ゾラ、感動ヲありがとう
今日、ついにあの小さなファンタジスタがスパイクを脱ぎました。僕はJドリームという漫画の巻末インタビューで初めてゾラという選手を知ったんだけど、そこからなぜかファンになって、本当に好きな選手でした。まあ39歳で、しかもFWだから、体力的にも厳しかったとは思うんだけど、やっぱり残念。今後もスターでありつづけてほしい限りです。
彼はセリエAのナポリで輝きを放ち始め、パルマで一時代を築いた後に、イングランドのあのチェルシーに移籍。二年前に故郷のイタリアに戻り、カリアリで今シーズンを終えました。ナポリではマラドーナらとともにスクデッドを獲得、後にイタリア代表にも選ばれるようになったけど、バッジョとポジションがかぶる上に、アメリカW杯でのあの退場事件があったため、代表ではあまり活躍できなかったのは残念でした。でも、マラドーナ直伝のFKや、そのパスセンスで各クラブを牽引してたのはまさしくゾラでした。彼の名台詞「PKよりFKのほうが簡単」はいまだに印象に残ってます。
ゾラはそのプレーもさることながら、その紳士的な姿勢も高い評価を受け、イングランドサッカー界での5年間の活躍と高貴な意思に対して、2004年には女王エリザベス2世からは「名誉大英勲章」までもらっちゃったんですよ。すごいっすよね~。さらにはあのランパートさえもゾラを尊敬しまくってるっていう話です。こんなにすげー人なんだけど、日本での知名度はあんまり高くないんだよな~(泣)
最後の2シーズン、故郷のチーム、カリアリを牽引し、チームをセリエAに引き上げただけでなく、一時はUEFAカップ圏内まで上昇させたのはまさしくゾラの力だと僕は思う。エスポージトとかは彼のおかげで代表には入れたといっても間違いじゃないでしょう。ゾラ16年間お疲れ、そしてありがとう!!
強豪ドイツvs実は強い!?オーストラリア ~FIFAコンフェデレーションズカップ~
いよいよコンフェデレーションズカップが始まりました。プレワールドカップとも言われるこの大会は、出場する各国にとって自国のレベルを知るためにはすばらしい機会であります。それはもちろん、われらが日本にとっても言えることで、アジアから世界基準へと成長する第一歩となるでしょう。なんとか準決勝には進んでほしいものです。一昨年は宮本がやっちゃったんで、今度はマジで頼むよ!!
さあ、そしてテレビ中継の開幕戦はドイツ対オーストラリアです。ドイツは来年のW杯のホスト国であり、予選が免除されているため、真剣勝負にうえています。というわけでここは本気になってくるはず。対するオーストラリアはブレシアーノやキューウェルは呼べなかったものの、いいメンバーがそろっており、W杯出場のためにいい経験をつめるということでこちらも本気モード。「これは面白いぞ」というわけでワールドユースは無視して、お得意の早寝早起きで3時半に起床。バルサ対レッズの録画をちょっと見た後、いよいよ試合が始まりました。ドイツは40歳の若き監督クリンスマンのもと若手を中心にしたメンバーで、カーンを除いたメンバーの平均年齢はなんと23.9歳。うまく世代交代が進んでいるようで、うらやましい限りです。まあ予選免除だから出来るということもいえますが...。若手中心ということもあり、ドイツは少し動きが固いようだったんですが、前半17分右サイドバック、フリードリヒのシュートをクラニーがコースを変えてドイツが先制点をゲットしてから試合は急激に動き出します。そのわずか三分後、PAのわずかに外で得たフリーキックをスココがドイツの高い壁の下をうまく抜いてゴール。オーストラリアが同点においつくと、その二分後今度はドイツがコーナーのこぼれ球を右サイドからシュナイダーが折り返し、DF若干20歳のメルテザッカーがワントラップしてからのボレー。これが決まりドイツが勝ち越します。しかし、その8分後スローインからスココがスルーパスをアロイージに通し、アロイージがシュート。カーンをやぶりなんと2-2の同点になっちゃうんです。その後はドイツのシュバインシュタイガーがキレキレのドリブルを見せるなど随所でいい場面がありましたが、両チーム共に決め手を欠き、前半を終了します。
後半が始まるとドイツが猛攻を見せます。シュバインシュタイガー、バラック、フリングスが次々に惜しいシュートを放ち、得点のにおいを感じさせます。そして後半60分、フリードリヒの突破がPKを誘い、これをバラックが落ちついて左に決め逆転に成功。前半消えぎみだったバラックもこの得点あたりから徐々にボールに絡むようになり試合はドイツペース。しかし試合はしばらくこう着状態に、ここでドイツはアサモア、ダイスラーを投入、オーストラリアもトンプソンをいれ勝負をかけます。そしてとうとうドイツに追加点が入っちゃいます。途中出場のエルンストからアサモアにくさびがはいり、アサモアが流れて空いたスペースにバラックが飛び込むと、タイミングよくアサモアがヒールパス。PA内に進入したバラックが中へ折り返し、20歳の新星1FCケルンのポドルスキが左足であわせたのでした。流れるようなパスワークは「お見事」としか言いようがありません。追加点が入り気が緩んだのか、オーストラリアがここで再びスココ→アロイージのホットラインがつながりスコアが4-3に…。さあオーストラリアがもう一点入れられるか!!注目でしたが、ここで力尽きました。ここまで食らいついたオーストラリアには拍手を送りたいです。パチパチ(笑)よくよく考えたら、次のW杯予選からは、このオーストラリアがAFCに加わるわけで、僕としては非常に脅威であると同時に面白くなると感じます。日本やイラン、韓国よりもヨーロッパでプレーする選手がかなり多く、最初にもあげたようにリバプールのキューウェル、エバートンのカーヒル、パルマのブレシアーノ、ボルシアMGのムーア、さらにはヴィエリの弟のマックス・ヴィエリなんてのまでいるわけで...。まあ代表戦にヨーロッパ組が集まらないという問題は日本よりも深刻なんで、調子が上がらないことを祈ります。ドイツもよくやったとは思うんですが、DFにちょっと不安を抱いた試合でした。開催国なんで優勝目指してほしいですね。また決勝でブラジルと当たったりして(笑)
そして今日の深夜は日本対メキシコがあります。寝ないでちゃんと応援しましょうね。
二人の英雄の明暗 -04~05CL決勝-
両チームのチームカラーが赤のため、真っ赤に染まったトルコ、イスタンブールのアタトゥルクオリンピックスタジアム。ここで04―05シーズンのUEFAチャンピオンズリーグのファイナルが行われた。4Cはじめにコンスタンティヌス帝によって遷都されローマ帝国の首都となったイスタンブール。そしてビザンツ帝国滅亡後イスラム勢力であるオスマントルコによって支配されたという歴史を持つ、まさにヨーロッパとアジアの架け橋であるトルコで、ヨーロッパの頂点を決める戦いが行われるのは感慨深いものである。ビッグイヤー(優勝カップの通称)とともに両チームがピッチに入場してくると、スタジアムの歓声が最高潮に達した。リヴァプールサポーターによる“You'll never walk alone”の大合唱が鳴り響きながら、試合は始まった。デフェンシブな展開が予想されたこのゲームだが、開始直後の先制パンチによってその予想は覆されてしまう。前半1分もたたないうちにピルロのフリーキックから、なんと36歳のミランの象徴マルディーニの実は利き足の右足のボレーがゴールネットを揺らしたのだ。今期スタムの加入で再び左サイドバックに回り、ベテランならではの輝きを見せているその彼の、思いがけないゴールだった。それは、フジテレビ実況の青嶋さんがゴールの瞬間言った「早速きまった!!それもマルディーニ!!」の“それも”の言葉からも想像がつくことだった。
先制パンチを食らったリヴァプールの方はなかなかリズムを作れないでいた。中盤をミランに支配され、試合は完全にミランペース。特にミランはガットゥーゾが献身的に走り、ことごとくチャンスの芽をつんでいた。リヴァプールは怪我から復帰したばかりのキューウェルをスタメン起用し、中盤の底はシャビアロンソ、ジェラードのコンビだった。攻撃的に行こうというベニテス監督の意図が読み取れるが、ジェラードは守備に追われて前にいけず、彼が思うようにプレーできないことで、自分たちのサッカーが展開できていなかった。そのうえキューウェルが負傷し、あえなくスミチェルと交代してしまう。キューウェルは今期を怪我で棒に振っただけに、無念だっただろう。それでもリヴァプールはリーセ、ヒーピアと、次々に惜しいシュートを放つが決められない。そうこうしているうちにカウンター一発、ミランが二点目を決めてしまった。カカのハイスピードドリブルからラインの裏へ浮き球のパス。これをシェフチェンコが折り返し、クレスポがゴールを決めた。これで2-0となり苦しくなったリヴァプールはさらに前がかりになる。そこを再びミランにつかれ、前半44分、カカのキーパーとDFラインの間へのスーパースルーパスをクレスポがちょこんと浮かしてゴール。またもやカウンターを鮮やかに決めたのだった。その後は両チーム無得点のまま前半を終えた。三点目が入った時点で、試合は決まったかに思われた。リヴァプールサポーターでさも頭を抱えるばかりで、もはやあきらめムードだった。しかし、やはり決勝の舞台には魔物が潜んでいたのである。
知将ベニテスが後半動いてきた。右サイドバックのフィナンに変えて、ハマンを投入しボランチにおいた。そして最終ラインをトラオレ、ヒーピア、キャラガーの3人にし、ジェラードをトップに上げたのである。これによってジェラードがより前にいけるようになり、前線のバロシュ、ルイスガルシアが自由に動くことで、今度はリヴァプールが試合を支配し始めた。そしてついに、15分のリヴァプールショータイムが始まるのだった。まずはミランの一瞬のマークのずれでフリーになったジェラードが、左サイドのリーセからのクロスをヘッドでネット左隅に突き刺し、1点目。続いて、エリア外からスミチェルが豪快に決めて2点目をゲット。最後にジェラードが倒されて得たPKをシャビアロンソがいったんははずすものの、こぼれ球を押し込んでゴール。ついに同点に追いついたのである。沈んでいたリヴァプールサポーターも息を吹き返し、大歓声がスタジアムを取り巻いた。この歓声に後押しされ、さらに攻め立てるが、ミランも落ち着きを取り戻しここから試合は停滞して行った。この停滞ムードを打ち破るべく、後半40分ミランはセルジーニョ、トマソン、リヴァプールはシセを投入した。しかし試合はこのまま決着つかず、延長に突入した。延長に入ると両チーム共に疲労の色が見え始め、パスミスを連発。さらには、リスクを避け、安全にプレーするようになっていた。それでも引いてガチガチに守ってきたリヴァプールに対し、ミランは途中出場のセルジーニョを中心に攻め立てる。延長後半にはルイコスタも入れ、さらに攻勢にでる。しかしセルジーニョのすばらしいクロスにシェフチェンコがあわせたシュートはデュデクがスーパーセーブ。最大のチャンスを逃してしまった。その後も共に決め手を欠き、結局決着はPK戦にもつれ込んだのだった。二年前にPK戦を制しているミランが有利かとも思われたが、セルジーニョ、ピルロ、シェフチェンコが外してしまい、リーセ以外は全員決めたリヴァプールが、1984年以来21年ぶりの栄冠に輝いた。赤と白の紙吹雪が舞う中、ビッグイヤーを手にしたジェラードの表情は、まさに喜びにあふれていた。仲間と共に初めて味わう優勝の味に酔いしれているこのリヴァプールの“心臓”は、この栄光を一生忘れないだろう。このようなすばらしいゲームを目の前で体感し、喜びを選手と共有できたサポーターが本当にうらやましく思えた決勝であった。
以上、10時寝3時半起き、試合終了から二時間でこの文章を作成したから、しんどい...。でも結構かけるもんかも。
アーセン・ヴェンゲルとストイコヴィッチ
ストイコヴィッチもほかの外国人助っ人と同じように、日本の環境に戸惑いを見せていました。とくに審判の笛には泣かされ、デビュー戦はいきなりイエローを二枚食らって退場しています。この94年のシーズンはストイコヴィッチにとっては満足のいくものではありませんでしたが、その才能の片鱗は随所に発揮されたシーズンでもありました。有名なのは雨の中リフティングで中央を突破し、アシストを記録したプレイがあります。
94シーズンを終えたストイコヴィッチは、次のシーズンの契約を悩んでいました。名古屋に残るかヨーロッパに行くか。最終的にはこの契約を結んだのですが、この契約を決心させたのがまさにヴェンゲルなのでした。モナコの監督をしていたヴェンゲルが名古屋の監督に就任することが決まり、彼のうわさを知っていたストイコヴィッチが来年も名古屋でがんばろうと決意したのでした。ヴェンゲルのスタイルはいまのアーセナルを見ればわかると思いますが、華麗で細かいパスワークと、スピードが最大の売りです。このスタイルを名古屋に植えつけるのには多少時間はかかりました。三連敗のスタートからアトランタ五輪予選によって得られた中断期間のキャンプを経てヴェンゲルのサッカーは浸透していきました。そしてストイコヴィッチはヴェンゲルにとって無くてはならない駒であり、彼がいなければ名古屋の勝率は激減するという事態にまで発展していまったのです。ピクシー依存症の強かった名古屋は彼のいないゲームで試合に勝ちきれず、優勝は逃しましたが、この年名古屋は1st4位2nd2位、天皇杯では優勝を果たしまずまずの結果を得ることができました。またこの年のJリーグアウォードで、ストイコヴィッチはJリーグMVPをヴェンゲルは最優秀監督賞を獲得し、2人のキャリアに花を添えたのでした。95年の途中、ヴェンゲルはアーセナルの監督に就任し、名古屋を離れてしまいますが、彼のJリーグに与えた影響は多大なものであったと思います。また、ストイコヴィッチは2001年まで在籍し、ファンに惜しまれながらも現役生活に別れを告げました。その間ユーゴにかけられていた国際試合の禁止も解け、98W杯。EURO00にキャプテンとして出場したのでした。
八百長事件が起き、ストイコヴィッチが名古屋に来たこと。ヴェンゲルが名古屋の監督に就任したこと。この二つの要因によってストイコヴィッチの長期来日が実現した。現在彼らのようなトップレベルのスター選手、監督はJリーグには存在しないが、またいつの日かスタジアムを沸かせる選手が来日することを期待する限りであります。
楽天の可能性
楽天のプロ野球への参入が決定してから5ヶ月くらいたちました。オープン戦も始まりやっとチーム作りにめどが立ってきたところです。昨年はプロ野球にとって大変な1年でした。そういう意味でも今年はプロ野球人気を復活させる重要な一年になると思います。
今年のプロ野球の課題の一つとして地域密着があります。そういう意味では楽天の本拠地を仙台に置いたことは大変効果的だったのではないでしょうか。東北地方には企業も少なく、人気プロスポーツのクラブチームはほとんどありません。J2のモンテディオ山形とベガルタ仙台。Vリーグの東北パイオニアレッドウィングス。くらいだと思います。そこに国民的な人気スポーツであるプロ野球の球団、楽天がやってきすたことで東北地方もかなり盛り上がるはずです。また、楽天が宮城県や東北地方にもたら経済効果は200億ともいわれており、細かなものも含めた効果はまさに計り知れません。楽天は地域経済の救世主なのです。ちなみに2軍は山形におかれています。毎回甲子園を湧かす阪神や、新庄効果で過去のイメージを払拭し、いまや地域密着球団のモデルとなっている日本ハムのようになってくれることを期待しています。
それでは楽天の強さはどの程度なのでしょうか?現在オープン戦の成績は五勝一分五敗で12チーム中6位と100敗するといわれていたわりには好成績を残しています。投手陣は先発ローテも決まりつつあり、何とかなりそうな雰囲気はあります。何よりも岩隈を獲得できたことがかなり大きく、彼がいなかったら楽天に巨人の上原や、中日の川上のような絶対的なエースが存在しないままシーズンに突入していたでしょう。これで、一場も活躍してくれれば戦力としては十分なはずです。課題は中継ぎと押さえにあると思います。野手のほうも確かにベテランが多いのは気がかりですが、それをカバーする経験で若手を牽引してくれるでしょう。オープン戦では不調な磯部の復調が鍵になると思います。
この地元の人気に答えるべく50年ぶりの新規参入球団として今後も東北地方を活性化してくれることを期待しています。がんばれゴールデンイーグルス!