爬虫類の冬対策の第3弾は、
レオパ、ニシアフ用の簡易温室の作成。
11月に入って10日以上が過ぎ、
朝夕は冷え込むものの、10℃を下回ることはなく、
昼間も20℃以上あり、過ごしやすい日々が続いている。
とはいえ、突然冷え込むこともあるため油断はできない。
レオパ2匹とニシアフ1匹はレプタイルボックスで飼育している。
3つのレプタイルボックスはナラベルトでまとめて保温しているが、
今後の冷え込みに対しては能力不足になることは目に見えている。
個々に保温器具を追加するのはコスト的にも効率も悪いため、
断熱材で温室を作成し、まとめて保温することに決定。
温室の素材は、「ザ・スリム」の10mm厚。
スタイロフォームと同じメーカーから販売されている断熱材。
7mm厚でもスタイロフォーム25mm厚以上の断熱性を誇る。
加工性にも優れ、切断も専用のスチロール用カッターを使用することなく、
通常のカッターが使用できる。
また、スタイロフォームのように擦り粉が出ることもない。
ホームセンターで指定サイズにカット。
温室のサイズは幅660mm、奥行き330mm、高さ320mm。
レプタイルボックス3つを余裕を持って収納できるサイズ。
固定にはスチロール用接着剤と、スクリュー釘を使用。
完成した温室がこちら。
レオパ、ニシアフたちの集合住宅
名付けて
La maison de modoki
「メゾン・ド・モドキ」
まんま「モドキの家」
天面左右にあるレオパのフィギュアは、シャチホコをイメージして設置。
正面上部のパネルは、ケージ上部に溜まる暖かい空気を逃がさないためのものである。
メンテナンスや餌やり時には邪魔になるため、ネオジム磁石による脱着式としている。
保温器具については当初、
ヒーティングトップまたはヒュドラヒートを使用する予定だったが、
ヒーターとレプタイルボックス内部の間に蓋が介在するため、
ケージ内部に熱気が伝わりにくいことと、
3つのレプタイルボックス全てをカバーするのは難しいと考え、
足元用の小型温風ヒーター(300W)を採用することとなった。
温風であれば、レプタイルボックスの蓋の穴を通じて熱気を伝えやすく、
また、40w前後のヒーターを長時間通電するより、
300wの温風ヒーターで素早く温めることで、
通電時間を短くして電気代を抑えられると考えた。
温風ヒーターは内部に設置するスペースがないため、
別ユニットとして、左サイドから温風を送り込むシステムとした。
ヒーターの転倒防止並びに、ヒーター本体の熱を逃さないように、
脱着式のカバーを設けた。
このカバー並びに台座部分は、
温室本体にネオジム磁石で固定されているため、脱着が可能。
夏場は冷却ファンユニットに換装することも視野に入れているため、
保温機器部をモジュール構造とした。
温風ヒーターはGEXのイージーグローサーモで制御。
温度センサーは一番奥のレプタイルボックスの側面に設置。
温風を無駄なく内部に送風するため、
導風パイプで隙間を埋めた。
導風パイプはクッキーの抜き型を使用した
各レプタイルボックスに温風を導くため、アルミ板の導風フィンを設けた。
これは、スバル・インプレッサのボンネットにある
インタークーラーダクトがヒントとなった。
レプタイルボックスの下に敷いてあるナラベルトの両端が余っているため、
レプタイルボックスの側面に回り込ませた。
熱源は余すことなく利用。
現在、外気温20℃で、27〜28℃をキープ。
レオパやニシアフたちも快適に過ごしている。
1〜2月の真冬に向けては、追加の保温設備として、
正面に4mm厚のアクリル板を設ける予定である。