老化…オートファジーが細胞の老化を防止→活性化に空腹状態維持を!腹7分目&絶食16ー24h&睡眠 | angel_green888☆blog

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日本人形コレクター&ソ・ジソブのファンで横浜のangel_green888です。登録したらブログが出来てびっくり…自分のメモでのみ書いてます。私の人形の片付けをして手伝って下さる方募集中です。人形の片付けをして下さる方以外のコメントは受付けていません←精神的に無理で…

今私が一番興味のある「老化を防ぐ」テーマについて、"オートファジー"が大切とたまたま教えて頂いたので、調べてみたいと思います。

勿論 老化には色々な因子があり→これまでも、テロメア、サーチュイン(長寿)遺伝子老化の一端が慢性炎症と!細胞老化←テロメア(魚と運動で)免疫↓…低栄養×肥満×、最終糖化産物、活性酸素 …色々考えてきました。
どうしようもない死を迎える運命とは知りつつ(>_<)、三浦雄一郎さん日野原重明先生のように元気に長生きをしたいものです(≧∇≦)♪
 
大隅良典先生がノーベル賞を獲ったことで有名な"オートファジー"ですが…知ってますか?
→私は何となくしか...タコがお腹がすいた時に自分の足を食べるようなものらしいヽ(*'0'*)ツ?

調べたら非常に難しいので、ずっと下の方に書きます⬇⬇
オートファジーの低下が老化の原因の一つであるのは間違いないようなので、
その活性化と低下を起こさない対策(→つまり老化防止対策)を考えてみたいと思います。
 
色々読んでいくと、オートファジーは細胞にたまるゴミを掃除する自浄作用のもののようで、その分解産物のアミノ酸を再利用されるリサイクルでもあり、おそらく常に各細胞(脳や神経は通常のオートファジー;即ちマクロオートファジーは起きないが、それ以外は)で少しずつ働いていて、飢餓(空腹の状態)で非常に活性化されるそうです。
 
腹7分目(必要摂取カロリーの70%)の食事を続けると長生き出来るのは有名で以前から取り上げてきました(https://ameblo.jp/angelgreen888/theme4-10104629456.html)。
特に絶食の時間をおくと活性化されるそうで...16時間/日(つまり1日のうち8時間のみ食べる、女性は14時間/日でもOK)がお奨めらしい。また、1~2日の飢餓状態はオートファジーがすごく活性化されて体にいいらしい(☆。☆)!しかし、飢餓のオートファジーが働くのは最初の数日間だそうで、その後は栄養状態悪化→衰弱…体に良くないので注意~~~(ToT)/~~~!

長寿遺伝子と呼ばれる”サーチュイン遺伝子”が活性化すると、オートファジーという機構が働く仕組みだそうで(http://www.kanazawa-med.ac.jp/~hospital/2012/07/20127.htmlhttps://easiertomorrow.com/169.html)、通常はこの遺伝子は眠っていて(スイッチオフ)飢餓で活性化(スイッチオン)される。食事をする時 血糖が上がりインスリンが分泌されるが、インスリンが働くとサーチュイン遺伝子の活性化がストップするそう。レスベラトロールでも活性化される。
 
私が計画する、オートファジーを活性化し、老化を遅らせる対策は、
1.腹7分目の食事を目指す→困難だろうが、1000~1100Cal位を目指す(*^.^*) Fighting!!
2.食べる時間は1日のうち(8~)10時間内で、絶食;(16~)14時間!
 つまり、10時~(18時)20時あるいは、8時~(16時)18時までに食べる。飢餓で活性化される理論から考えて、食べないだけでなく腹ペコ(飢餓)状態を少なくとも14時間継続する!
3.(1&2↑が守れればいいが...多分食べてしまうので)1週間に1回24時間食べない(腹ペコ飢餓状態)の日を作る。
4.睡眠をしっかり!2相性睡眠なら(私は2相性睡眠のことが多いが、PC前で一時うたた寝が多い)、早い時間帯からベッドで寝る(つ∀<。)!
5.水を飲む(朝起きて白湯.. 寝る前にも少し、絶食中にも飲む)
6.運動と筋トレを!...運動はサーチュイン遺伝子を活性化↑筋肉はエネルギー消費多く、関節も守る♪
7.レスベラトロール(サーチュイン遺伝子の活性化)をサプリメントやコケモモで摂る。
8.野菜から食べる、よく噛む、魚:肉=1:1(青魚で、肉は豪州産牛肉か鳥むね肉←渡り鳥が飛び続けるイミダゾールジペプチドが疲労回復、持久力upや活性酸素を抑制する抗酸化作用、メチオニンが脂肪肝を防ぐ、ビタミンB2が過酸化脂質の分解も促し動脈硬化や心筋梗塞の予防)


細胞レベルで全身が若返る「オートファジー」機能を活性化させるための3つのポイント
「オートファジー」は細胞にたまるゴミを取り除くリサイクルシステムみたいなもの。つまり細胞レベルで体が若返るわけで、炎症対策とならぶアンチエイジングの一番ピンとも考えられております。
細胞にたまるゴミというのは、

  • 故障したミトコンドリア
  • 異常を起こしたタンパク質
  • 劣化した細胞


細胞はエネルギー工場みたいなもんなんで、当然、使い続ければいろんな廃棄物がたまっていくわけであります。こいつが工場の営業をジャマして、老化のスピードを促進しちゃうんですな。で、この問題を解決してくれるのが「オートファジー」。ダメージを受けたタンパク質を分解してくれる、まことにありがたいシステムであります。
現代の暮らしはオートファジーの働きを乱しがち。なかでも悪影響がデカいのが以下の2つであります。

 

  1. 乱れまくった睡眠
  2. メリハリのない食事


まず重要なのが、とにかく決まった時間に眠ること。睡眠不足の悪影響については何度も書いてますが、これはオートファジーの不調も大きな原因のひとつと考えられております。
というのも、オートファジーの働きは生活リズムに大きく影響されてまして、深夜から早朝にかけてもっとも高まることがわかってるんですよ。オフィスから従業員がいなくなったところを見計らって、清掃員が働き出すみたいなイメージでしょうか?
 
続いて、もうひとつ大事なのが食事のタイミング。オートファジー機能は、だいたい絶食の時間が12〜16時間を過ぎたあたりで最も活性化するらしいんですよ(https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-80071-4)。
そう考えると、多くの狩猟採集民たちが1日のうちに8〜12時間のあいだに食事をすませちゃうのも納得な感じ。自然と「8時間ダイエット」を実践して、オートファジー機能を高めてるわけですねぇ。
いっぽうで現代人は1日のうちに15時間は食事をしてまして(3)、絶食の時間はだいたい8〜9時間ぐらい。オフィスにいつも従業員がいるので、満足に清掃ができない状態だと申せましょう。
 
オートファジーを機能させるには、、

  • 睡眠の質を高める!:具体的には狩猟採集民のように眠る(二相性睡眠、自然な睡眠らしい。夜3~4時間寝る→夜中に1~2時間起きる→また3~4時間寝る)
  • 最低でも12時間は何も食べない時間を作る!:わたしはリーンゲインズ(絶食16h/日、女性は14時かも可、運動、)を実践してますが、まずは自分にできるレベルのプチ断食からやっていけばいいかと。
  • 起き抜けと寝る前に水を飲む!:オートファジー機能は、血中のアミノ酸(ロイシン)の濃度にも反応するんで、絶食中には水を飲んでおくと吉。血中のアミノ酸の濃度が薄くなって、よりお掃除部隊が活躍してくれるようになります。


食べない時間を作るプチ断食について
正しく痩せて筋肉をつける。目的別ファスティング(プチ断食)ガイド
https://yuchrszk.blogspot.com/2014/04/blog-post_17.html
リーンゲインズ(筋肉をつけるなら、16時間絶食、8時間食べる、女性は14時間で可)
 「1日のうち8時間以内は好きに食べて、それ以外の16時間は断食」という方法。有名栄養コンサルタントのマーティン・バークマンが推奨する方法で、特に筋トレ好きから「脂肪が減って筋肉がつく!」と評価を受けております。16時間なにも口にしないと、身体が「脂肪燃焼モード」に入りっぱなしになるので、効率よくダイエットができるわけなんですな。

  1. 1日のどのタイミングでもいいので、とにかく16時間なにも食べない時間を作る(女性は14時間でもOK)
  2. 断食中に口に入れてもいいのは、コーヒー・お茶・水だけ
  3. 断食後の8時間は好きなものを普通に食べていいが、できるだけタンパク質を多めにとる
  4. 週に3回は筋トレをする


イート・ストップ・イート法(1週間に1日か2日全く食べない、アンチエイジングや抗癌作用あり)
 アンチエイジングのためとか発がんリスクを減らしたりとか、とにかく健康で気分よく暮らしたいならイート・ストップ・イート法が効きます。提唱者はブラッド・パイロンさんで、「週に1〜2回だけ24時間なにも食べない時間を作る」って方法。24時間なにも口にしないと細胞のオートファジー機能がオンになりまして、古くなったタンパク質を掃除してくれるんですな。その結果、ガンが減ったり寿命が伸びたりする仕組みになっております。

  1. 週に1〜2回ほど24時間なにも食べない日を作る
  2. 断食を始めるタイミングは何時でもOK
  3. 断食が終わったら、いつもどおりの食事をする



オートファジーで体をガンガンに若返らせるためのエクササイズ量とは?
https://yuchrszk.blogspot.com/2017/08/blog-post_36.html

2015年のオーフス大学の実験(1)。これは「断食 VS. エクササイズ!どっちが筋肉のオートファジーを増やす?」ってところを調べたもので、参加者たちを2つのグループにわけたんですね。
 36時間の断食最高酸素摂取量の50%でサイクリングを1時間
その結果は、なんとサイクリングの圧勝です。ほんの1時間のサイクリングでも、筋肉内のオートファジーがオンになってて、36時間の断食を大きく上回るレベルで活性かしてたんですな。うーん、すごい。それだったら、断食を耐えるより1時間自転車をこいでたほうがいいって人のほうが多そうですな。
 ルーヴェン・カトリック大学による論文(2)。参加者は27人のアスリートで、3つのグループにわけて、8時間だけ何も食べない最高酸素摂取量の55%でサイクリングを2時間最高酸素摂取量の70%でサイクリングを2時間すると、結論としては、筋肉のオートファジーをオンにするためにもっとも効果的な方法は、食事よりもエクササイズだ。


→オーフス大学の実験との比較でみると、「とりあえず運動の負荷が高いほど効果あり!
 

 ワシントン大学の研究で、37人のカロリーリストリクション実践者を対象にしたもの。だいたい3〜15年の長さでカロリーリストリクションをしていて、同じ体型の一般人よりも、平均で1日に30%ほど低めの食事量で暮らしてた人を選んだそう。カロリーリストリクションには、明確に多数のオートファジー遺伝子を増やす働きがみられた。ULK1、 ATG101、 beclin-1、 APG12、LC、 GAPRAP/GATE-16、autophagin-1などだ。なかでも、カロリーリストリクショングループの筋肉には、beclin-1とLC3の発現量が普通食のグループより多くみられた。

カロリーリストリクション(30%ほど低めの食事量で暮らす)はオートファジーに効きまくる!」って結論です


 
オートファジーを知ると空腹を楽しめるようになる?
https://wisdom.kuni-naka.com/2054
細胞が自分を食べる オートファジーの謎 by 水島昇(東京大学教授) ↓を読んで

...オートファジーにはいくつか種類がありますが、通常、オートファジーといえば、マクロオートファジーのことを指すそうです...つまり、細胞内で、不要になった物がリソソームに取り込まれて分解される↓

オートリソソームの中で分解されたアミノ酸は、再び細胞の中にもどって新しいタンパク質の材料として使われます。

 

 

オートファジーは栄養飢餓のときに活性化される

オートファジーは栄養飢餓の時に活性化されます。オートファジーを起こせないと細胞が早く死んでしまいます。このとき起こるオートファジーは、細胞が自分のタンパク質を分解してでも、そのときにひつようなアミノ酸を得るために大切だと考えられています。
 
2日でオートファジーは最大になる!
飢餓状態でもオートファジーがほとんど活発化しない臓器があった。それは脳(神経細胞)である。脳は一生もの...しかし、低い程度のオートファジーが起きていることが分かりました。

 

 

 

基底レベルのオートファジー

目立たない、低いレベルのオートファジーは基底レベルのオートファジーと呼ばれています。
どの細胞でもあるそうだが、脳はこれだけなので重要と。
 

 

 

オートファジーと健康
空腹が健康によいことはよく知られています。オートファジーのことを知ると、空腹の時間を長くしたり、たまに断食をすると、脳(神経)細胞はともかくとして、他の臓器には確実によい影響がありそうです。
食べすぎは、細胞の中を見れば、過度の栄養が入って来ることになり、基底レベルのオートファジーが働いても追いつかないくらいゴミがたまる可能性はありそうです。

 

本当に飢餓に見舞われるとどうなるか


1,2日の飢餓であればオートファジーが活性化されて、それに適応しようとするが...
飢餓のオートファジーが働くのは最初の数日間だそうです。再びタンパク質の分解が始まるのは、脂肪の蓄えがなくなってからだそうです。これは相当時間がかかるでしょうね。
脂肪がなくなった後のタンパク質の分解は、死に直結していると書かれていました。
...

 

 

まとめ

全ての細胞で基底レベルのオートファジーが行われていて、いつも細胞内のゴミを掃除し、古くなったタンパク質を分解して再生されています。
飢餓時にはその働きが強くなり、飢餓時に必要なタンパク質が合成されます。飢餓時にオートファジーが活性化されることは、断食が健康に役立つことと関係があるでしょう。
普段、本当に空腹になるまで食事をしないとか、空腹の時間を長くすると体のためによいだろうと思います。
腹六分くらいが健康のためによいことはよく知られていますが、オートファジーはそれを説明してくれる一つの話になります。
 
 

老化を遅らせ長寿になる秘訣は空腹状態を保つこと(イスラエル研究)
http://karapaia.com/archives/52072007.html
イスラエルのバール・イラン大学研究チームは、「サーチュイン遺伝子」を活性化することで、マウスが約15%長生きするという研究結果を2012年2月23日付の電子版学術誌『ネイチャー』に発表した。
 サーチュイン遺伝子は長寿遺伝子”、“若返り遺伝子”とも呼ばれ、日本のテレビなどでも話題となった遺伝子だ。哺乳類が有する7つの同遺伝子のうち、欠損すると加齢症状に似た異常が出る「サーチュイン6」に注目した同チームは、遺伝子組み換え技術で、この遺伝子の働きを高めたマウスを2系統作成し、寿命の変化を調べた。その結果、オスのマウスでは、平均寿命がそれぞれ14.8%と16.9%延びたという。
 つまりはサーチュイン遺伝子を活性化させることが不老長寿の鍵を握るわけなのだが、さてどうすればこの遺伝子が活性化するのか?その秘訣はカロリーの摂取を抑え、空腹状態を保つことにあるという。
サーチュイン遺伝子は、老化やがんの原因とされる活性酸素の抑制や、病原体のウイルスを撃退する免疫抗体の活性化、さらに全身の細胞の遺伝子をスキャンして修復するなど、さまざまな老化防止機能をもつとされる。1999年にマサチューセッツ工科大学生物学部のレオナルド・ギャランテ教授により酵母から発見された。その後の研究でこの遺伝子を活性化すると、ショウジョウバエの寿命は30%、線虫の寿命は50%も延びることが判明している。
現時点ではまだ「人間の寿命」に対する効果が学術的に証明されているわけではないが、実はマウスのように遺伝子組み換えをしなくても、「サーチュイン遺伝子のスイッチを入れる方法」がすでにわかっている。それは“腹ペコ”で我慢することである。 
 「飢餓状態になると、サーチュインが活性化されることが判明しています。サーチュインが指令を出して、ミトコンドリアやタンパクの凝縮したものなど、細胞内にある老廃物を排除するオートファジーという機構が働き、細胞が若々しくなるのです」(金沢医科大学・古家大祐教授) 
サーチュイン遺伝子は、空腹の状態、つまり摂取カロリーが減ると活性化する。これは動物としての防衛機能と考えられ、食料が減って養分が足りなくなると、細胞レベルの損傷を防ぐために修復機能が活性化するというわけである。 
 米ウィスコンシン大学では、アカゲザル約80頭を使って20年にわたってカロリー摂取制限の実験を行なってきた。食事を十分に与えられたサルは体毛が抜け、身体にもシワが多いのに対して、30%のカロリー制限を受けてきたサルは、体毛はフサフサで肌にも張りとツヤがあり、若々しさに溢れている。 
サルは全頭が27歳以上で老齢期にあるが、カロリー制限なしの群38頭のうち、すでに死亡したのは14頭、カロリー制限ありの群38頭のうち死亡は5頭で、制限ありのほうが“長生き”であることもわかった(2009年発表時)。 しかも、カロリー制限ありのサル群では、がんや糖尿病、心臓病、脳萎縮などの疾病が少なかった。少なくともサルに関しては、腹ペコを保つことが老化防止や若返りの効果をもつ可能性が高いと実験で確認された。... 
 一説によると、食事制限7週間後にようやくサーチュイン遺伝子にスイッチが入るという話もある。カロリーの摂取量は身長体重により左右されるが、聖路加国際病院で理事長を務める日野原 重明氏(100歳)は、栄養のバランスを考慮した上で一日の消費カロリーを1300キロカロリー程度に抑え、1日で使い切れるだけのカロリーしか消費しないこと、さらにカロリーを取りすぎたときには3日で調整することを実践しているようだ。(ソース) 
 

老化防止のカギ サーチュイン遺伝子を活性化させる方法とは
…サーチュイン遺伝子が活性化するとミトコンドリアが増え、古くなったミトコンドリアや過剰なタンパク質などが除去され、オートファジーという自食作用が働き、細胞を若返らせるのです。そして元気になった細胞が活性酸素を除去する働きを強化して老化の要因を抑え、肌や血管や脳などが若く保たれて寿命が延びると考えられています。また、サーチュイン遺伝子にはテロメアが減るのを抑える働きもあるということがわかってきました。テロメアとは、私たちの細胞の中にある染色体の末端にあり、細胞分裂を繰り返すたびにすり減っていきます。これが老化と関係があり、今までは減ったら元に戻らないと考えられていました。サーチュイン遺伝子によりテロメアが減るのを抑えられれば、若さを維持することも可能になります。
 サーチュイン遺伝子は活性化しないと効果がありません。…
サーチュイン遺伝子を活性化させる方法は、空腹状態を維持することです。
空腹状態
 カロリー制限がサーチュイン遺伝子を活性化させるということは、様々な研究によって実証されてきました。飢餓状態が続いても生き延びられるよう、生命を保つ仕組みとして活性化のスイッチが備わったものと考えられています。摂取カロリーを必要な量の7割に制限し、この状態を7週間続ける必要があるようです。25%の制限で3週間でも効果があったという報告もあります。
また、食事をするときにインスリンが分泌されますが、インスリンが働くとサーチュイン遺伝子の活性化がストップすることも分かってきました。小腹がすいたときに食べるおやつは、スイッチが入るのを妨げてしまいます。睡眠時は食事をしない時間が長いためサーチュイン遺伝子が活性化しやすいですが、夜食を食べると折角の機会を逃すことになります。そして、運動によるカロリー消費もサーチュイン遺伝子が活性化することも明らかになっています…
レスベラトロール
 赤ブドウの皮などに含まれるレスベラトロールが、カロリー制限をしなくてもサーチュイン遺伝子を活性化すると考えられています。レスベラトロールは抗酸化力を持つポリフェノールの一種で、サーチュインの活性化を促します。…



腹七分目で若返ろう   カロリー制限が長寿遺伝子活性化
金沢医科大学内分泌内科 古家大祐教授
http://www.kanazawa-med.ac.jp/~hospital/2012/07/20127.html
  「長寿遺伝子」「若返り遺伝子」とも呼ばれるサーチュイン遺伝子は2000年に米国・マサチューセッツ工科大のレオナルド・ガランテ教授が酵母の中から発見しました。その後の研究で、ヒトなら誰でも持っていることが分かっています。
  この遺伝子が活性化すると、細胞内でエネルギー源を作り出す小器官「ミトコンドリア」が増えるとともに、細胞内の異常なたんぱく質や古くなったミトコンドリアが除去されて、新しく生まれ変わる「オートファジー(自食作用)」という機構が働きます。工場の機械装置を更新するのと同じように細胞を若返らせるのです。それに伴い、細胞を傷つける活性酸素の除去、細胞の修復、脂肪の燃焼、シミやシワの防止、動脈硬化や糖尿病の予防、さらには認知症、難聴などの予防といったさまざまな好影響がもたらされます。人体の健康度を測るバロメーターは70~100項目あるのですが、そのほとんどを改善するともいわれています。まさに体を若返らせ、健康寿命を延ばす夢の遺伝子というわけです。
25%制限3週間で活性化を実証
  ところが、長寿遺伝子はいつも働いてくれるわけではありません。通常は眠っていて、ある条件が満たされたときにだけスイッチがオンになるのです。その条件とは空腹です。人類の歴史は飢餓との戦いでした。飢餓状態がしばらく続いても生命を保つ装置として長寿遺伝子が働く生体メカニズムが備わってきたのだと考えられています。
  空腹、つまりカロリー摂取の制限が長寿遺伝子を活性化させることは、さまざまな研究によって実証されてきました。私たちの研究グループも、カロリー制限した生後24カ月の高齢マウスが生後3カ月と同じ腎臓の機能や組織を保っていることを確かめました。2011年には人間でもカロリー制限が長寿遺伝子を活性化することを世界に先駆けて立証しました。この研究では、30代から60代の男性4人に1日に必要なエネルギー量からカロリーを25%制限した食生活を7週間続けてもらい、長寿遺伝子の活動状況を調べました。その結果、わずか3週間でも長寿遺伝子が作るサーチュイン酵素の量が1・4~4・6倍に増加し、7週間後では4・2~10倍も増加することが裏付けられたのです。実験の模様はNHKスペシャル「あなたの寿命は延ばせる~発見!長寿遺伝子」でも紹介され、大きな反響を呼びました。
間食や夜食は×。運動も効果あり
 
2-1_pict01.jpg ←サーチュイン長寿遺伝子
 
https://ameblo.jp/angelgreen888/theme4-10104629456.html
長寿遺伝子をONにして、テロメアの安定化(短縮化を抑える)を!
大切なのは腹7分目に抑えること 
ビタミン・ミネラルは減らさず 炭水化物や脂質などのカロリーを減らす。 
3週間続けることで、長寿遺伝子がONに!
マウスや熱帯魚を使った実験でも、カロリー制限をすると、寿命は通常の約1.4倍に!
食事法 
(1)まず野菜から食べる   
 食物繊維が血糖値の急上昇を抑え、炭水化物や脂質の吸収を防ぐ 
  (最近、食生活でもコスメでも、老化防止に抗糖化が盛んに言われるようになりました) 
(2)1口30回以上噛んで食べる 
 良くかむことで、脳の前頭葉が刺激され満腹感が得られ、過食を防げる 
(3)魚と肉を1:1の割合で食べる 
 飽和脂肪酸・不飽和脂肪酸、偏らずにバランスよく食べることで長寿遺伝子が活性化
長寿遺伝子をONにする食材 
ポリフェノールの一種 レスベラトロールを多く含むもの 
・ブドウの皮の部分
・コケモモ(サンタベリー、リンゴンベリー)
・ピーナッツの薄皮 
 
 
以前私が調べた、

サーチュイン遺伝子を活性化しテロメラーゼを活性化しテロメアを伸ばす為に
https://ameblo.jp/angelgreen888/entry-12291957371.html

この元になった記事http://marutto50.blog.fc2.com/blog-entry-189.html

特にタバコは大きな障害となる(やめるとテロメナーゼが活性化し改善される) 
サーチュイン遺伝子は通常はスイッチオフとなっているが、飢餓でスイッチオンとなるΣ(~∀~||;)!
解説(最近の調査からわかったこと) 
(1)筋肉の収縮による適度な刺激でサーチュイン(長寿)遺伝子が活性化される 
(2)魚の脂肪成分の不飽和脂肪酸(DHA オメガ3)がテロメアを長くする、特に青魚 
(3)ストレスの多い生活を送っているとテロメアの短縮が早い 
(4)喫煙の習慣は細胞に与えるダメージが大きく、テロメアが短縮しやすい 
 テロメアを長くするテロメラーゼという酵素が最近発見された 
 煙草を吸うことによって、テロメラーゼの酵素活性がなくなってしまう。 
 吸うのをやめると酵素活性が始まり、テロメアが安定化する 
(5)女性ホルモン(エストロゲン)がテロメアを守っている 
(6)肥満は長寿遺伝子の大敵!メタボの人はほとんどOFFになっている 
 ロンドンで女性1000人以上調べたところ、太っている人のテロメアは痩せている人の8年分短かった。 
 減量していけばテロメアを安定化させられる


話は逸れるが、どうしても心配!⬇
脳の老化は脳のゴミ”アミロイドβ”(脳出血や認知症の大きな原因)と関係しているそうだが、
レスベラトロールが防ぐ働きがあるそうである(https://ameblo.jp/angelgreen888/entry-12372687442.html)!これは低いレベルのオートファジー(基底レベルのオートファジー)と関係があるのかな?
他に、有酸素運動、睡眠とカレー(インド人に認知症少ない。ウコンの”クルクミン”が認知症予防にいい)、ナスとお茶もいいらしい。
一方、サラダ油は加熱されるとヒドロキシノネナールという毒が増えて脳に悪いらしい。また、歯周病菌の毒素が海馬に「脳のゴミ」を増やすそうで、歯周病を進行させないように歯磨きをきちんとするといいそう。


オートファジー by (大阪大学)吉森保教室
オートファジー=Autophagyのautoはギリシャ語で「自己」、phagyはphage等と同類で「食べる」の意です。日本語では、自食作用とか自己貪食…要するに細胞が自己成分を分解する機能のことです。近年オートファジーの研究は飛躍的に発展し、オートファジーが発がん、神経変性疾患、2型糖尿病等の生活習慣病、心不全、腎症、感染症、各種の炎症など、さまざまな重要疾患の発症を抑止していること、また発生・分化、老化、免疫などにおいて重要な生理機能を持つことが明らかになり…。細胞を構成するタンパク質などの高分子は、時間がたつと何となく壊れるのではなく、一定期間後細胞によって能動的に分解されており、合成と分解のバランスによって生命は成立しています。オートファジーは、プロテアソーム系と並ぶ主要な細胞内分解システムです。前者がいわゆる短寿命タンパク質の分解を司るのに対し、後者は細胞構成成分の多数を占める長寿命タンパク質の分解を遂行します。オートファジーの実態は、細胞質中のタンパク質等をリソソームに運ぶメンブレントラフィックで、それもメンブレントラフィック入門で述べた小胞輸送とは異なる極めてユニークな方式のものです⬇
オートファジーの膜動態の模式図

隔離膜が細胞質やオルガネラの一部を取り囲み、オートファゴソームとなります。そこにリソソームが融合し、オートリソソームが形成されると取り込まれた内容物が分解されます。

プロテアソームが、ユビキチン化された標的タンパク質を一分子ずつ選択的に分解するのに対し、オートファジーでは細胞内のある空間がごっそりリソソーム酵素で分解されるためバルク(要するに大雑把な)分解系と呼ばれます。...謎だらけの存在に一筋の光が当たったのは、現・東京工業大学の大隅良典特任教授らが1993年に出芽酵母のオートファジー不能変異株群・atgの同定に成功したときでした…酵母Atgのホモログ解析から、哺乳動物オートファジーの解析も進み、酵母と哺乳動物でオートファジーの分子機構がよく保存されていること、また、哺乳動物においてオートファジーが様々な生理機能を持つことが明らかになってきました。

加齢によるオートファジー活性の変化がミトコンドリア機能低下を介して腎老化を引き起こす



オートファジー減弱と老化の関わり
江崎 淳二 上野 隆  日本老年医学会(日老医誌 2011;48:606―612)
http://search.yahoo.co.jp/r/FOR=jDTSs_5V3iijnqhPOTYUeQcoQqd9w6rZP.3onEGao_.Cf6GO0CmSFuO1Y4Pmo2JN6E1
要 約
 バルクの細胞内分解系として働くオートファジーが,老化を抑制する機構として注目を集め始めている.オートファジーと加齢の関わりについては in vivo および培養細胞を用いた実験で調べられており,老齢動物におけるオートファゴソーム形成抑制およびタンパク質分解活性の低下が報告されている.オートファジーは細胞内小器官を含む細胞質成分の代謝回転を担っていることから,オートファジー活性を抑えると変成タンパク質や異常なミトコンドリアなどの蓄積が起こる.このような蓄積は細胞老化に関わる大きな特徴であり,異常なミトコンドリアから出される ROS の増加が老化による細胞障害を加速する考えられる.すなわち,オートファジーによる細胞質浄化能が加齢によって低下することが老化の原因の一つだと考えられる.脳のオートファジーを特異的に欠損させると神経細胞の脱落が起こり,多くの神経変成疾患と共通の異常を示すようになり,肝臓の場合には異常な細胞内小器官蓄積や細胞肥大の後,腫瘍形成にいたる.
脳および肝臓いずれの場合にもユビキチン化された異常タンパク質の増加および不溶性タンパク封入体の形成・蓄積が認められ,これらの症状は老化と深い関わりのあるものである.更に,抗老化活性を示すことが知られている Sirt1 が,オートファジー形成に関わるタンパク質と直接相互作用することも示されており、オートファジーが抗老化活性に関与することが示唆される.これらのことから,オートファジーを加齢によって低下させない老化治療方法の有効性が示唆され,その開発が期待される.
はじめに
 一般的に老化とは,細胞が受ける様々なストレスによって分子のレベルで生じた損傷やダメージが少しずつ蓄積し,細胞機能低下が経年変化として増大し,ひいては個体の生活活動も衰退して行くことと理解される。老化や寿命に遺伝的素因が深く関わっていることは古くから認識されており,老化を抑制あるいは加速させる遺伝学的な根拠について近年様々な説が提出され,盛んに研究が進められている.老化の機構解明はストレスの原因が多岐にわたることや,細胞や組織によって基準が全く異なることなどから極めて困難であったが,Sirt1に代表される一群のヒストン脱アセチル化酵素,サーチュイン(Sirtuin)が“長寿遺伝子”として各種ストレスや老化からの保護に働くことが見出され,盛んに研究が進められている.さらに,最近,細胞内大規模分解系として働くオートファジーが老化の予防に深く関わることが明らかになってきた.中でも,線虫やショウジョウバエの研究から導かれたインスリンシグナル遮断と寿命延長の関係において,また,Sirt1 のシグナル伝達とその調節において,オートファジーは非常に重要な関わりを持ち...



ミトコンドリアのオートファジーが細胞の老化を防止する?
https://blog.goo.ne.jp/ttoda2623/e/c4b23beed407abbaef82748df92d79b8
2016年のノーベル医学生理学賞が、オートファジーの仕組みを発見した東京工業大学の大隅良典栄誉教授に授与されましたが、オートファジーは老化防止やパーキンソン病の発症予防にも深く関わっていることがわかってきました。 
 そもそもオートファジー(自食作用)は、酵母(最も単純な真核生物)が飢餓状態(栄養不足)に陥った時に、細胞の一部(特にタンパク質成分)を消化して、栄養素として再利用する仕組みとして発見されましたが、その後、多くの真核生物において細胞内小器官(核や小胞体、ミトコンドリアなど)を選択的に分解する仕組みでもあることが少しずつ明らかになってきました。
 そのうち、特に老化防止やパーキンソン病の発症予防に重要なのが、ミトファジー(損傷を受けて、膜電位が低下したミトコンドリアを選択的に分解する仕組み)です。
 ミトコンドリアは、ATP(細胞が活動するために必要なエネルギー分子)を産生する重要な器官ですが、ATPを産生する過程で活性酸素を発生する危険を伴っており、老化に伴うタンパク質の酸化に深く関わっていると考えられています。
老化に伴い酸化されたタンパク質が増え機能が低下したミトコンドリアをそのまま放置すると、活性酸素の発生が加速度的に増加し、最終的には細胞死に到る恐れがありますが、オートファジーは傷ついて機能が低下したミトコンドリアを分解除去する働きを持っており、老化の防止に役立っていると見られています。