、仲のいい猫とだけ一緒に暮らすエリア、このエリアは猫にとってマーキングが不要なエリアになります。したがって家の中は危険を感じる可能性が最小限なコアエリアにする必要があります

快適な睡眠、食事 遊びの機会を増やすことは、コエリアを確立するための鍵となります。人間から離れた休憩場所を作るのも重要です 高い場所 キャットタワーなど、猫の快適な睡眠を提供するのに優れています、爪とぎや ハンモック、暗いトンネル も活用できます。

猫に安全を提供することで マーキングの機会を減らすことができます。コアエリアは人間の干渉や音によって猫を驚かせないように注意が必要です

 

新たに別の猫を導入する時

猫は兄弟とは自然に社会的関係を作ることができますが、年齢が離れた猫2歳未満の猫と大人の猫とは行動が異なるので、社会的関係を構築するのに苦労します。このような場合は別々のコアテリトリーを作ってあげる必要があります。

 

次回はすでにスプレーは始まった猫の対処法についてお話します。

レンズ豆は犬猫に食べさせないでください

レンズ豆と言われても、日本人はあまりなじみがないと思いますが、世界5大健康食品として、世界中で広く食べられています、動物用のビーガンフードに動物性タンパクの代わりの原材料としてポピュラーな材料です。特定のドッグフードを食べている犬や猫が心臓病になるケースが多数報告され、その原因がレンズ豆等のマメ科食品ではないかと疑われています。輸入フードを食べさせているオーナー様は一度製品を確認してください。

 

FDAに報告された 心臓疾患の犬が食べていたフードメーカーです。

 

 

以下 カルフォルニア大学(獣医学部)のサイトです

https://www.vetmed.ucdavis.edu/news/uc-davis-investigates-link-between-dog-diets-and-deadly-heart-disease