自分ストーリー1〜10話
パン講師クリスチャンの平野宏子です。
このブログは、私が子供だった頃の辛い経験から始まり、クリスチャンとして生きる決心をし、祝福された人生を喜んで歩む現在までを綴っています よろしくお願いします。
開業から前回のブログまでは順調だったてごねパン教室Ange。
ところが、唯一の汚点とも言うべきとんでもないことに巻き込まれたのは確か2016年だったかな
春頃に、ある出版社から本を出しませんかと持ちかけられました。
レッスンで忙しかったし、興味もなく、その時はお断りしたのです。
あんまり覚えてないけど、少しはこちらもお金を出さないとならないような話だったからかもしれません。
秋になって、またその出版社から連絡がありました。
いいえ、結構です〜って言ったんですけど、クラウドファンディングにするので先生からはお金をいただきませんからと・・・。
それで、その会社についてよくよく調べてみました。
親会社が有名な俳優を輩出している芸能スクールで、会社はまだ3年くらいだったから少し心配だったけど、部署ごとに30人くらいの社員の顔写真と名前などがしっかり掲載されていたので怪しさはなかったです。
担当者やライターさんにお会いしました。
すごく印象のいい人たちでした。
実際にその会社は10冊以上は出版してましたし、鎌倉あたりでサロン経営している人の出版パーティーなども行っていました。
つまり、社員の人たちや、ライターさんはフリーのようでしたけど、真面目にお仕事をしていたのです。
あとでわかったのは、その社長が元詐欺師だった
お金は後で全額返金するので、保証金として60万円を預かりたいと言われました。
考えてみれば、会社が動いてから途中でやっぱり辞めたいと言われたら困るよな〜と思ったんですよね。
でも、60万円はいらないですね
結局のところ、会社を上手く回すために自転車操業だったんだと思います。
3月になって、元社員という人から、社長が元詐欺師でみんな被害にあっているという暴露メールが送られてきました。
いつの間にか、私の担当さんも会社を辞めていて、新しい担当者という人から連絡がきました。
(元担当さんも給料未払いかクビになってしまったのでしょう。)
会社に呼ばれたので行ってみました。
そのメールのせいで、たくさんの返金請求が来て大変のようでした。
私が30人いると思っていた社員は、残り10人くらいになっていました。
社員の人はなんとかしようと頑張っているようでしたが、もう厳しいだろうと思われました。
それでも残ってる社員が気の毒で、お金を返してもらうことをせず、頑張ってくださいと言って後にしました。
担当さんは、平野先生には毎月10万ずつお返ししますと言ってくれました。
実際に、10万は振り込まれました。
その一ヶ月後くらいに担当さんからご連絡があり、話があると言って教室まで来てくれました。
会社がもう終わるとのことでした。
倒産ですね。
私に送った10万円は彼女個人のお金だったそうです。
会社の中では上の役職だった彼女は、半年前から給料がもらえなかったけれど、責任を感じて親にお金を借りてまでいろんな人に支払っていたと・・・。
ご本人の話なので、実際のところはわからないけれど・・・。
最後に電話で話した頃には、ネット上で彼女も悪者として実名をあげられていたので気の毒でした
その社長には、最後まで会うことはなかったし、雲隠れしてしまいました。
その後、小説を連載してるのを見つけて信じられませんでした
多くの人たちを苦しめたことなんかなかったかのように生活しているのです。
消費者センターや裁判所に行って相談はしましたが、こういう事例はお金が戻ってくるのはほほ望めないということでした。
刑事事件にしたくても、詐欺だと実証するのも難しいんですね。
お金のことより、その詐欺師が野放しになって、また多くの被害者が出ることが嫌でした。
今でも会社名で検索してみると、当時の被害者の相談などが出てきます。
その中に、元社員が未払い先について書いてました。
○○出版、印刷会社、外部デザイナー、外部カメラマン、テナントオーナー(事務所)、元社員達に 総額2000万円くらい。
その他、契約者への返金反故は多分8000万円ほど。
社長が画策したクラウドファンディング詐欺が40人で2400万円。
人生順調なことばかりではありません。
神様は、試練を乗り越える手助けをしてくださいます。
少しも疑わず祈ることです。
[ヤコブの手紙 1:2,3,4,5,6,7]
私の兄弟たち。様々な試練にあうときはいつでも、この上もない喜びと思いなさい。
あなたがたが知っているとおり、信仰が試されると忍耐が生まれます。
その忍耐を完全に働かせなさい。そうすれば、あなたがたは何一つ欠けたところのない、成熟した、完全な者となります。
あなたがたのうちに、知恵に欠けている人がいるなら、その人は、だれにでも惜しみなく、とがめることなく与えてくださる神に求めなさい。そうすれば与えられます。
ただし、少しも疑わずに、信じて求めなさい。疑う人は、風に吹かれて揺れ動く、海の大波のようです。
その人は、主から何かをいただけると思ってはなりません。