毎度の戯言です。
読むだけ時間の無駄ですw
引き続き「旧そでつき物語」です。
旧そでつき立ち上げまで。
旧そでつき1年目。
1年目で苦労したギルド内ギルド。
今回は2年目のお話になる。今から8年前。
この年に問題となったのが「コンテンツ不足」でした。
1年目に「あらゆるトラブル」を経験したMMO初心者あんじぇ。MMO1年選手にしてマスターとしての経験値はカンスト。もはやこわいもんナシ。
ただ2年目のコンテンツ不足問題はFCがどうにかするには限界があり、1年目に横目で見てた「回転の早い人たち」も出てくるわけだと納得したもんです。
大前提として、MMOは仲間が、人がいないと成り立たない。
自分だけが楽しくても意味がない。周囲が楽しくなければログインが遠のき、人が減れば世界は廃れ、自分がどんなにその世界を好きでも世界は終わる。
コンテンツ不足は「やることがない」状態となり、みんなログインしなくなる。
そりゃ代わりにチャットしたりイベントしたりして盛り上がることはできるけど、どう考えたって限界はある。
マスターとしても「どうしようもない問題」だったりします。
どうしようもないんだけどどうにかしようとするのがわたしの悪いクセで、これに足掻いた2年目でした。その戦いの模様を今回記載していきますw
旧そでつき立ち上げから10ヶ月後の12月、大規模キックを敢行。
20人規模が10人規模となり安らぎ(笑)が訪れた。
気の合う仲間、プレイスタイルの合致する仲間だけで過ごす日常。
安心感からかギルドイベントも活発になる。どんなイベントだろうとこのメンツが集まりゃ楽しいだろうって安心感です。
ただ世間はそうじゃない。鯖立ち上げから1年経った当時、アクティブ2000人スタートだった鯖は500人規模まで縮小してたと思う。
先に書いとくと2年目の終わりで100~200人となり、鯖が消滅します。
過疎った自鯖はこの頃から復帰者さんを見かけるようになる。
すでに1500人が離れてるわけで、そりゃ数十人が戻っても不思議じゃない。
かつて一緒に遊んだこともある人が戻ってきて、「最近リアル忙しくてさー。久々にこっち戻ったらギルドに人がいない」と他人事のように仰る。
その5分後には「このところこんなゲーム遊んでてさー」と始まる。リアル忙しかったんじゃなくて他のゲームしてただけじゃんw
「人がいないのはあなたも原因では?」という言葉を飲み込むあんじぇ。
鯖がそうであるように、ギルドも人が来なけりゃ潰れてしまう。誰にでも分かることなのに皆さん意識してない。
わたしはマスターやってるから、毎晩INしてるから、意識するんでしょう。
他のゲームに誘われることも多かった。悪意はない。むしろ好意からですが、わたしが他ゲー遊んでログインしなくなったらそでつきはすぐ潰れる。
そんなこと伝えても分かってもらえないので伝えませんでしたが、ここもマスターだったり毎日ログインしてるわたしだから思うことなんでしょう。
そゆ人たちが次々そでつきに入りたいと言う。PvPしない農民ギルドでアクティブに活動してたのはうちくらいだったから。
1年目の秋から募集はしてなかったんだけど、周囲のFCが次々潰れたり開店休業になるもんでFC難民は続出。
その結果が1年目のドタバタだったので入隊志願は慎重に扱ったつもり。
かなり人を選んだつもりだけど、それでも上手くいく人は少なかった。
今考えても、前ゲーは不思議な魅力を持つMMOだった。
序盤は本当に楽しい。レベルはサクサク上がり、序盤から家を建てられ、畑で作物や家畜を育て、船や車を作って貿易品を運ぶ。
緑が溢れる牧歌的な景色は離れてみると恋しくなる世界だったと思う。
引退して他のゲーム遊んでる人が(前ゲーと同じように)他のゲームに飽きたとき、ふと思い出す世界だったのかもしれない。
懐かしくなって戻ってくる。戻ればギルドに人がいない。こんな流れでしょうか。
でもすでに1回引退してるわけで、なぜそうなったかを考えないまま復帰するからまた同じ理由で引退することになる。
見てた感じ、ほとんどの人が同じパターンを繰り返して再引退してた。
復帰直後は貿易も楽しいけど、毎日2~3時間遊ぶようなもんでもない。
しかもMMOは年単位で遊ぶ世界。さすがに飽きます。
スマホゲー感覚で1日30分ほどのログインで充分楽しめるゲーム。
それ以上の楽しさを求めるとなると、必ず勢力戦(PvP)にぶち当たる。ギスギスが渦巻く世界です。
復帰者さんは必ず同じルートを辿る。生活系コンテンツを懐かしんで復帰しては同じことの繰り返しですぐに飽き、勢力コンテンツへ。
そこでのギスギスに嫌気が差し、ギルドチャットで愚痴ってはイライラしてる。
一方そでつきは勢力戦に出る人も少ないので話が分からない。
ギスギスがめんどくさくて引きこもってる人たちです。そのめんどくさい話をされても、「じゃあ行かなきゃイイじゃん」と思うわけよw
どしても浮いちゃうんですよね。上手くいかないっつうのはそゆ意味です。
14なら零式行く行かないで同じこと起きそうな気がする。
復帰してうちに入りたいと伝えてきた段階では対人しませんと言うてた人たち。それはウソついてたわけじゃない。
当初は皆さんそのつもりだったんです。けどやることがなくなっちゃう。
わたし自身、IXA引退して対人はもうしないと前ゲー始めたのに3か月後にはやることなくなって対人始めてたわけですから(笑)
勢力コンテンツ、勢力VS勢力というPvPを軸にしてるタイトルはあらゆるベクトルが勢力戦へと向かっている。
レベリングなら全ジョブひと月もあればカンストしちゃう手軽さは早くカンストして早く勢力戦に参加できるようにという配慮。
日々の金策だって、お金貯めて装備揃えてPvP行きましょうという話。
前ゲーは船を作って海に出られる。めっちゃ面白そうでしょw
自由で広い大海原を自分の船でどこまでも航海できる。手前の船を作る過程も船には種類があってまた楽しい。
けどこれも同じ話で、作った船で海外貿易しようと海を渡ればPvPが発生する。荷物奪う人と奪われる人って話です。
どっちもゴメンだという人は船を作っても船を使う機会がない。
復帰者さんは引退後、船を作るところまでを思い出すんじゃないかな。
そりゃしばらく楽しいよ。でも船作り上げたところで「先がない」ことに気づいてまた引退する。先にあるのはPvPだ。
宝探しもあったけど、それも1度襲われちゃうともうダメ。デイリーの狩りクエストも襲われちゃうとダメ。
PvPしない人は本当に狭い世界で遊ぶことを強いられる。
14でもPvPしない人って多いと思いますが、しないことによって大半の自由を失ってると感じる人はほぼいないでしょう。14でのPvPは「軸」ではないからです。
公式掲示板では「最近このゲーム始めたんだけど人いないの?プレイヤーとすれ違うことがないんだけど」、な~んて投稿を何度も見たことがある。
前ゲーをよく表したコメントです。コアタイムのプレイヤーは勢力戦へ集うから戦場以外の場所で人を見かけない。
勢力戦に出ない農民さんは離席中です。そりゃ誰ともすれ違わないw
そでつきの集落はお客さんが絶えなかったけど、皆さんそでつき村に行けば誰かいるだろうって気持ちで訪れてたと思う。
そこで上記の「最近うちのギルド人いなくてさ~」なんて愚痴を聞かされる。
そでつきが維持できたのは1年目の戦いがあり、その後もみんな可能な限りログインしようと意識してくれたからで。
努力せずに得た環境じゃない。勝手にそうなったわけでもない。
それを理解しないまま入った人は、やっぱ上手くいかない。
こゆのは言葉で伝えるもんじゃない。既存メンバーの発言や行動を見て自然と理解していくもんでしょう。
うちとしては今で充分楽しいけど、そでつき入りたいと言われればやっぱり嬉しいから、可能な限り対応はしたけれど。
その結果がトラブルだったりすぐログインしなくなったりでは報われない。
復帰者さんが家を建てるため土地を融通することもあります。提供した相手がログインしなくなり、家が燃え、空き地になるのを待って抑えにいく。
自分の土地だったもんをまた自分で抑えにいくというw
あんじぇは土地少なかったのでメンバーが融通してくれてました。自分ではなく仲間の手間になってるっつうのが申し訳なくてね。
そもそも、復帰者さんは最初から1~2ヶ月という短期間遊ぶつもりだったのかもしれない。1~2ヶ月でまた離れるつもりだった、と言い換えることもできます。
それならギルドに入らなくてもイイんじゃんと、素人ながらによく思う。
何十回と経験して、そのたび何十回と思ったことがある。
うちは前ゲーを全力で遊ぶ集団だった。
ゲームなのかチャットなのかは置いといて(笑)ともかくポジティブに楽しいことを追い求める集団だった。
ずっとログインしてるうちらが楽しいのに、久々に復帰した人がやることないっつう変な状況になるわけで(逆なら分かるけど
チャットの空気も変になる。「気の合う仲間たち」ではなくなる。
うちに合わないなーって人がいたとして、上っ面だけでもどうにか取り繕おうという発想はMMO(というかネット上)ではよく見られる光景です。
勢力コンテンツなんてまさにそれ。苦手な人がいても同じメンツで年単位という期間でPTを組むとなれば社交辞令は必要。
仕事じゃあるまいし、ゲームで社交辞令ってなんやねんって話ですが。
苦手な人とも上手くやっていかないといけない勢力PTに対し、ギルドには人を選ぶ自由がある。合わなければキックしちゃえばイイ。
旧そでつきは最初の2年で50人以上をキックして、50人以上を入りたいというお問い合わせ段階でお断りしてきた。
わたしは旧そでつきを「ブラックギルド」と呼んでたほどです。
14と違ってパッチもないし、あってもPvPコンテンツやPvPするための装備のアップデートだし、あとはコンテンツの「追加」ではなく「変更」ばかり。
農民さんは復帰するキッカケがない。実際戻る人は少ない。
くまきちの後押しもあったし(笑)1年目と違って2年目のキックは抵抗なかった。合わない人に無理して合わせない、と決めてたのも大きかった。
MMO慣れてる人はギスギスにも慣れてんのかな。多少の我慢は当たり前って考える人がとても多い。ゲームは楽しいものなのに。
わたしはそこ通ってないのでイヤなもんはイヤだって答えを出した。
1年目の戦いは無駄ではなかったのだよ・・・。
人が入ってはキックしての繰り返しで気づくと夏がきた。
いよいよ本題です。ついにうちの中心メンバーにも生活系コンテンツ不足問題の影響が出てきた。
勢力戦(対人)も様々で、あんじぇとくまは海戦専門でした。
月水金だったかな、週に3回22時から1~2時間のPvPレイドに出てました。
この月水金が特に分かりやすくて、あんくまがレイドいってきまーすと出掛けた直後から他のメンバーは次々ログアウトしていく。
ヤバいとは分かっていてもどうしようもない。みんなにやることがないのは分かっているけど、毎晩面白トークなんてないし面白ハプニングは起きないw
そこに追い打ちをかけたのが「ToS」、ツリー・オブ・セイヴァーというMMOのサービスIN。2年目の夏くらいだった。
世の農民さんは新しいMMOへと流れた。メンバーも何人か始めてました。
のちに「ToSショック」と呼ばれた事件(あんじぇが勝手に命名
ToSはMMOなので、移住する人はもうこっちには来ない。
MMOは年単位で毎晩数時間ログインする。時間泥棒と呼ばれる所以ですが、これを掛け持ちっつうのは現実的じゃない。
サービスIN段階でわたしは「ひと月も遊べば様子も分かるだろうから、そこでどっちメインになるか判断してください」と伝えておいた。
わたし自身、砂漠は3時間でダメと判断できたし、FF14も3時間経った頃にはこの世界で暮らしていくと決意してましたから。ひと月あれば充分かなと。
んが、ひと月経ってもログイン変わらず。ToSは不具合だらけでみんな投げ出したようですが、この機会に他のゲームも遊ぼうって状況だったようです。
農民チームのログイン時間が目に見えて減ってきた。
来なくなることはないけど時間が減る。来なくなっちゃえば割り切れるけど、この時間が減る時期が1番堪える。
〇〇さんこの流れで引退かなーとか、あんじぇとくまだけなら思わないことまで考えてしまう。アクティブに遊んでる人間にはツラい時期ですね。
あんじぇとくまきちにはやりたいことがあり、みんなにはなかった。
1年目の夏を最後に対人偏重のアップデートになったしわ寄せでした。1年目の夏のアプデはとても良かったのに!w
一応書いておきますが、前ゲーは勢力戦、対人コンテンツがメインの対人ゲーであり、RvRとしてとても楽しいゲームです。
コンテンツ不足は対人しない人にとって、という前提なのをお忘れなきよう。
じゃないとこの記事ただの悪口になっちゃうからな!w 対人楽しいよ!w
話戻しましょう。とにかく前ゲーは楽しいからね(念押し
次々やってきてはすぐ来なくなる復帰者さんたち。ToSに端を発した古参メンバーのログイン不安定問題。
22時過ぎのチャットはあんじぇとくまの二人きり、なんてこともよくあった。
コンテンツ不足の問題はこの先ずっと苦しまされると分かってた。開発が急にやる気出すはずもないですから。
そんな予算と人材があったら次のゲーム作るでしょ。新生FF14は特殊だ。
先々に希望がない。そしてわたし自身MMO開始から2年弱となるこの時期。
IXAも2年弱で引退したので、潮時とも受け取れるタイミング。
コンテンツが追加されず、人が減り、それに対して無力に足掻く。
この繰り返しが続くのは目に見えてたので(実際その通りになった)引退を視野に入れつつメンバーに決断を迫った。
「週末ギルドなんてどうでしょう?」
フォーラムにスレッドを立てて反応を見ることにした。
前のめりに遊ぶにはそろそろ限界が来てるのでユルめようかと。
わたしは腰掛けでゲームするつもりもないので旧そでつきが週末ギルドを選んでくれれば晴れて引退です。また春夏野球見て秋冬NFL観る生活に戻るだけ。
MMOに限らず何するにも全力を出したい。全てやりきったと思えないと全てを理解できないと思うから。
今こうしてギルドについて語れるのも全力で取り組んだからです。
すでにわたし自身やりたいことがなかったことも大きい。
勢力戦で半年掛かりの大逆転勝利を成し遂げて、ギルド運営でもスゴい経験をして、社会勉強って意味ではもう充分な成果です。
くまきちはそでつき大好きだけど(笑)プレイスタイルを考えたら対人ギルドのほうが向いてるし、他のメンバーは解散となれば変なしがらみもなくなって引退でき、他のゲームを楽しむことができる。
みんなそれぞれ今より有意義な時間の使い方となる。
一般にはこんな話題を表に出さないでしょう。
なんとなくみんな理解してなんとなくフェードアウトしてなんとなくギルドが活気を失い、静かに終わりを迎えるんでしょう。
MMO開始2ヶ月後にはマスターだったわたしは一般的なギルドを知らんので、わたしが思うふつーの対応をさせて頂きました。
みんなにやりたいことがないんだから「仕方ないでしょう」、と。
14ならこうはならない。なぜなら、よしだがそうはさせないからだ。
ただ前ゲーの農民さんは永遠のナギ節を過ごす。名前も顔も知らない本国の開発さんに期待したことはない。
PvPゲーでPvPしなかった我々がいけないんです。
いつかまた生活系MMOに戻るかもって、いつまでも粘ってた我々が悪い。マイクラ遊んでたほうが健全ですw
フォーラムの反応はポジティブなものが多かった。
前ゲーに遊びたいコンテンツはないけれど、そでつきはアクティブに存続してて欲しいと。「極アクティブに!」って書き込みもあった。
困った(笑)そう言うメンバーもまた数ヶ月経てばログイン不安定になるのは目に見えてるわけで、それでもそでつきが極アクティブに見えるのはあんじぇとくまがアクティブに遊んでるからで、あとはブログのおかげだ。
しつこいようだがあんじぇとくまきちはPvPに参加してるからログイン安定してるだけだ。そでつきを存続させるため!ってがんばってたわけでもない。
農民中心のギルドではここらが限界に思えた。みんながナギった頃合いにこゆ相談すればその場は盛り上がるかもしれないけど、必ずまた同じことが起きる。
もっかい言おう。必ずまた同じことが起きる。ナギ節は永遠に続くんだから、このループは永遠に続く。ちょっと考えりゃ誰でも分かる当たり前のことだ。
それでも、そでつきが好きで続いて欲しいと言われたら嬉しい。わたしもそでつきが好きだったし、イケるとこまでこのサバイバルを生き延びようと決めた。
「必ず負ける」と分かってる戦いが始まった。
そでつきはしぶとく、わんぱくで逞しかったw
永遠のナギ節でも「やることがない」と言う人はいなかった。
コンテンツがなければ自分たちで作ればイイ。
幸い船や乗り物など(主に対人戦用に作られたw)様々な仕様はアイデアひとつで遊び道具になる。
遊びの天才たちは使えるもんはなんでも使った。
前ゲーは素材はイイんですよw ただ調理が下手というかサボってる。ならばプレイヤーが調理してやろうと。
いよいよ来るとこまで来たな・・・と思う遊びがあった。
3年目くらいに流行った遊び。家には苗床っつうのがあり、穀物や草花を植えることができる。14にも家の庭に畑置けますね。
畑をクリックするたび穀物と草花と切り替えられる。あんじぇが草花を植えようとクリックすると、メンバーがやってきてもう1度クリックして穀物に切り替わる。
あんじぇが再びクリックすると、すかさずまたクリックされる。
外から見たらただの妨害行為ですがwww これをずっと繰り返し続けてケタケタ笑ってる日常が(頭悪すぎてw)わたしは本当に好きだった。
ついったや公式掲示板では愚痴や文句が飛び交う中、わたしたちは毎晩チャットして毎晩笑って楽しく過ごした。
前ゲー時代のブログを見てみりゃイイ。頭悪そうに楽しんでる。
この仲間と一緒なら何やってても楽しいと思えたから、みんなもそでつきはアクティブに続いて欲しいと思ったのに加えて。
やることなくても1年以上毎晩数時間暮らした世界。
牧歌的な景色に愛着もある。たとえ住宅地から一歩も出なくてもw
見慣れた自キャラにも愛着がある。たとえみんなきぐるみで暮らしててもww
愛着も愛情の一種です。仲間がいるって大きな理由はさておき、なんやかんやみんな前ゲーという世界が好きだったから続いて欲しかったんじゃないかな。
「あんじぇさん遊んで遊んで!」って言われて、これやってみる?っていくつか提案しても全部却下(笑)所詮わたしの提案するコンテンツは金策だったり強くなるためのもので、みんなはもうそこに興味がない。
今思えば、エオルゼアに移住した今思えば。
このときみんなで他のゲームに移住するという選択肢が正解だったのかもしれない。でもくまきちは前ゲーが好きだった。
そゆ話が出なかったわけでもないけど、わたしは「全員が移住するなら考えるけど、ひとりでも行かないならギルドとしてその判断はない」と伝えてました。
なのでイケるところまでイクしかない、という判断になったのです。
そでつきは「前ゲーを遊ぶための集団」ですから。
丸5年続いた旧そでつきですが、続いたのがイイことかどうかはわたしにもメンバーにも分からない。
ただわたしはこゆ経緯があったから、ご長寿ギルドを目指しました。
実際どこよりも長寿だったので(最後は負けたけどw)勝利です。
農民ギルドどころかPvPギルドさえ、うちほど長くアクティブに続いたギルドはわたしの知る限りありませんでしたから。
2年目ですでに限界を迎えてたギルドがなぜ生き残ったのか。
ToSショックと重なるくらいのタイミングで、Yさんとの出会いがあった。
Yさんは仮名です。イニシャルでもなんでもないですw
うちの集落付近をうろうろしてる人がいる。チャットでそんな情報が出回ってた頃、まさに近所でYさんを見かけた。
見知らぬ名前はスパイを疑えという世界。様子見で話しかけてみた。
他鯖からやってきた方で、前ゲーはワールド間テレポがないので新規キャラとして家を建てる土地を探してた。
第一印象はとにかく話しやすい。会う人みんな同じ感想だったほどw
所属鯖が過疎ってフレンドさんも引退したりで一緒に遊ぶ人が少ない。
Yさん自身は農民さんで、ずっと貿易してるんだとか。
農民には居場所がないと思ってた世界で、農民やってる人がいた(笑)
Yさん鯖はうちらの鯖より1年前に立ってるので、うちらより長く遊んで、その間ずっと農民やってたということだ。
神様や仏様を見た気分だった。PvPゲーと割り切った上で農民続けてる、その達観した様子から仙人が近いかもしれないw
ただただ驚き、「スゲー!こんな人まだいたんだ!w」と思ったw
農民ギルドでごめんなさいくらいに思ってた時期。農民だって毎日楽しく遊んでる人がいると知ることができて自信になった。
前ゲーに対して諦めかけてた時期。まだイケるかもって思えました。
農民さんから去っていく世界ですので、Yさんみたく(言い方アレですが)取り残されてしまった人は多いかも。
ならばそでつきはYさんみたいな人が仲間とわいわい遊べる場所にすべきではないかと思ったわけです。
1年目終わりで農民ギルド名乗ってるわけだし、正しい方向性だ。
あんじぇとくまきちに加え、Yさんが毎日ログインすることでそでつきの空気は大きく変わった。ポジティブでアクティブになった。
ナギ節には変わりないけれど(農民には永遠のナギ節ですから
うちにはチャットという最大かつ無限に遊べるコンテンツがあるわけで、話しやすい人というYさんはそっちでもスゴい戦力だったw
PvPしなくても楽しめるんだよって、希望の光が見えた2年目の秋。
冬にはアクティブ100~200人の鯖で100人規模の動員を記録したあんじぇ伝説のユーザーイベントが開催され(笑)
難易度高めのIDへのアタックも始まったりとアクティブに過ごしてた。
Yさんは戦闘苦手だったので後方支援というカタチで、ポーションやバフアイテムなど供給してくれたり。戦闘民と農民が一緒に盛り上がれました。
いろんな意味で架け橋になってくれたメンバーです。こゆ人がひとりいるだけでこんなにも空気変わるんかって、感動したもんです。
そして3年目がやってきますが、次回に「つづく」
今回も1万文字目前になっちゃったのでww 長くてごめんよww
今書き始めてちょうど2時間だけど、これだけのボリュームをまとめると8時間くらい掛かっちゃうかもしれないww
思いつくまま、思い出すまま書いたので話飛んだりしてそうですが、最後まで読んでしまった己の判断を責めてください。わたしを責めないでください(笑)
次回は3年目と4年目をまとめるかもしれない。
そでつきではあんま事件らしい事件もなかったけど、前ゲー世界全体を揺るがす大事件はありました。
その大事件を逆手に取ってのし上がるそでつきは、ついに全盛期を迎える。
楽しい話は短くなりそう。このシリーズは苦労話がメイン。こんな苦労があったから今こうなんですっていう意味での「根っこ」ですから。
また24時間メンテでもあれば書くかもしれません。書かないかもしれませんw
一方その頃、FF14は・・・。
1万文字超えたので簡単にまとめる(つもりです
この頃は全く名前聞かなかった。引き続き砂漠とか韓国産MMOの話題が多かった。確かToSも韓国のMMOだった気がする。
光のお父さんは超有名で読者も多かった。FF14より知名度あったw
14は蒼天か紅蓮だったと思うけど、強く記憶してるのがマイディーさんブログで紅蓮から海に潜れるようになったって書かれてたこと。
ホント申し訳ないけど、正直わたしは「FF遅れてるなー」と思った。
こっちは酸素ボンベって仕様まであって海底まで潜れ、潜航したまま大陸から大陸へと渡ることだってできる(死ぬほど時間掛かるけどw
オープンワールドとかシームレスとか呼ばれる世界で、自作の船でどこまでも旅ができる。自由度は圧倒的に勝ってたと思う。
(まあ景色に感動するのも最初だけなのでコンテンツが必要でしたがw
唯一気になったのが麻雀でした。ソースはマイディーさんブログですが。
知ったときの衝撃たるや。「やべえwww」と思いました。
この世界が好きだけどやることがなかったわたしたち。
麻雀だったりマイディーさんの提案してたすごろくみたいなもんがもしあったなら、わたしたちはもっと楽しく暮らせたかもしれない。
苗床戦争(笑)を見ての通り、わたしたちはなんだって良かったんです。
なんでもいいからやることが欲しかった時期に「麻雀」という反則技をぶっこんできた吉田という人物に震えました。
IDゲーと思ってたFFだけど、作ってる人は生活感、住んでる感、暮らしてる感を大切にしてるのかもって、当時名前しか知らない「吉田」に怯えたもんです。
このとき感じた脅威はのちに現実のものとなる。
でもそれはまだ先のお話。当時はまだライバル視すらしてなかったw