人生を有意義に過ごすために役立つ思考をお届けする事が目的の当ブログですが、今回は今後の説明の効率が上がるように、ちょっとした用語の解説をしていきます。

 

 ゲシュタルトという言葉、聞き馴染みがありますか?意外と単独で耳にする機会は無いでしょうが、ゲシュタルト崩壊という単語なら多くの人が知っている筈です。

 

 ゲシュタルト崩壊と聞いてイメージするのは文字等をじっと見つめ続けていると段々とそれまで文字と認識出来ていたものが分からなくなり、単なる絵や模様に見えてしまう現象ですね。

 

 この現象は意外と体感しやすい物なので皆さん想像しやすいでしょうが、では何が崩壊しているのかと言われてピンと来る方はあまり居ないと思います。

 

 ゲシュタルトとは何か、取り敢えずググって見ました。

 

 

 ゲシュタルト

 ゲシュタルト心理学の基本概念。全体を部分の寄せ集めとしてでなく、ひとまとまりとしてとらえた、対象の姿。形態。

 

 心理学の用語なんですね。一応ドイツ語の単語の意味だけなら形、形態を表す言葉らしいです。

 

 ググって出てきた説明は小難しい言い回しですが、簡単に言うと酢飯魚介類寿司という料理になるとか、大量の部品が組み合わさってパソコンが出来るといった感じです。

 

 鋼の錬金術師を知っているなら水35L、炭素20㎏、アンモニア4L、石灰1.5㎏、リン800g、塩分250g、硝石100g、硫黄80g、フッ素7.5g、鉄5g、ケイ素3g、その他少量の15の元素、及びその個人の「遺伝子の情報」になるというように認識してもらえば分かりやすいでしょう。

 

 細かな部分の集合としてではなく、1つの括りとして認識する。つまり我々のよく知るゲシュタルト崩壊は何が起きていたのかと言うとこれは線の形に目が行ってしまい、文字という認識が崩壊してしまっていたという事になります。

 

 さて、話を一気に冒頭に戻します。何故今後の説明の効率化の為にゲシュタルトの説明をしたかと言えば、この概念を理解してもらえば一言でなんの話か伝わる場面が増えるからです。

 

 既にこのブログではゲシュタルトの構築を言い換えて伝えている記事が幾つかあります。

 

 例えば抽象化と視点の変化の記事ですね。記事の中で幾つかの抽象的な概念でまた新たな枠組みを作る事によって視点が変わりますという文言が有りますが、これを一言で表すとゲシュタルトの構築となる訳です。

 

 ざっくりとしたニュアンスで言うならパソコン内のフォルダの圧縮に近いと思って頂いても大丈夫です。同じ情報が入っていても容量を食わないので他にリソースを割けるという事になります。

 

 このゲシュタルトの構築にはこのブログでよく語られる抽象化とタイトルに入れてるのに未だに説明のないフレームの変化が重要になるのですが、情報の詰めすぎはかえって分かりにくくなるので続きは次回に回します。お楽しみに。