新人ライター奮闘記 -43ページ目

新人ライター奮闘記

自分は今、制作会社に企画要因、プロットライターとして参加しています。

ブログには、プロデューサーとの打ち合わせや企画書の書き方についても書いていきたいと思います。


また、「文章の書き方」、「企画の見つけ方」なども書いて行きたいと思います

突然ですが、シナリオは独学でしか学べないのではないか?と思い始めています。


きっかけは、今、通っているシナリオ講座での体験でした。


第一線で活躍するベテランの脚本家の方が、教えに来てくれたんです。最初に来た講師の方は、「シナリオはキャラクターです」と教えてくれました。


なるほど、確かに、シナリオはキャラクターがちゃんとしてないと、面白くないもんなぁ~と思って、納得しながら帰りました。そして、月日が経ち、次の講座で、前とは別の講師の方に来て頂いて、熱くシナリオ殺法について、聞かせて頂いたんです。


でも、その講師の方が言った言葉が衝撃的でした。「シナリオはキャラクターじゃありません!!」と言ったんです。あれ?と思いました(笑)。前の講師の方は、「シナリオはキャラクターだ」と言っていたのに、今日、来て頂いた講師の人は、「キャラクターじゃない」と言うんです。


いったい、どちらが正しいのでしょうか?これは、はっきり言って、どちらも正しいんです。100人の脚本家がいれば、100のシナリオ作法があってもいいんです。


シナリオ、脚本に、こうしなければいけないというルールはありません。だから、2人のベテラン講師の方が、それぞれ自分達でシナリオ作法を見つけたように、新人の僕も、自分の構成、キャラクター、セリフを見つけなければいけないという事なんですね。


つまり、自分がまだ誰もやった事がない、新しい構成を考えてやるんだというぐらいの気迫でいいと思うんです。そのほうが、ワクワクしますし、楽しいですよね?


そう思うと、やっぱり、自分の好きな映画やドラマをレンタルで借りて来て、しっかり分析するというのを、真面目にやったほうが良いかもしれません。前もやると言っておきながら、忙しくて、やっていませんでした。


昔、タランティーノ監督はデビュー作で、銀行強盗を題材にした、「レザボア・ドッグス」という作品を撮りました。そして、この作品の素晴らしさは、まさに構成の素晴らしさでした。普通、銀行強盗の話しを書いた時に、僕らだったら、銀行強盗をしているところから、始めると思います。


だけど、タランティーノは違いました。彼は、銀行強盗が終わってからを物語のスタートに選んだのです。当時の映画ファンや関係者は、かなり驚いた事でしょう。


CGや制作費がなくても、面白い映画が作れるという良い例ですね。タランティーノは物語をどこから始めるか?で勝負したわけです。


しかし、タランティーノが最初から、素晴らしいシナリオを書けたわけではありません。彼は、もの凄い数の映画を観て、分析していたと言います。


僕も、タランティーノを見習って、しっかりと勉強しなければいけません。制作会社に企画書出して、シナリオ講座にも企画書を持って行く。そんな生活を続けていると、映画を分析する時間が無くなってしまうんですが、プロになるために、もっと上手くなるために、それぐらいの勉強はしなければいけないんだと思います。


でも・・・・・今日は寝ます(笑)明日から、気合を入れて、進みます。本当です(笑)。

BUMP OF CHIKINの曲、重松清の小説、そして、フェリーニ監督作品の「道」、この三つのキーワードに共通しているのは、なんでしょうか?


正解は「孤独」です。前に書いた3つの言葉は、みんな僕が好きな物です。バンプの曲は、素直で自分の心をつねに癒してくれるし、重松清の小説も負けた時からスタートする感覚がとても好きです。そして、フェリーニ監督の「道」という作品は、僕がはじめて、号泣した映画なんです。



自分の心が動かされたものを見つめると、自分が何が描きたいのか?が見えて来ると聞いた事があります。それは、本当です。



今、通っているシナリオ講座にオリジナルの企画書を持っていった時に実感しました。自分が見せた企画書は、簡単に言ってしまうと、いじめ、パワハラを題材にした企画書でした。


皆さんなら、いじめ、パワハラを題材に何か書いてくれと言われたら、どんなストーリーを考え、どんなキャラクターをつくりますか?


まず、思いつくのは、「虐められている主人公が、厳しい現実に負けずに、最後には虐めを乗り越える話し」を思いつくのではないでしょうか?たぶん、多くの人がそのパターンで話しをつくるはずです。既存の作品にも、「泣かないと決めた日」や「ライフ」などがありましたね?


僕は今回、そのパターンを、あえて辞めて、虐めに負けてしまった人を主人公にして、もうすでに戦いに負けてしまった所から物語がはじまる展開にしてみました。そして、ラストは、不登校の子が学校に行くようになるとか、会社に行けなかった人が、行けるようになるというハッピーエンドにはしないと決めて書きました。


学校に行くようになったとか会社に行くようになったとか、解かり易いラストにしなくても、主人公の成長を描けるのではないか?と考えてみたわけです。


ところが、失敗でした。「主人公に感情移入が出来ない」と言われてしまったんです。


この、「主人公に感情移入が出来ない」って言うのは、悪いシナリオに対して、よく言われる言葉です。シナリオライターで、スクリプトライターをやっている三宅隆太さんは、悪いシナリオには、4つの特徴があると言っています。


一つ、「二行で言える話しになっていない」。二つ目、「主人公に感情移入が出来ない」。三つ目、「転換点の位置がおかしい」。四つ目、「テーマのマッチングが悪い」というものらしいんです。


ばっちりと、二つ目に出来てますね?では、どうしたら、感情移入できる登場人物をつくる事が出来るのか?その答えは簡単です。主人公に、ゴール、つまり目標、目的地をつくってあげればいいんです。


たとえば、「金持ちになりたい」とか、「恋人が欲しい」とか、そういった具体的な目標、目的地をつくって、ストーリーやキャラクターをつくってあげればいいわけです。

そして、そのゴールに、なかなか辿り着けないように障害をつくってあげる事が大事だと三宅さんは言っています。


三宅さんが、言っている事はよく解かります。でも、それを解かったうえで、人生に後ろ向きな人間を魅力的なキャラクターとして描けないか?と考えてしまうのです。

それは、自分が前の3つのキーワードで書いた、「孤独」を描きたいからなんじゃないか?と最近、考えています。


そんなふうに考える自分は、ヨーロッパ映画のテイストが合っているのかもしれませんね?よくヨーロッパの映画では、後ろ向きな人間を描いたりしていますもんね?


だけど、なんとか後ろ向きな人間を魅力的に描けないだろうか?ヨーロッパ映画を分析して、自分なりのエンターテイメントを考えたいと思います。


しかし、テレビの世界で生きて行くうえでは、エンターテイメントをつくって、芸術家ではなく、自分はサービス業なんだという認識が必要なんだと思うんです。


つまり、自分が表現したいものを作るんじゃなくて、お客さんが喜ぶものを作るのが、テレビの脚本家だと思うんです。


だから、主人公の目標、目的地が解かりやすい作品をつくるべきかもしれない。

悩みはつきません(笑)

つい最近、面白い本を見つけました。


山名宏和さんという放送作家の方が書いた、「アイディアを盗む技術」という本です。


この本は全国のアイディアを必要とする職業の人達にぜひ読んで欲しい。

めちゃくちゃ勉強になります。会社で新商品の企画を任された人やイベントの企画を考えなきゃいけない人にもオススメです。


もちろん、僕のようにシナリオを勉強してる人も、大活用出来る本なんです。

簡単に言うと、この本はアイディアの見つけ方を紹介している本なんですが、驚かされるのは、0から一を考えるのではなく、もともとある一から新しい一を考え出すという発想法です。


山名さんはテレビのバライティ番組の企画やラジオ番組の企画を考える時に、基本にしている考え方があると言います。

それは、「アイディアは思いつくものではなく見つけるものだ」という考え方です。


これは、僕にとっては、とても勇気の出る言葉でした。


だって、そうでしょ?良いアイディアが思いつくものだったら、それは才能があるか?ないか?という人間が生まれ持っている能力の話しになってしまいます。

でも、アイディアが見つけるものだったら、自分のような凡人だって、いや、凡人だからこそ、生み出せるアイディアがあるって事じゃないですか?


これは、僕には嬉しい事です。もちろん、プロの放送作家の人達は、もっと過酷な、プレッシャーの中で、アイディアをみつけていて、そんなに甘いものではないかもしれません。

だけど、緊張した状態では、良いアイディアは生まれないはずです。アイディアには、ワクワク感が必要なはずです。


そんな事を考えると、僕ようなテレビドラマの企画を考える人間にとっては、山名さんの言葉は有り難かった。山名さん、ありがとうございます(笑)


山名さんは古館プロジェクトという放送作家集団に所属しているんですが、その古館プロジェクトが出版している「企画書の教科書」という本も買ってしまいました(笑)この本もめちゃくちゃ面白い(笑)


日本を元気にするのは、良いアイディアです!!