大阪府和泉市の親子ひろば
エンゼルハウス青葉台で開催中の
発達っ子ママ&パパの会「にじいろ」
サポーターのEMIです
今日はこちらの記事の続きのお話
2歳になったら始めましょ…
3歳だから…
入園までに外さないと…
いろんなプレッシャーがあって無意味なトイトレを強要し続けたのですが、年単位で全く変化がありませんでした
あえて“無意味”と表現しましたが、長男にとっては無意味と苦痛以外の何物でもなかったと思います
2歳半、発語がゼロでコミュニケーションも取れないのに無理やり連れて行って座らせていました
意味が分からない、イヤ!ってなりますよね
2歳すぎからはじめたトイトレ。
親子ともにしんどかったのと次男の妊娠・出産もあり、3歳を過ぎたあたりで一度中断して。
この頃にはトイレに行くこと自体を拒否。連れては行くものの怒っていました。
布パンツなんてもってのほかでした。
おむつが外れる気配が微塵もないまま、療育園に入園して年少・年中の2年を過ごしました
療育園でも合間合間に時間を決めてトイレに誘導してくれていましたが、
少しずつ膀胱に尿が溜められるようになってきたことで、排尿間隔もかなり空いてきた分
おもらしもあまりない代わりにタイミングよく出ることはなく、
帰宅するバスでもおむつは濡れていないけど
帰宅後に大量にオムツから漏れるぐらい排尿があったり
そんな様子で5歳の誕生日を迎えました
身体もずいぶん大きくなり、見た目には赤ちゃんとは言えなくなってきたけれど
できることも少ない。赤ちゃんみたい。オムツ外れない。なんでなん。って。
誕生日のお祝いをしながらも、とっても複雑な気持ちだったことが強く記憶に残っています
同年齢の子と比較すればできることは少ないかもしれないけれど、
できるようになったことも増えてはいました。
2年間療育園でお世話になり、少しずつおしゃべりもじょうずになっていったことと、
1年後の小学校入学を検討するにあたり、年長さんの1年は、地域の幼稚園か保育園で加配の先生をつけてもらって通えるよう
手続きを進めて転園することを検討していました。
定型発達のお子さんがほとんどの地域の園、それも年長さんクラス。おむつが外れていないのは長男だけだろうけれど。
意を決して転園しました。
ちょうどコロナ禍に突入し、度重なる自粛や登園ストップなどもあり、24時間ステイホームの生活に。
かんしゃくやこだわりへの対応だけで私が手いっぱいになり、トイレ誘導もやめておむつ生活へ逆戻り。ここで2度目のトイトレ中断。
このとき5歳半。一生おむつは外れないかもな…ってぼんやり考えて諦めの境地に入りつつありました
ようやく毎日登園できるころには半袖の季節でした。
登園再開を機に、またトイレ誘導をゆるーく再開。
絵カードを使ったりしながらのトイレ誘導。
再開当初は拒否も多めでしたが、本人の中でトイレで何するかということがわかってきたことや、遊びを中断してトイレへ行ったとしてもあとでまた続きができる…など、少しずつ見通しがついてきていたこともあり、すんなり行ってくれることが増えてはきました(このあたりの見通しがつかないことが拒否につながっていたよう)
が、やっぱり行ってはみるものの、トイレではなかなか成功せず…という日々が続いていました
2歳から始めたものの、こんなグダグダで4年近く続いたトイトレに動きがあらわれたのは、年長さんの秋、6歳になる頃にようやく保育園で…でした。
きっかけは「みんなといっしょ」
あれだけ人に興味がなかった子のオムツ外れが
きっかけはまさかの「みんなといっしょ」でした
みんながトイレでおしっこしているのを見て興味が出たのと、
いわゆる集団の力で引っ張ってもらったところが大きかったようです。
この頃はお友達の真似をしたり、いっしょの持ち物を見つけて喜ぶことが増えてきていたのですが
「みんなと同じようにトイレに行く」という行動が、ピタッと彼の中で重なった瞬間があったようです。
周りの子に感化されたのと、結果的には彼の今!というタイミングがこのときだったのでしょうね。
小学校入学までにおむつ卒業は半ばあきらめていたのですが、予想外のやる気を見せ始め…
保育園は療育園よりも長い時間を過ごしていたこともあり、降園まで1度も排尿なしということはなく、
1日に何度もあるトイレ誘導でたまたま成功!ということが重なり、そのたびに先生やお友達にめちゃくちゃ大絶賛してもらってやる気が出たようです。
それもまた成長ですね
園で成功したと先生から聞いて、家でも頑張ってもらおうと誘ってみるものの、家では拒否も多かったのですが、
きっと私は褒めるよりも、焦りからとにかく圧多めで強要するトイトレだったので、そりゃ嫌々になっていたのでしょうね
後々になって、発達関連の研修で講師の先生から聞いたお話によると
トイトレ中の大事なポイントとして
排泄=気持ちいい ということ。
いいこと だということ。
「スッキリしてよかったね」を伝えてあげる
肯定的に。
これがすごく大切だそう。
それから、失敗しても叱らないであげて
だそう。
超絶反省しました。時すでに遅しですが
園の先生や周りのお友達は、まさにこれを体現してくれていたのでしょうね
「外れるときはあっさり外れる」と周りからも聞いていましたが、
何回かの成功をきっかけに、日中はほぼ布パンツとトイレでおしっこの生活に
ただ、うんちがしたいときはおむつ履きたいと訴えが。(つまり便意もいつの間にか理解できていた)
このオムツにしたいこだわり
日中は布パンツを履いてはくれるようになったけど
わざわざオムツに履き替えて
うんちはおむつの中にしたがるというお話もよく聞きます
おしっこはトイレでできるようになった長男もこの状態が長く続きました
うんちをトイレでするとき、
何もないところにポトンと落ちる感覚が怖い
という子も多いのだそうで
便器の中に紙を敷いてあげるもよし
おむつをはいたままでいいからトイレに座らせてさせる等試してみると
トイレでの成功につながることもあるようです
うんちし始めた!と思って、そのままトイレへ連れて行き、トイレでさせようとすると止まってしまう率も高かったのですが
おむつにしたいこだわりが強そうなら、ひとまずオムツにでもいいからその場でさせてあげて
おむつに出たうんちをトイレに一緒に持って行って
オムツからトイレに落として流すとこを見せることで
うんちはトイレでするものなんだ、や
うんちはトイレに流すんだよ、が
あるときフッと入る子もいるのだとか。
長男の場合、おむつを履いたままひとまずさせてあげて
あとからトイレに流しに行くのが効いたのか
あるとき急にトイレでしてみる気になったようで
それをきっかけにうんちも成功
小学校入学直前のことでした
おむつが外れないことは就学先選びの際にも大きな悩みでしたが、
入学前に布パンツ生活に移行できたことで、少しだけホッとしました
(外れたら今度はおもらしリスクがありますが、お着替えやシャワーなど学校の手厚い支援体制もあり、無事に入学。以降なんとか困ることなく過ごしています)
トイレでできるようになったら、次は自分できれいに拭く練習が思いのほか難しかったようで、
こちらは入学にこそ間に合わなかったものの
現在小学3年生。介助なしでトイレに行けるようになっています
成功への近道って、あるようでないなぁというのが終えてみての感想です
最終的に今じゃないんだとなれば“一旦おやすみ”もアリだと思うんです。
今となっては”トイトレは本人のやる気次第”だし、
タイミングがある!!と断言できるのですが、
長男のときも次男のときもなかなか進まないトイトレに、親ばかりが焦ってしまっていました。
本人のペースをどうにかすることはとても難しいので、機が熟すのを待つのは大事。
世の中にはさまざまなトイトレ成功の工夫がシェアされていますし、
それをやったら早くできるのではないかと期待させてくれる分、親の方が追い詰められてしまうこともありますね
特に、特性のあるお子さんの場合には、育児書通りには子育てが進まない面もあります
特に、特性のあるお子さんの場合には、育児書通りには子育てが進まない面もあります
子育ては一生懸命になるとつい冷静さを失ってしまったり、視野が狭くなってしまったりします
いろんな人に話してみて、合いそうだなと思う方法や意見を取り入れてみると、冷静になれたり、柔軟になれたりすることもあるのかなぁって思います
トイトレの話に限らず、発達凸凹の界隈は
なんとなくネガティブな情報も多いし、
公にしない空気感?とかもあって、
ママやパパたちが孤立しやすい世界だな…と
感じています
それでもこうやって「にじいろ」では
みなさんが集まってくれて、ご自身やお子さんのことを話してくれて
お互いのお子さんの成長や困りごとの一つ一つに一喜一憂したり、一緒になっていける空気がやさしくってあったかくって。
毎月の会で、そんなみなさんとお会いするたびにうれしい気持ちでいっぱいになります。
今年度最後の「にじいろ」は3月21日(木)です
みなさんにお会いできるのを楽しみにしています
はじめてさんのご参加も大歓迎です
エンゼルハウス青葉台までお気軽にお問い合わせくださいね