Around30オヤジの投資日記 -4ページ目

前場終了 金ちょっと期待!

金⑧ 2672 +78
白金⑧ 3710 +7


金は78円高の2672円で終了。ギャップを空けての大幅上昇であり見方にもよるがアイランド・リバーサルとも見れることで9月10日の高値である2709円を超えてくれば本格反発にも期待が持てるところである。また一目均衡表の転換線が2713円にあり同水準を越えられるかどうかに注目したい。

白金は7円高の3710円で終了。安寄りするもののドル建て白金価格の上昇やドル円が円安に振れたこともありプラス圏まで切り返す動き。ただ、昨日の高値3813円に届く前に失速していることや完全なチャート崩れから戻るには日柄が必要であり、依然として買える状況ではない。

NY金 FFレート据え置きに反応なし!

NY金⑩ 777.1 -6.7
NY白金⑩ 1068.5 -107.7


金は42円高の2636円、白金は151円安の3552円寄り付き予想。
東京時間17時半比でドル建て金は1.90ドル高、ユーロドルは0.0137安。

金融不安は依然として顕在でありゴールドマンサックスの決算も利益が前年同期を70%下回ったとされており、また、AIGも危機的状況にあることで、何時暴落が再度起こっても不思議ではない状況である。

FOMCでのFFレートは現行と変わらずの2.00%で据え置きであり、市場では利下げも見方が多かったものの影響は限定的であり、同材料主導で相場は動くことは無かった。

昨日の東京時間から比較するとユーロ安ドル高となっているにも拘わらずドル建て金は若干ではあるが上昇しており、セーフヘブンとして注目されている模様。ETF残をみると増加はしていないものの減少もしていなく資金流出にも至っていないことから、信用収縮から一時的に売られる可能性は否定できないが底固めの段階に入っていると予想したい。

穀物 産地は洪水模様だが・・・

コーン⑫ 532.25 -29.75
大豆⑪ 1124.00 -55.00
小麦⑫ 690.00 -37.00


コーン
600円安の30220円寄り付き予想。
産地を豪雨が襲ったことから夜間取引で強含む場面があったが、それよりも金融不安による換金売りが台頭したことでストップ安絡みの大幅安となっている。ただ、現在の下落は外部要因主導で売られているだけであり、先週の需給報告後の動きが本来の動きであると仮定するとシカゴ市場において過度な弱気は避けるべきであり500セントに近い場面では買い妙味がある水準と予想される。
東京コーンでは昨日ストップ安まで売り込まれており、採算ベースでもみても売られ過ぎ感は否定できないが、付いた値段が相場であり反発力が乏しいということは、それだけ買い支える向きが少ないということだろう。テクニカル的にも29410円まで下値余地は残しているが、そこで下げ止る保証もなく、安易な買い拾いは避けたい。

大豆
480円安の53960円寄り付き予想。
コーン同様に金融不安による換金売りから大幅続落であり、これまでのサポートラインであった1160セントを大きく下回って約5ヶ月ぶりの安値示現となっている。ただ、収穫が始まった大豆ではあるが豪雨の影響で遅れが生じること必至であり、チャート悪化からの下値不安は払拭できないが、過度な弱気は控えるべき場面にきていると想定される。
東京一般大豆は先限で8営業日連続して前日比マイナス圏で引けており、本日も昨日のストップ安の地合い継続から大幅続落が警戒される。今日の下落で4月1日の安値53270円を取ってくることが考えられるが、日柄的には65営業日かけて上昇、現在は下落が始まってから今日で52営業日目であり、目標値に達したからと言って安易に買える相場でもない。

WTI原油 90ドル割れ寸前まで売られる!

WTI原油⑩ 91.15 -4.16
ガソリン⑩ 240.08 -16.06
暖房油⑩ 271.97 -7.15


ドルが上昇したことや景気減速感が拭えないことから大幅続落であり一時2月11日以来の安値となる90.51ドルを記録。ただ、短期間において早いスピードで下落したことから売られ過ぎ感が漂っていることや、今晩発表される在庫統計においても前週比で減少が予想されており、キッカケ次第では買い戻しから大きく戻す場面があっても不思議ではない。しかし、それは単発的な動きであり、流れは戻り売り優勢と見るべきだろう。

東京ガソリンは昨日ストップ安張り付きとなっていたが、単純換算で9000円以上下落していても不思議ではなかったことから、本日もストップ安絡みの続落を強いられることになりそうだ。ただ、朝方から原油夜間取引は2ドル以上上昇する場面もあることから道中戻す場面はあろうが、それは買い戻し主導であり依然として新規で買っていけるような状況でもない。

前場終了 穀物ストップ安絡みの下落!

コーン⑨ 30830 -990
一般大豆⑧ 54440 -1800


コーンは990円安の30830円で終了。単純換算ではプラス圏でも不思議ではないが他商品悪化や夜間がマイナス圏に沈んだことも相俟ってストップ安絡みの大幅安。手口をみても上昇に期待が持てそうなものもなく、地合い悪化が顕著となっているために、次なる下値目処は07年11月28日の安値29410円を見込んでおく必要がある。

一般大豆は1800円安の54440円で終了。夜間取引も安く文句なしのストップ安張り付きとなっている。前場先限における売り残り注文は825枚であり若干夜間が戻してもストップ安を外れる可能性は低く終日張り付きとなろう。下値目処は依然から指摘してあるように53500円近辺を見込む必要があり、今晩のシカゴで1150セントを終値で割れるようであれば更に下値余地増大となる。

前場終了 白金大幅反落!

金⑧ 2612 -6
白金⑧ 3710 -293


金は6円安の2612円で終了。プラス圏で寄り付くものの、円高とユーロ安に見舞われたことで高値維持できずマイナス圏まで売り込まれている。週末の高値2626円を1円だけ上回ったあとの下落だけに後場も引き続き買い意欲は後退するものと思われ、今晩のFOMCを控えてサプライズ的な発表があることも否定できず、ここは様子見が無難なところか。

白金は293円安の3710円で終了。6月限は一時ストップ安まで売り込まれる動きであり地合いは良いとはいえない。また06年2月16日の3733円も割り込んでいることで次なる下値目処は05年12月16日の3481円まで見当たらず、売られ過ぎはあっても買う相場ではない。戻り売りに徹するべきであろう。

NY金 質への逃避で買われる!

NY金⑩ 783.8 +22.8
NY白金⑩ 1176.2 -34.3

金は34円高の2652円、白金は121円安の3882円寄り付き予想。
週末東京時間17時半比でドル建て金は32.45ドル高、ユーロドルは0.0167高。

既に各メディアで報道されているが、リーマン・ブラザーズが破綻、バンカメがメリルリンチを吸収合併し、東京が休みの間に米国市場では激震が走った。ダウも500ドルを越す下げ幅であり、この下げ幅は2001年同時多発テロ以降となる。この株暴落を受けて恐怖心理指数と称されるVIX指数は週末の25.66から31.70まで大幅上昇であり不安心理の極みとされる30を越している。

タイミングが良いというか、本日はFOMCの政策金利発表であり、一部では0.25%利下げを予想する向きもあり、利下げとなれば更に実質金利がマイナスとなることで、過剰流動性が産み出される可能性も否定できず、また金融不安による質への逃避で金が買われる動きも期待される。

ただ、質への逃避は期待されるが、1000ドルを記録した時の上昇と違いユーロや新興国の停滞が目立ってきている中でドルだけ大きく売られることは左程期待できず、この金融不安が広がればドルと他通貨のチキンレースとなり、一方的なドル軟調もなしか。

穀物 コーンは下げ渋る!

コーン⑫ 562.00 -1.25
大豆⑪ 1179.00 -23.00

小麦⑫ 727.00 +7.25

コーン
460円高の32270円寄り付き予想。
金融不安の再燃から原油を中心とした他商品が大きく売られたものの週末に米農務省から発表された強気の需給報告の余韻からか、本日は非常に下げ渋る動きとなっている。引け後に発表されたクロップ・プログレスは依然として例年比で大きく遅れており潜在的な買い材料となっている。ただ、信用収縮から大きく売られる可能性も否定できず、このままV字反騰するにはやや懐疑的な見方をせざるを得ない。
東京コーンは換算上ではプラスとなるが先週の動きを見る限りプラス圏で寄り付いても陰線を引くことが多く、週明け東京市場でも金を除く全銘柄が安くなることで他商品に引っ張られることが考えられ、寄り付きでプラスとなるようであれば単発的な売り場提供になることも想定したい。

大豆
1800円安の54440円寄り付き予想。
週末に米農務省から発表された需給報告では大きなサプライズがなく、堅調なコーンにやや連動する動きも見られたが、本日は原油が大台を割り込み大幅安となったことで大豆も下げる動きとなっている。しかし、やはり1160セント付近ではサポートされる動きであり、同水準にサポートされている間は過度な弱気は避けたい。
東京一般大豆は円高の影響も相俟って大幅安となる公算が大きい。チャート上でも下げ止まりの様相が出てきた中においての下落となることで市場センチメントが悪化することは避けられない。また、9月10日の安値55330円も下回ることで次なる下値目処は53270円が視野に入ってくる。

WTI原油 完全大台割れる!

WTI原油⑩ 95.71 -5.47
ガソリン⑩ 256.14 -20.82
暖房油⑩ 279.12 -14.79


グスタフ同様にハリケーン「アイク」による被害も限定的であったことや、金融システム不安の再燃から大台の100ドルを大きく割りこむ動きであり夜間取引では93ドル台での推移となっている。今回の金融システム不安が更に広がる可能性は否定できず、この影響が全世界的に波及すると想定すると原油需要が盛り上がるとは決して言えず、更なる下落も警戒すべきであり90ドル割れがあっても不思議ではない。

東京ガソリンはWTI原油換算で6200円安、RBOBガソリン換算で8000円安となることから終日ストップ安が外れることはないだろう。また、チャートでもボリンジャーバンドのバンド下限を下回り、近日中に3月24日の安値69540円を取ってくることも考えられ全値押しとなるが、同水準で下げ止る確たるものはなく、安易な値頃買いより戻り売りに徹するべきであろう。

前場終了 穀物連休控え買い戻し!?

コーン⑨ 32200 +140
一般大豆⑧ 56860 +540


コーンは140円高の32200円で終了。夜間が安値からジリジリ下値を切り上げていることで東京コーンも前場は陽線引けとなっている。商社機関店の手口を検証しても前場は強弱入り混じっており決定的な材料とはなっていない。終値で32500円超えてくるようであれば陽線包み足となる週明けに期待が持てるが、そうでなければ様子見が無難なところであろう。

一般大豆は540円高の56860円で終了。コーンとは対象的に寄り付きから上値を削る展開となっているが昨日高値(56800円)を割り込んでいないことから、若干ではあるが市場に反発期待があるものと想定される。ストキャスティクスでみても目先の上昇が期待されそうであることや3連休を控え売り方の買い戻しが入っても不思議ではなく、後場も堅調な動きを想定したい。