今回はバツイチ子連れのC子さん(34歳)が
振り回された『ダメ男』のお話。
離婚後、バツイチさんコンパで知り合ったのは
36歳の自営業の男である
とにかくマメで、何かにつけて接近してくる。
容姿に自信のなさげなカレは『押せ押せ』で女を口説く・・・
「車で近くまできてるからトイレだけ貸して」
「風邪気味だから薬もらえるかな」
「前に食べたいと言ってたケーキを買ったよ」
まんざらでもなかったC子さんは子供の手前、ためらいはありながら
自宅にカレを上げていたという
カレから電話がある時間はきまって夕方。
食事の時間にかぶるため
「食べていく~?」
と毎回声かけしてしまい、なんとなく夕食を一緒にとるようになった
お酒が入る彼を泊めることはしばしばで、自然に半同棲生活が始まっていた。
カレがC子さんに語る夢は果てしなく大きかった
「オレの夢はな~エンパイヤステートビルのような高層ビルにオフィスを持って
大きな社長室の椅子に座って夜景を見たいねん」
まっ。いい事だが・・・
実際何の仕事でそんなビルに社長室を持てるんや
と具体的にエンジェル山崎は聞いてみたい
でっかい夢を遠くを見ながら語るカレだが
C子さんが頼もしいと思ったのはつかの間だった・・・
「山崎さん・・・カレね。『お金やったらなんぼでもある。
家を買ってあげるから一緒に住もう』っていうんですけれど・・・」
「え~おうちですか凄いじゃないですか~」
「ええ、まあ・・・でも・・毎晩ご飯を食べに来てもう3ヶ月になるんです。
ビールも毎回大量に飲むし、お金がかかるんで
食費を頂戴とお願いしたんですが『わかったわかった』と
言ってお金をくれないんですね・・・」
母子家庭のC子さんからすれば、毎回の大量ビールの飲酒や食費で
ひと月に余分なお金の負担がかかるので
『お金やったらなんぼでもある』カレは当然、C子さんに食費を渡すべきだろう
「それで・・・食費をくれないのであればうちにご飯を食べに来ないか
自分の飲むビールは持ってきてよと何度も言ったら
しぶしぶ1万円だけくれたんです。」
金は腐るほどあるという男がしぶしぶ1万円。
「C子さん、その男はお金絶対ありませんよ~
家を買うって言ってましたよね~カレの本性を知るために
購入話を進めてみてくださいよ~」
とエンジェル山崎は提案した。
子供の手前と、まわりの友人に『結婚するかも・・・?』
ともらしていたC子さんは後には引けなくなった。
「家を早く見に行こうよ。」
とカレに言うと思ったよりすんなりと動き出し
ある物件を購入すると言い出した。
しかし、C子さんが喜んだのも一瞬・・・
「着手で50万円いるんやけど、来月にしかお金が入らないんで
とりあえず貸してほしい・・・」
困惑したが家を買いたいC子さんはカレにお金を渡したのである
心配になって契約の時に同席したが・・・
数日後・・・青い顔でカレが言った。
「ごめん・・・あの不動産屋・・何ぼ電話しても出ないねん。
会社にかけたら辞めたって言うてた・・・」
50万円がパアーになったC子さんは怒り狂った
「嘘つきっお金ならいっぱいあるって言うたやん
50万っさっさと返してやっほとんどお金もくれへんと
うちで飲み食いしてからにっ」
エンパイアヤステートビルに社長室を持ちたいカレは話し合いに応じず
仕事があると言って出かけてしまった。
その後何度電話してものらりくらり・・・
挙句になんとカレの奥さんと名乗る女性から電話があった
「すみません。あなた主人とどんなカンケイですか」
結局のところ、カレには妻子があり、尚且つ借金だらけで
バツイチでもなく、C子さんにはウソばかりついていたのだ
C子さんはこの一件を振り返り痛く反省した。
「やっぱり・・・子供に一番可哀相な思いをさせました・・・
お父さんが出来ると喜んでましたから・・・」
しょんぼりうなだれたC子さん。
バツイチさんの恋愛は・・・話がとことん決まってから
子供に会わせても遅くはないとエンジェル山崎は思います
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