まだまだあった『全音音階』・・・『全音音階』ってなあに? | ピアノ&作曲【Ai Music】わくわく「すずきピアノ教室」

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こんにちは !!  のりこ先生の『わくわくMusicLand』にようこそ !!

☆まだまだあった『全音音階』・・・『全音音階』ってなあに?

 

以前、練習中に見つけましたフルートの楽曲の中の『全音音階』ですが、やはり、楽曲の最後まで見てみますと、まだまだ、ありました。

 

(最後にドビュッシー『喜びの島』のお話有り。)

 

楽曲は、Philippe Gaubert (フィリップ=ゴーベール)作曲、『Fantaisia』

 

今回は、ちゃんと、分かり易い・見やすい楽譜の写真等を使いまして、ご紹介したいと思います。

 

 

 

 

作曲家のPhilippe Gaubert (フィリップ=ゴーベール)さんは、

『全音音階、見~つけた!!』にも書かせていただきましたが、フルート界では、その名を知らぬ人はいないフルートの名手で作曲家です。


 

時代は、ピアノで言いますと、ドビュッシーと同じような頃です。

ゴーベールは、1879(生)-1941(没)

ドビュッシーが1862(生)-1918(没)

 

そして、同じ頃に、異端の作曲家といわれていますサティー。

エリック・サティーは、1866 (生) - 1925 (没)です。

 

ゴーベールさんは、フルートの楽曲しか作曲されてないようですが、フルートの名手だからこそ、『フルートの持つ音の美しさを十二分に弾き出す曲』、を書かれているように思います。

素晴らしいですよね。

 

難しい曲ですが、大好きになりました。ラブラブ

 

さて、

フルートのパート譜は、上のお写真のように、全4ページです。

 

前回に取り上げた時に気づかなかったところ・・・、練習がまだでして、(最初の2ページを必死でさらっておりました)、後半はまだ見ていなかったんですね。汗

 

コーチングで言いますと、私は触感覚優位らしく、兎に角、演奏してみる!!というタイプで、そのあとで分析が始まります。(大雑把な構成は見ますが)

 

今回、練習ではまだチラリとしか、手をつけていないのですが、曲の全貌を把握しようと思って楽譜全体を見てみましたら、やはり、ありました。ひらめき電球キラキラ

 

面白いですね。

 

 

ところで、!?

 

楽譜を見てみる前に、『全音音階』って何なのかしら?

知らないお友達もいるかと思いますので、まず、この『全音音階』のお話をさせて頂きますね。

 

・全音音階ってなあに?

 

こちらの「小学生でも分かる『音階』と『調』のお話」にも乗せておりますが、非常にあっさり一言ですので、今回はもう少し詳しくお話しさせて頂きます。

 

「詳しく」と申しましても、「全音音階」は、2種類しかありませんので、直ぐに終わってしまいます。

 

音階を楽譜で見てみましょう。

 

 

上記の2種類です。

「Cホールトーン」はどこから始まっても、同じ鍵盤になります。

「D♭ホールトーン」も同様です。

 

フルートの楽譜には、「レ♭」が「ド♯」と書かれていたり、「ミ♭」が「レ♯」と書かれたりしているのですが、ピアノで演奏しましたら「同じ鍵盤」になりますね。

 

こういう音の関係を『異名同音』といいます。

 

鍵盤図で見てみましょう。

 

・Cホールトーン

 

 

D♭ホールトーン

「レ♭」と「ド♯」、そして「ミ♭」と「レ♯」、同じ鍵盤です。

お分かりになるでしょうか?

 

と言うことで、『全音音階』のご説明は、以上でおしまいです。

簡単だったでしょ?

 

 

 

さて、ではフルートの楽譜を見てみましょうね。

 

・『Fantaisia』 Philippe Gaubert (フィリップ=ゴーベール)作曲

 

 

*まず、1ページ目

 

    

 

青い四角でくくってあります小節が『全音音階』を使用して作られています。

 

青カッコ内:1小節目、「C♯ホールトーン(D♭ホールトーン)」の下行で装飾音も全音になっていますね。ただし、F(ファ)の音が使われていません。

 

2小節目と3小節目、同じです。C♯(D♭)ホールトーンの上行。

ピアノで演奏しますと同じ音になります「E♭」と「D♯」が混在していますが、意味があるのか、否か?

 

この「全音音階」から、次の小節へ、コノ曲の調である「ト短調(Gマイナースケール)」に戻るために、楽譜にあるような臨時記号を用いたのかも知れません。

 

このページのピアノの伴奏譜が次です。

 

      

 

「全音音階」の部分は、ピアノ伴奏、白玉(全音符・2分音符など伸ばす音)になっていますね。後半に出てくるところは、休符になっています。

 

でも、白たまにしましても、音が鳴っているところはコード分析できますね。

 

  

 

最初の下行している小節は、「A ♯C ♭E G」で、全音音階の構成音になっています。

A7(♭5)・・・?

いずれにしましても、構成音で作られていますので、私が生徒さんの作った「My音階」で伴奏・ベースを弾くときも構成音を使ってベースラインを作っているのと同じでしょうか。

 

曲全体を見ても、面白そうです。

難しそうですが、いずれは、コード分析したいです。

 

いずれって・・・。?

今は、確定申告しなくっちゃならないし・・・、現在手つかずで、涙。

 

 

*2ページ目

 

  

 

青の四角部分です。

 

ここ、ご覧になれますでしょうか?

鉛筆で○が付いている音が、「全音音階」です。

 

この元になる「全音音階」を半音を使い装飾して、「不思議な雰囲気を持つ半音階」にしています。

 

ここの理解を中途半端にしてしまい、「半音階とそうでないところ」などとしてしまいますと、キチンと吹けなくなってしまいます。

 

元になる「全音音階」をしっかり頭に入れておきますと、ミスが急減します。(私の場合)

  

 

ピアノ伴奏は、前の小節の和音を1拍余韻で伸ばしたあと、休符です。

 

 

*3ページ目

 

   

 

青い四角の中にあります「青の矢印」の間が、『全音音階』です。

 

ここは『Cホールトーン』になっていますね。 

 

  

「ピアノの伴奏」は、ここの「Cホールトーン」の音を使いまして分散和音になっています。

 

 

 

 

*4ページ目

 

 

 

同じように、青い四角の中の「青矢印」の間ですね。

ここは、この楽曲のフルートの聴かせどころになっているようですね。

 

全音音階、ここでは、また『C♯ホールトーン(D♭ホールトーン)』に戻っています。

 

最初の小節は、全音音階の1個飛ばしでの分散和音の下行ですね。

2小節目は、前の小節3拍目から全音音階の上行。

 

次からは、前の音型を「長3度」(書き方により減4度になりますが)、全音音階を1個飛ばしの上の音から始まっています。

 

雰囲気が、盛り上がりますね。

 

 

  

 

伴奏は休符。

 

フルートの楽曲では、このような「フルートの聴かせどころ」では伴奏がなくなり、全くのフルート・ソロになることが多いですので、ここは、そういった所になっています。

 

さあて、フルートの楽譜での『全音音階』どうでしたか?

 

 

ところでね、

 

前述の「ドビュッシー」なのですが、丁度、大人の生徒さんが、ドビュッシーの曲を練習して下さっています。

 

『全音音階』、バリバリ出ていますね。

 

面白い雰囲気で、実は、私の好きな曲です。

 

 

(楽譜が、生徒さんのではなく私のですので、紙の色が茶色く変色してしまってます。)

 

コノ曲の解説と申しましょうか、実は面白いんですね。

 

ある「小説」と、ものの見事にリンクしています。

小学生でも楽しく読める小説です。

 

ジャンルは「児童文学」になるのではないでしょうか?

また、機会がございましたらお話しさせて頂きます。

 

 

音楽って神秘的で、秘密がイッパイ。ドキドキ

楽しいですね。

 

 

 

 

 

 

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