毎度の戯言です。
読むだけ時間の無駄ですw
引き続き旧そでつき物語です。
1年目で最も苦労したのは「ギルド内ギルド」
FC内に数人のグループが誕生する。VC使ってたグループもあり、時期によっては砂漠がメインになったりと、まずはそのグループ内でお話が進んでいく。
唐突に相談や要望が飛んでくる。伝えられる内容にこっちはポカンとする。
グループ内での会話から導き出された結論だと思うけど、こっちは会話の流れを知らんから「なんでそんな話になったw」となる。
わたしが3つめに所属させて頂いたFCさんと逆の状況となってました。
そのためにうちはVC使いませんとしましたが、メンバー間でのVC使用をとやかく言う権限もありませんし、とても困りました。
数人組はすでにコミュニティとして確立してる。FCみたいなもんです。
旧そでつきの中に別のFCがいて、そのFCさんの要望に応える。その要望は数人にとっては良いことですが、他の8人にとってはめんどくさいことだったり。
グループからは疎外感があるとも言われました。うちらがFCチャットで暮らしてる間、グループは別のチャットで暮らしてるんだからそりゃそうなるわけで。
グループの人はグループの会話とFCチャットが見えてますが、こっちはFCチャットしか見えてない。彼らがなにをしゃべってるか見えないわけです。
意識しないときは気にならないけど、1度意識してしまうと不気味です。
お互いがなんとなく様子見の空気となり、世間ではこれをギスギスと呼ぶんだと思う。なんか良くない空気だなって、みんなが感じ始めてた。
わたしと数人とでいくら話したところで旧そでつきは10人ちょっとが所属してて、10人ちょっとが「それイイね」と思わないとFCは動かない。
彼らはそれが分からずわたしを動かそうとするけど、わたしにそんな権限はない。
みんなが嫌がることを強いる権利なんて誰にも与えられてないでしょう。
彼らからするとFCマスターは万能に見えたかもしれない。学生さんから見たらおじさんは経験豊富に見えたかもw
でも実際はMMO初心者です。みんなのほうがこの世界では先輩なんです。
話は飛んでエオルゼア来てから、2年くらい前でしょうか。
旧そでつきを長らく外から見てた人に「そでつきは楽しい場所だから、なんでもできると思っちゃうんだよ」と言われた。
過度の要求もそう考えるとなんか腑に落ちるというか、確かにつまんない場所だったら「まあこんなもんだろう」と思ってくれるのかもしれないw
FCだけじゃなくゲームもそうですね。前ゲーのアプデに期待したことはない。
逆にFF14ではパッチのたびに過度な期待をしてしまう。まあ14開発チームはその期待の斜め上をいくわけですがw
旧そでつきも斜め上いけたら良かったんですが(笑)あいにく凄腕の開発チームと違い運営してるのは素人です。MMOに対しても、FC運営に対しても。
でもメンバーのおかげでとても楽しい場所になってる。ならばもっとスゴいことができるんじゃないかと期待してしまう。そんなトコだったのかもしれない。
ギルド内ギルドからの要望でもっと勢力に貢献しよう、勢力で名をあげようなんて話が出たこともあった。若さって素晴らしい。
けどうちがほっこりわいわいな空気だったのは勢力における人間関係の煩わしさから距離を置いてたからで、彼らにはそれが分からない。
夏前くらいだったかな。勢力で支持されてたリーダーからTellが入った。
「これからの西勢力はそでつきがポイントになると思ってます。PvPに参加してもらえませんか?」という内容だった。
戦力的な意味ではないでしょうけど(笑)言いたいことはなんか分かった。
ギスギスで空気悪い勢力の雰囲気を一変させる力が旧そでつきにあるって思ってくれたんだと思う。
これも同じ話で、そのギスギスに入ってしまえばうちもギスギスするかもしれない。距離を置いてるからうちの雰囲気は良く保たれてて、きっとそれがリーダーさんには眩しく見えたんじゃないかな。
しかし当時のそでつきは庭に木箱何個積めるかが流行っててww
リーダーさんは好人物で、旧そでつきを評価してくれて嬉しかったけど、「毎日木箱積んで喜んでるFCなのでご期待には応えられませんw」と返事した。
リーダーさんは「それが1番ですねw」って、寂しそうに笑った風に見えた。
彼はそれから間もなく引退された。いろいろあったんだろうなーと思うと、なんかこっちも寂しくなったもんです。
勢力と関わるとギスギスはついてまわる。でも対人ゲームである前ゲーで中心となるコンテンツは全て勢力に関わるもので、参加しないと他にやることがない。
旧そでつきにはチャットがあったから気にならない部分だったけど。
FCチャットはあまり参加せずグループ内でのコミュニケーションに終始したギルド内ギルドの数人は物足りなかったのかもしれない。
ただそもそもあなたたちのマスターはIXAで名をあげてしまったことを反省して、こっちの世界では平和に暮らそうと思ってるような人間なわけで!w
それらをいくら伝えても伝わらなかった。その場は納得してくれるんだけど、時が経つと同じ問題が繰り返される。話し合いが終わったあとも彼らは自分たちのチャットにこもり、そこでまた同じような会話が繰り返される。わたしや他のメンバーがいないところで。
ひとり相手なら起きない現象です。でもグループ相手だとこちらがどんなに腹割って話しても「一旦持ち帰って社内(グループ内)で検討します」ってことになり、そこでまたネガティブな空気で相談が行われる。
そのグループはもうFCとは別のグループだから、わたしが口出す権利もない。そのグループはそのグループの人たちのものだ。
何度相談しても導き出される答えは元に戻る。終わりなき相談は半年ほど続いた。
仲良しグループはイイことだと思う。けど悲しいかな、仲良し同士で密集すればするほどFCとの距離は開く。
彼らは複雑に考えてたようだけど、とても単純で簡単な話なんです。
誰しも時間は限られてる。Aさんと遊べばBさんと遊ぶ時間はない。Aグループと遊べばBグループと遊ぶ時間はない。だからみんなAかBか選ぶんです。
彼らは自分たちのグループを選んだ。他のメンバーは旧そでつきを選んでる。
彼らは悪いことしてるわけじゃないから、どうにか落とし所を探した。
彼らは他のメンバーとも仲良くなりたい、旧そでつきにいたいと言うてくれたから、わたしも限界超えるまで、リアルに影響出るまで時間を割いたけど。
最後は旧そでつきを選んでる人たちに対してのケジメとして、彼らをまとめてキックすることにしました。
ギルド内ギルドが成立するのは大所帯ギルド(FC)だけって結論に至った。
30人FCならいくつかのグループの集合体になるんだろうけど、うちはみんながみんなと仲良くとか謳ってるFCでしたから。
FCが「コミュニティの最小単位」って人が多かったんだと思います。
対して彼らはグループが最小単位。リアルで言えば家族であり、FCはその家族が暮らす近所の人々、町内会みたいな存在だったでしょうかw
立ち位置が違うと価値観や求めるものも変わる。ムズかしいですね。
キックを伝えると彼らは驚いてた。彼らが驚いてたことにわたしは驚いた。
そこまでの要求を突きつけてきたなら覚悟はあると思ってたし、脱退して今のグループでFCを立ち上げると楽しそうだねーって話もした。
わたしが旧そでつきを立ち上げたときと同じ、やりたい方向性があり、それが今所属してるFCと共有できないなら、同じヴィジョンを共有してる人とFCを作ればイイ。
そんなつもりはないと彼らは言う。そう言われても他のメンバーはギスギスに限界を感じてたので、キックという判断を変えることはできませんでした。
こゆ決断をするたび、マスターは批判の対象となる。
ヒドいことするなーと思う人もいれば、よくやったあんじぇと思う人もいる。
後者だけが旧そでつきに残ればいい。マスターとしてはそう割り切って決断していくしかないんだと、最初の1年を経験して思った。
マスターは一挙手一投足を見られてる。一挙手一投足を査定されてる。
そこで信頼を積み重ねていって初めて、マスターとして認められるのかもしれない。
例えば(例えばですよ)Aさんが2つのIDへ行きたいと言う。お手伝いで数人が手を挙げてくれて攻略開始。
Bさんが体調不良となり2つめのIDが無理となる。Aさんが暴言を吐く。
Bさんはこわいと思ったし、それを見てたCさんもDさんもこわいと思った。
BさんもCさんDさんも、翌日ログインするのがイヤになって来なくなっちゃうかもしれない。全責任はマスターにあると「わたしは」考える。
Aさんの責任ではない。それがAさんのプレイスタイルなんだから。
ただ他の人のプレイスタイルとは違うし、そでつきは1に健康2にリアル。つまりそでつきのプレイスタイルとも違う。
その日のうちにAさんと話し、キックする。Bさんたちはほっとする。
マスターはAさんとBさんでBさんを選んだことになる。その決断もまた査定され、Bさんたちは旧そでつきに残り、納得いかない人は出ていく。
納得いかない人が複数人いれば、いわゆるクーデターが発生するw
例え話ですが(例え話ですよ)こうした繰り返しでFCは強くなっていく。
わたしはよく「強い」という表現を使いますが。
言うまでもなく戦闘コンテンツでの強さとは関係ないですw
1年目に繰り返し起きたトラブルを経験したのはわたしだけじゃなく、その後5年目まで一緒に過ごすことになる中心メンバー8人も経験してる。
こんなときあんじぇはこう動くだろうなって、みんな分かるようになってくる。
特にくまきちは先読みするw 新加入メンバーを見て「うちと合わないだす」と早々に見切りをつけちゃうからこわいw
まあ実際その通りなんですが(笑)こうなってくるとマスターは楽です。
ひとりぼっちで決断しては査定される恐怖から開放される。「くまきちもそう言うてるから」って言い訳ができるのが心強いw
みんなが同じ方向を向くようになる。少しずつ価値観が共有されていく。
それがFCにとっての強さなんじゃないかなって思うのです。
12月の大規模キックのあと、みんなと決めたことがある。
「合わない人と合わせるのはやめよう」
(当時はまだ)募集してるFCはいくつかあったので、人それぞれ自分と相性のイイFCを選んでメンバーとなることができる。
なのになんでわざわざ合わないFCと無理して合わせる必要があるのかとw
そもそもMMOギルドが複数存在するのってそゆ目的なわけじゃない!?w
各FCにはそれぞれ色があり、好きな色のFCを探して入れる。
ごりごり対人FCがあり、ノー対人FCがあり、一方でチャットに血道を上げてる頭悪そうなFCもあるわけです。
誰しもFCを選ぶ権利があり、選んで合わなけりゃ移籍する権利もある。
無理は良くないし、無理する理由なんてひとつもなかったと気づいた1年目。
ギルド内ギルドだけは勘弁してくださいと思った1年目でした。
その後も不可抗力で二人組や三人組が10組くらい加入しましたが、上手くいったのは1組だけでした。
彼らは人柄も良く、二人の会話もFCチャットでしてくれたのが大きかった。
それ以外は全滅ですね!w しかも大なり小なりトラブルになった!w
旧そでつき唯一の規約として「仲良し同士で専用チャットなどするときはFCの話題を出さないでください」とお願いした。
ええ、確認する手段もないし何の実効性も持たない苦肉の策ですが(笑)それでも言わずにはいられないほどわたしはギルド内ギルドが苦手なんですw
内緒話をするのもされるのも、とても苦手なんですw
以降わたしへのTellとDM禁止としました。FCとしてのルールではなく、あんじぇ個人のルールとして。
プライバシーに関わらないもんは全てFCチャットで話してくれと頼んだ。
ここらもまたFF14では話が変わってくると思ってる。
もちろん現在はTellやDMも普通に受け付けてる状況ですが(笑)
LSやCWLSってもんがあり、エタバンって仕様もある中で、ギルド内ギルドが生まれやすい環境にも思える。
たくさんのコミュニティが網目のように交差してる世界でしょうか。
いくつものちいさなコミュニティを育んだFCやLSってもんがたくさん存在してる世界だと思う。うちもそうだけど「横のつながり」がまた楽しいw
ここらへんはまだ手探りですが、エオルゼアでの現そでつきでもすでにメンバーから複数人のグループはちょっと・・・という意見は出てきてる。
エオルゼア来てからもメンバー同士の距離が近くなりつつあるからかな。
前ゲーには前ゲーの、エオルゼアにはエオルゼアの流儀がある。
ここは分けて考えないとダメですね。旧そでつきで成功したことも、エオルゼアでやったら良くない結果になるかもしれない。
それくらい別世界ですからw この辺のバランス感覚は気をつけていきたい。
こゆ記事を書き始めると悪い話ばかり出てきますが(笑)
1年目当時のブログを読めば毎日楽しく過ごしてたのが分かるはず。
困ったトラブルの100倍、楽しいことがありました。根っこの第一話で書いた海戦レイドもこのタイミングで勝利してますからw
相談Tellで2時間足止めされて「レイド行きてえwww」とよく騒いでましたw
まあでもリアルに影響出なけりゃイイです。前ゲーのマスターにはコンテンツ遊ぶ権利なんて与えられてないんですw
それよりも、先々長く遊ぶこととなる仲間を得たことが大きかったですw
晴れてギスギスから開放された旧そでつき。
2年目は別の問題と戦うことになる(いつも何かと戦ってるなw
1年目の問題は「そんなバカなwww」とか「無茶苦茶やwww」ってトラブルが多かったけど(笑)最悪キック含めた解決手段があったのは救いでした。
2年目の問題は本当に「どうしようもないこと」で、MMORPGの根底にある問題みたいなもんと戦うことになった。勝てないと分かってる戦いでした。
2記事で1万文字超えてそうなので続きは次回とします。
気の迷いで全部読んじゃった人はお気の毒にw おつかれさまでしたw
追記
ちょっと切り口変わるので追記として書きます。
信じられないようなトラブルが何度も起きた1年目でしたが。
わたしが思うにPK(プレイヤーキル)という仕様も影響してたかなと。
「そんなわがままみんな納得しないよ!?w」って要望も、そもそも気に入らないやつはぶっころすって人もいる世界と考えたらどんなわがままも通りそう。
PKのないFF14しか遊んだことない人から誤解されそうなので言うときますがw
PKは悪いことじゃないです。ゲームとしての「仕様」なのです。
平和にのんびり貿易してる人がいて、それを襲って貿易品を奪えばお金になる。言うてしまえばこれも「金策」の一環ですw
それをやらない我々も、なんとなく気が引けるくらいな理由しかないですw
PKK(プレイヤーキラーキラー)って言葉もあるようで、PKする人だけをPKするってプレイスタイルもあるそうです。
仲間が襲われて荷物を奪われた!奪い返しにいくぞ!みたいな話です。
わたしはこれもめんどくさかった(笑)1人を1人が襲い、5人が駆けつける。相手も援軍を要請し、5VS5となる。
勝ちきれないから更に援軍を呼び、最後は勢力戦という流れになる。
身内で事が収まらなくなる。その援軍にはそれこそPK大好きー!って人も含まれるわけで、こっちにはそゆ人がこわいと思う人もいるわけです。
「戦いは数だよ兄貴!」って、昔ジオンのエラい軍人さんも言うてました。
確かにその通り。それが分かってるから、話がデカくなるのが分かってるから、旧そでつきも巻き込まれないよう気をつけたもんです。
わたしたちは「そういう世界」で暮らしていたから。
ある意味「法」とも無縁な世界です。PKも認められた世界です。
なのでいろんな部分で麻痺してきちゃうのかも。ゲーム世界での倫理のバランス感覚がおかしくなるというか、運営が許可すればなんでもおkみたいなw
皆さんリアルでは善い人だと思う。でもゲーム世界ではPKで暴れるようなスタイルで遊ぶ。これもまたロールプレイです。イイ悪いって話でもないw
あとは初回で書いた「回転が早い」って部分ですね。
長く遊ぶつもりがないからみんなどこか無責任なのかもしれない。トラブル起こして居づらくなったら新鯖移住しよう、他のゲーム行こう、とか。
同族PK騒ぎ起こして勢力に居場所がなくなり、過去を隠して新規キャラ作って遊んでる人もいました(不可抗力で旧そでつきに転がり込んできたw
実際2年目以降はこの手のトラブルがなくなった。この手のトラブルを起こしがちなプレイスタイルの人は新規鯖や他のゲームに流れてたんでしょう。
PKも回転の早さもFF14にはない要素だから、FF14では起こりえないようなトラブルも普通に起きてたのかもしれないなーと、記事書いてて思いましたw