毎度の戯言です。

読むだけ時間の無駄ですw

 

 

旧そでつき物語の続きです。

Pさんと新規FCを立ち上げることになった。

 

FC結成には5人PTが必要らしく、勢力チャットでお手伝いさんを募集した。

たまにそゆ募集見てたので段取りはなんとなく知ってたw

 

すでに勢力内ではFC間のギスギスも多かったけど、若葉2人FCだったからかお手伝いの方も温かい対応をしてくれた。もっと事務的なの想像してたわw

 

FC名を決めるとなり、IXA時代のソロFC「袖付き」が頭に浮かんだ。

袖付きはガンダムに登場するテロリスト集団の名前。トップランカーだったIXAならまだしも、PvPしない前ゲーでは名前が強すぎる。

 

狩る側は疲れたので、新しい世界では「狩られる側」になるというわたしなりの強い意思表示も込めて、ひらがなで「そでつき」にした。弱そうでしょw

 

 

旧そでつき結成、お手伝いさんに順次脱退してもらい、2人FCとなる。

PさんとPTチャットからFCチャットへと移行する。このときのなんともいえない気持ちは今も強く覚えてるw

 

「今度からココでおしゃべりだねーw」「おうちみたいねーw」

 

Pさんとはメールのやり取り中心。Pさんからの質問もメールだったし、Pさんのレベルに合う装備を拾ったときわたしからメールで送ったり程度。

FC結成で「いつでも会話できる場所」を得たことが嬉しくて嬉しくてw

 

前ゲーはFCハウスがない仕様で、Pさんとあんじぇは家も遠く離れてて一緒にいる時間はあまりなかった。

Pさんは貿易、あんじぇはこの頃から(禁じてた)PvPに出てたけど、お互い別々のことしながらもずっとチャットしてた。

 

サスタシャには引き続き立ち続けてたので、Pさんと同じように仲良くなった若葉さん二人が加入。今は「自分のFC」に招待できるので気遣いもいらない。

 

2月に4人体制の旧そでつきがスタートして、ほっこりな雰囲気の2ヶ月間はとても楽しかった。なんせ4人全員が初心者ですから、何しても楽しいわけよw

 

旧そでつきはまさに「初心者がゼロから作ったFC」、それが誇りでしたw

 

 

さて、さり気なく「2ヶ月間」と書きましたが。

わたしの所属鯖は立ち上げ時から大きな問題を抱えていました。

 

9年前の11月下旬の立ち上げだったけど、その5ヶ月後の4月に「黒い砂漠」がサービスインすることがすでに決まってた。

砂漠までの腰掛けで前ゲー新規鯖に来た人がとてもとても多かった。

 

そう、世界に降り立った瞬間から感じてた退廃的な空気は全てこの4月問題に端を発している。そもそも皆さん長居するつもりはないんです。

 

2月くらいから鯖は荒れた。西と東という勢力とは別で海賊という勢力もあった前ゲーですが、東西の中心メンバーがこぞって海賊に流れたり、4月のXデーが近づくほどPK被害も増えてきた。

 

荒れた結果PvPレイドで指揮する人もいなくなり、気づけばあんじぇが募集して指揮してたわけですが(あれほどPvPしないと決意してたのに

鯖の多くの人が「間もなくこの鯖は終わる」って心のどこかで思ってたかも。

 

そして、実はあんじぇさんも黒い砂漠に移住しようと思ってたひとり。

 

前ゲー始めるときMMOの情報収集してまして、砂漠のトレーラーがカッコ良くて遊びたいと思った。ダークファンタジーな世界観に憧れてたのよw

 

ちなみに当時のFF14の評価は最悪。どこのレビュー見ても「ギスギス・予習・大縄跳び」の三点セットが並んでて選択肢に入ることすらなかったw

 

Pさんも砂漠を視野に入れてて、2ヶ月の付き合いになるかもしれないっつうのは最初から分かってたし、わたしも砂漠で新しい世界を体験してみたかった。

既存鯖からの移民はいない、本当の意味で新しく誕生する世界です。

 

 

そして4月になった。4人ともそれぞれ他のゲームを触りだした。

 

別にスタートダッシュ目指すわけでもないし、ログイン戦争落ち着いた頃合いを見計らって砂漠に入ると、5ヶ月前と同じ光景が広がってて一瞬で心が折れた。

 

恐らく勢力チャット的なもんだと思いますが、「前ゲーの昼デイリーがそろそろ始まる時間だーw」とか、「前ゲーで畑いじらなきゃ」とかって会話が流れてた。

 

前ゲーから流れてきた人たちが砂漠の全体チャットでおしゃべりしてたw

 

どちらも同じ運営会社で、どちらも開発会社は韓国。ここらへん(という雑な表現で申し訳ないが他に表現が見当たらない)のゲームって、ここらへん(同左)の人たちが周回魚のようにぐるぐるしてんのかなって思った。

 

そして「ダークファンタジー」という部分。これがMMOに合わないw

おひさまの下で畑仕事して仲間とわいわいチャットする生活に慣れてしまったあんじぇは暗い世界観がダメだった!w

 

ひとりで遊ぶならイイけど(シャドウハーツ好きだし)、MMOとしてはどうなんだろか。勢力に触れる前からギスギスやドロドロを予感させるような空模様w

まあ「黒い」砂漠って言うくらいだから黒くないとダメだけどw のほほんと暮らしたいわたしには向いてないと思い、3時間で撤退しました。


4月問題は砂漠だけでなく、リネージュとアイオンというゲームが無料化され、イカロスというMMOもサービスイン。

4つの大型MMOタイトルが動き出すというタイミングでした。

 

その5ヶ月前に立ち上がった旧そでつき所属鯖はタイミングが悪かったというか、最初から過疎へと突っ走る宿命を帯びていたのかもしれない。

 

Pさんは砂漠に軸足を移し、もひとりはリネージュだったかな。

残ったひとりとあんじぇが旧そでつきに残った。なんやかんや人は加入してたので5人くらいはいたんですけど。

 

ともかく砂漠という比較対象を得て、わたしは思ったより前ゲーが自分に合ってる、自分が好きだと知った。

ここで暮らしてみようと決意し、旧そでつきをその居場所とした。

 

 

 

本格的なFC運営が始まる。まずは募集文面を考えた。

当時の旧そでつきのイイところ、好きなところを意識して書いた。

 

「初心者さんの仮の宿」と謳いつつ、個性を出していく。

 

ひとつは「勢力に愛されるFCでありたい」

 

別に何するわけでもないけれど、迷惑行為などやめましょうという話。

所属メンバー全員がギルドタグという看板背負って世界をうろうろしてるんです。嫌われる行為をすれば無関係なメンバーも後ろ指を指されます(PKされます

 

ふたつめは「みんながみんなと仲良く」

 

こゆゲームでは相方さんという存在をよく見かけます。いつも二人で動いてる方々ですが、メンバー全員が相方さんみたいに感じられたら究極です。

5人なら可能ですが、10人はムズい。あくまで方向性でありヴィジョンです。

 

みっつめが「チャットギルド」、最重要課題です。

 

レスポンスに言及した。質問には反応しよう。分からないから関係ないではなく、分からないなら分からないと返事しようと。

 

反応がないと二度と質問してくれないよ。チャットしてくれないよ。

開始当初の初心者置いてけぼり感を解消するために立ち上げたFCですから、質問に無反応では存在意義が消失する。

 

ここまで書けたのはすでにそゆ環境になってたからで。

自分たちができてないことをこれから入る人にお願いするのはスジが通らない。元々がイイ環境だったから強気に書けました。

 

 

みっつともFF14来てからは考えられない話です。

 

迷惑行為は論外だけど、勢力に嫌われてもPKされないし(笑)チャットの反応などはみんな忙しくて余裕ないでしょう。そもそもわたしがそんな余裕ないw

 

前ゲーとFF14ではコンテンツのボリュームがちなう。メインクエを始めひとりで遊ぶコンテンツも多いので、余裕があれば返事するくらい。

ほんの少しの優しさや気遣いが大事かなと。がんばりすぎはダメですねw

 

ただ今の現そでつきを見てると、当時と近い雰囲気も感じます。

ID声掛けると「人足りないなら行くー」なんて返事が来る。声掛けた側にとってこれほどありがたいお返事はない!w

 

当日ルレ終わってるとかレベルレなら経験値いらないとか、用事はないけど人手不足なら手伝うよーって話がこの返事ひとつで全て把握できるw

 

んじゃ他あたっていなければ手伝いお願いします!と、こっちも動きやすい。用事があって行きたいって人が他にいるならその人と行ったほうがイイからw

 

エオルゼア来てからはこゆ話したことないんだけど、こゆトコ大事にしてくれてる人と出会えたことは本当に奇跡だ。ちょっとした気遣いや優しさですねw

 

 

わたしは前ゲーとFF14を同じMMOでありつつも「別物」と捉えてます。

FC運営の在り方も募集の在り方も全く別と考えてて、マスターとしても自身を初心者と位置づけてます。

 

だからこそ他所さまのFCに入りたいとも思ったんですがw そゆ経験もできないままココまで来たので前ゲーと比べると成長速度は圧倒的に遅い。

募集文面も時を追うごとに様変わりしてますし、まだまだ成長過程でしょう。

 

前ゲーに比べたら14のFC運営は楽ちん。やることないです。

FCが楽しみ用意しなくたってよしだがいくらでも用意してくれるんだからw

 

 

FF14と違い、早い段階から方向性を出せた旧そでつき。

 

4月から夏に掛けて入った8人くらいのメンバーとは長い付き合いになりました。くまきちやJTもこのタイミングで加入。まさに中心メンバーたちですw

 

夏には鯖にとって大きな出来事がありました。鯖立ち上げから半年経ったくらいのこの時期、次の新サーバーが立ち上がることになった。

 

うちらの鯖が立ち上がったときと同じ現象が起きました。

今の鯖が楽しくなくなっちゃった人たちが新規鯖へと移住。4月問題とその後の同族PK騒ぎで過疎った鯖は更なる過疎を呼ぶ。

 

人が減るのも問題だけど、人が増えないことがもっと問題。

新規鯖が立ち上がれば当然、新規プレイヤーは新規鯖でゲームを始める。

 

PvPゲーは後発組が圧倒的に不利。アイテムレベルシンクなんてもんもないので、いわゆるタイム・トゥ・ウィン。長時間、長期間遊んでる人が有利です。

 

新規さんはなるべく条件が同等な新規鯖を選ぶことになり、初心者支援FCだった旧そでつきは早速存在意義を失うこととなった。

 

この頃からすでに「チャットFC」として確立してたので救われましたがw

個性はふたつくらい用意しとくとイイもんですねww ひとつだとそれが失われたとき、FCとしての輝きも失ってしまうかも。

 

これ以降、旧そでつきは5年後の解散までずっと、新規プレイヤーがやってこない環境で暮らすことになる。14では信じられないことでしょ。

だからわたしは今も若葉マーク見るだけであんな大騒ぎするんですよ!w

 

 

新規鯖立ち上げで問題になったのが他所さまFCの解散。

ごっそり人がいなくなって鯖の勢力図が大きく変わり、FC再編状態に。

 

「うちのFC解散するからこの人たち引き受けてくれない?」って相談が何度も舞い込んだ。身勝手な話にも聞こえて、メンバーからも反対が多かったけど。

 

わたしは持ち前の甘っちょろい考えで「かわいそうだ」と思ってしまった。

居場所が急になくなって放り出される。それキッカケで引退する人も出るでしょうし、鯖は益々過疎ってしまう。

 

反対意見を押し切って受け入れることにしたのは愚策でした。

受け入れた人たちは旧そでつきを選んだわけじゃなく、なんかココ行けって言われたから来ました状態とも言える。

 

うちの価値観に共感して選んだわけじゃない。前ゲー開始直後のあんじぇみたく訳も分からないままFCに入っちゃったのと大して変わらない状況でしょう。

 

上手くいくわけなかった。旧そでつきはぶくぶくと太り始めて20人規模に。

トラブルの絶えない状況となり、毎日ついったには長文のDMが届き、ログインすればTellが飛んできて相談される。

 

受け入れメンバーは若い人が多くて、対する元からいた中心メンバーはパパやママも多く大人の集団だった。年の差からか、相談も「うーんw」という内容でw

 

でもこの状況を引き起こしたのは自分なので可能な限り対応した。

Tellでゲームできないのはいいけど、問題はDMのほう。ゲーム離れてる時間も見ることができちゃうのでリアルに影響が出始める。

 

要求はエスカレートしていき、なぜか子供じみた内容になっていくw

「わたしはマスターやってるけど、みんなのお母さんになった覚えはないよ!」と、この頃よく心の中で叫んでたもんです。

 

 

 

FCはメンバーの要求に応える義務も責任もない。代わりにメンバーへ何かを要求する権利もない。全ては相性や価値観の共有って前提で成り立ってる。

 

募集文面の最後には「ほとんどの方がこゆ話をめんどくさいとすっ飛ばしてきてると思います。でもうちはこゆとこ重視してます」と書いてました。

 

チャットに返事とかめんどくせーと思う人は多いでしょう。そゆ人には最初から向いてませんよとお伝えしつつ。

返事する派、返事して欲しい派の人には理想的な環境として来て頂く。

 

ある程度の方向性を決めて、それに合う人が集まる場所を作る。

FCにできることはここまでです。その後どんなトラブルが起きようとFCはなにもできない。マスターにはたったひとつの権限しか与えられてないんだから。

 

長くMMOしてればFCの内部分裂もよく見た。マスターがみんなの居場所を作ったつもりがFC内でクーデターとなり、ごっそり人を引き抜かれたり。

他人事ながらに震えて見てましたが、そんなことが起きてもFCは止める権限すらない。そして事態を引き起こした全責任はマスターが背負う。

 

上手く回ってるときは思わないもんですが、トラブルが起きると「なんか報われない役どころだなー」と思うこともある。

んがしかし、ギルドマスターには「伝家の宝刀」が与えられてる。

 

 

ギルドマスターにとっての「伝家の宝刀」

 

マスターに唯一与えられた権限は「メンバーの除名」です。

旧そでつき必殺「あんじぇキック」、50人は蹴飛ばしてきたでしょう。

 

リアルに影響出始めちゃったらもうダメなのよ。ゲームとして良くない。

 

20人くらいに膨れ上がった旧そでつきを、わたしは8人規模まで削った。

トラブル続きのおかげでトラブルが起きたとき、この人はどう感じるか、あの人はどんな対応を望むのか、メンバーの価値観を知ることができた。

 

なにはさておき「ギスギスはイヤです!」って人だけを残すことになった。

毎晩リアルで疲れてログインして数時間過ごす場所。そこでまた人間関係に疲れるとか誰も望まないでしょう。

 

余力のある若い学生さんならそれもまた楽しめるかもしれないけど、仕事や子育てでくたくたのおじさんおばさんにはツラいんですよww

 

PvPしてるなら勢力のギスギスもあるかもしれんけど、当時の旧そでつきでPvPしてたのはわたしとくまきちだけ。みんなはのんびり畑いじってチャットしてるだけ。

 

それなのになんでギスギスしなきゃいけないんだとw

トラブルの発端は大なり小なり勢力と関わってる人でした。旧そでつきはこれを転機とし、「農民FC」と名乗るようになった。

 

FCは人の出入りや様々な出来事が起きるたびその色を変える。

初心者救済FCからチャットFCへ。更に農民FCと属性が追加されるたびにFCとしての色が変わっていく。

 

MMOギルドってココが面白い。正解もないしゴールもない。

どんな色になるか分からないまま旅を続ける。旅の過程で同じ色の仲間を見つけて、自分たちらしい好きな色を探す旅路。

 

8人になったFCチャットは立ち上げ時と同じ空気になった。

「ああ、なんかほっとするね・・・w」とか、Pさんと二人で初めてFCチャット使ったときみたいな感覚でした。

 

 

大規模キックは12月上旬でしたので、結成からまだ1年未満。

 

わたしは最初の1年で「あらゆるトラブル」を経験した。今に至るその後の8年間で起きたいずれのトラブルも1年目と比べるとかわいく見える。

 

8年経った今も書くことが憚れるようなトラブルがいくつも、別々の10人くらいから引き起こされたんだからスゴい。

わたしはこの半年で起きたトラブルを経験してこわいものがなくなった(笑)

 


ついには人生相談までされるようになった1年目マスターあんじぇ。

次記事では1年目で最も苦労した戦いを記しておく。

 

1年目としてまとめておきたいので、2記事一気にUPしてみます。

合わせて1万文字を超えるので(笑)気の迷いで読もうとしてる人はご注意をw