さて、前回の記事からの続きです。今回はタイトルに有るのに前回は一言も触れなかったフレームという単語から始めます。
前回紹介したゲシュタルトと違いフレームとは話の流れ上の意味合いの定義と思っていただいたほうが正しいかも知れません。今後このブログでフレームという単語が出てきたらこういう意味だろうなと認識してください。
フレームとは枠組みや骨格という意味です。今回のニュアンスとしては枠組みとしての要素が強く、人が物事を認識する時の知識の塊という意味で使っています。
この用法に関しては以前紹介した書き方トレーニング本に説明があります。
言葉の定義だけでは少し伝わりづらいでしょうから、簡単な例を挙げると週刊少年ジャンプで想像してみてください。ONE PIECEや僕のヒーローアカデミアや呪術廻戦やチェンソーマン等多数の漫画が集まって週刊少年ジャンプを構成しています。
この漫画群と掲載誌の関係が一種のフレームです。例えば雑談で漫画の業界の話をしていた時に「ONE PIECEが〜」と話が進めば週刊少年ジャンプ周辺の流れだなと認識をするといった様なイメージです。
このフレームは立場や着眼点によって変化します。週刊誌というフレームで考えれば今度はサンデーやマガジンやチャンピオンが含まれますし、刀がメイン武器の漫画となればBLEACHや銀魂、斬等が出てくる訳です。
用語としてのフレームの言葉自体は枠組みという意味から来ているようですがイメージとしては眼鏡と絡めても良いかも知れません。通して見るフレームの違いによって見え方が変わると思えば想像しやすいのではないでしょうか。
このフレームの考え方は抽象化にも近いものがあります。これもまた以前の記事で言葉を変えて出ていましたね。その記事ではそのまま枠組みとして言い換えられていました。
要するに抽象化に必要な視点の変化を起こす為に意図的にフレームを変えるというわけです。様々なフレームを通して見て取り出した要素を新たに組み上げていくことがゲシュタルトの構築なのです。
これもまた過去記事を例にあげますがジョジョと鬼滅の記事も一種のゲシュタルト構築と言えます。
始めに敵の性質、次に戦闘法の性質というように覗き込むフレームを変えて要素を取り出し、そこから二次創作としての世界観というゲシュタルトを構築していったと捉えると分かりやすいでしょう。
実をいうとこのブログもまだ途中では有りますが、一種の大きなゲシュタルトを構築するためのフレームの集合体と言えます。
各記事のテーマ・カテゴリが言わばどの視点から覗き込むかのフレームでこのブログのタイトル息抜きのあいまに人生をという人生を心赴くままに楽しむ為の概念=ゲシュタルトを作っている訳ですね。
現状では1つ1つの内容が遠いように感じるかも知れませんがこれが後々繋がるので楽しみにしていてください。
ゲシュタルトの構築とフレームについてご理解いただけたでしょうか?今後もこの単語はブログで使われることが多くなると思います。そんな時は一度この記事を読み返してイメージを掴みやすくしてみてください。きっと理解度が上がります。