昨年10月に制作した、レオパ、ニシアフ用の簡易温室
「メゾン・ド・モドキ」
生体の追加及び、各種問題点が出たため、拡張並びに設備の改良を施した。
まず、寸法の変更。
レプタイルボックスを横に4つ並べるのと、温風ヒーターの収容のため、
幅を660mmから910mmに拡幅。
奥行きは、330mmから340mm。
高さは320mm、370mmに拡張。
高さを稼いだのは温風ヒーターを内部に収容するのに加え、
今後の生体の追加を見据えた変更である。
保温器具のスペースを確保した状態で、
最大6個のレプタイルボックスを収容可能。
既存の筐体に付け足して拡張したのではなく、
改めてその寸法の素材を用いて組み立てたため、
改良というよりは完全新設計の温室となった。
素材は同じく「ザ・スリム」の10mm厚。
完成したのがコチラ
「新・メゾン・ド・モドキ」
改良前↓
基本構造、見た目に大きな変化はない。
断熱材の素材感が少々強いため、インテリア性は損なわれるが、
木目シートなどでアレンジを施せば、それなりになるだろう。
内部は大きく変更。
以前は温風ヒーターを外部に設置、温風を温室内に吹き込む構造だったが、
作動音が意外に大きかったため、温室内部に収容。
改良前↓
温室の拡張に伴い、最大の問題となったのが温度の隔たり。
以前はアルミパネルで導風板を作り、各ボックスに温風を導く設計だったが、
それだけでは各ボックスの温度にバラツキが生じたため、
イグアナ温室でも効果があった、PC用ファンを用いてボックス内の温度を調整。
PCファンでヒーターからの温風を各ボックスに送り込む。
これらのファンはヒーターのON、OFFと連動。
ヒーターからの距離が離れた位置ほど温度が上がりにくいため、
ファンの風量、直径を変えることで調整した。
温度は28℃〜30℃付近で安定。
ただし、温風による加温は乾燥が早いため、GEXの調湿プレートで湿度を保持。
水を含ませた調湿プレートをキッチンペーパーで包み、
底面ヒーター(ナラベルト)の真上に位置するように配置。
底面ヒーターからの熱を和らげるのに加え、
調湿プレート内の水分を適度に蒸発させ、
ボックス内の湿度を50〜60%付近に保つことに成功。
この調湿プレート上は約32℃前後で安定。
湿度が不足してきた際は、この調湿プレート上に水を垂らし、
水を吸わせることで湿度を保持させている。
また、拡張に伴って発生したもうひとつの問題が、筐体の剛性不足。
特に開口部が撓みやすくなったため、角材で補強を施した。
断熱性向上のため、新たに4ミリ厚のアクリル板を設置。
補強フレームにネオジム磁石を埋め込み、脱着可能とした。
上部のパネルと相まって保温効果アップ。
また、上部パネルはメンテナンス時にテーブルとして活用。
メンテ時の作業性向上並びに観察がしやすいように、天面にはUSB-LEDテープライトを配置。
急なON、OFFでは生体にストレスを与える恐れがあるため、
調光器(写真右)で光量調整できるようにした。
寒い冬もあと数ヶ月。
これらの設備で冬は問題なく越せそうである。
課題としては内部のゴチャゴチャした配線の整理。
次は夏を迎えた時の熱対策が焦点となってくる。
夏の暑さ対策についても、この設備を生かした設計で計画していく予定である。


















































