『サトレックス DH297-A1DR』を購入 そしてリケーブル | angsyally1112のブログ

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『サトレックス DH297-A1DR』通称《プラム》を購入しました。
以前にイーイヤホンで試聴してその音質に好感を持っていましたが、競合する同クラスのヘッドホンを多数持っているので、購入を控えていました。
今年は、DT1990pro&HD800、そしてSW-HP20を購入し、更に其々バランス接続する為のバランス接続ヘッドホンアンプ《firestone bobby》迄購入したので、暫くはヘッドホンの購入は、自粛していました。

然し、私に巣食う「ヘッドホンスパイラル」の虫は、又私の頭の中でごそごそ蠢きはじめるのです。
今度購入するのは、資金を貯めてバランス接続できるハイエンドヘッドホンと決めていたのです。
それなのに、つい我慢出来なくて購入しました。余りにも安価な中古の良品(ネット価格の1/3以下)が、ネットで販売されていたからです。

最初に何曲か聴いた時は、低音控え目でフラット、繊細な音色だけれど、価格相応かなあという印象でした。
然し、SONY純正の  MUC-S30UM1 (MDR-1Aリケーブル 3m)    
に交換した処、大幅に音質がアップしたように感じました。(今流行りのハイレゾサウンドです。)
低音が増し分離が良くなって、全体にピラミッド型のクリアな音質に変化します。音場も広がります。リケーブルで随分と音質の変わるヘッドホンの様です。
(K501とK702の違い、或はHD650のDMaa改造位の変化に思えます。)

但し、デフォルトの純正ケーブルに聴く繊細で柔らかな高音は減衰します。
(モーツァルトのピアノソナタ=ピリス盤、ヴァイオリンソナタ=ゴールドベルグ&ルプー盤等は、純正ケーブルの方が合っているように感じます。又、先日聴いた『ミルテの花』も純正ケーブルの方が良く合っているように思いました。丁度AKGのK501の音質に近い感じでしょうか?)

リケーブル前提ならば、色んなジャンルでオールマイティに使えるようです。
クラシックならば、ベートーヴェンの弦楽四重奏、クロイツェルソナタ、交響曲
シューベルトの弦楽四重奏、バッハの無伴奏ヴァイオリン、ブラームスの交響曲、ショスターコヴィチの弦楽四重奏から交響曲等、様々なクラシックのジャンルを聴いても大きな不満もなく聴く事ができました。
又、私の拙いキーボード曲も、最近購入した懐かしい70年代のロックグループの『C C R』も素晴らしい!

結構オールマイティですね。
SW-HP20、ATH-MSR7、RP-HD10等に決してひけをとらないと思います。
(SW-HP20とMDR-1Aのバランス接続には音の分離等でかなわないですが。)
勿論ネットにレビューされていますように、10万円越えのハイエンドのヘッドホンに個性では太刀打ちできませんが、そのオールマイティさで曲によっては、こちらの方が良く聴こえる事もあります。(低インピーダンスですので、ポタアン前提ならばこちらの方が有利です。)
リケーブルによってピラミッド型のサウンドになり、ショスターコヴィチの交響曲第5番等も普通に聴けます。
但し、ピアノ曲は、ハイレゾホンの常ですか、幾らか刺さります。

このクラスには、私が所有するだけでも国産品では、RP-HD10、ATH-MSR7、SW-HP10、SW-HP20、SMB02ds.dac.edition、MDR-1A、OH2000、HPH-PRO500、HPH200等、
又海外製品では、
FidelioL1、FidelioL2、ScoschRH1056md、HFI580、K550等々の強力なライバルが目白押しです。
競合するヘッドホン群の中で、私は今後どれを選んで聴くのか、益々混迷を深めてゆくという自家中毒を起こしそうです。

然し、SONYの純正ケーブル MUC-S30UM1(MDR-1Aリケーブル用 Amazon価格:¥ 7,430 )は、RP-HD10でも試したように随分と優れたケーブルの様ですね。
(私の場合サトレックスDH297-A1DRの購入価格より高価でした。)  
リケーブルは、オカルトの世界と思っていましたが、ヘッドホンによっては 確かに効果があります。
リケーブル前提であれば、クラシックを聴くにも、この価格帯では、お薦めのヘッドホンかも知れません。
とても軽くて、着け心地も良いですしね♪