一週間で保育園を追い出された
自閉症スペクトラムの息子(小学3年生)と
保育園の指摘で療育を受けていた
頑固娘(小学1年生)の母です。
思い通りにならない日々を綴っています。

 

 

 

自閉スペクトラム症の息子。現在小学4年生です。

診断としては軽度ですが、医師の見立てでは自閉度が強めです。

 普通級?支援級?

年長さんはそろそろ就学相談が始まる時期ですね。

 

我が家も5月に説明会に参加しました。

 

 

息子が年長の頃。

 

 

普通級でいけるのか?

支援級の方が良いのか?

 

 

非常に迷うところでした。

 

 

こんなだったので↓

 

 

 

一斉指示、複数指示が入らず、会話もつたない。

 

 

療育でも息子1人だけが離席。

 

 

ある療育施設の先生には、支援級の方が合っているということをやんわり伝えられました。

 

 

 

夫も支援級押し。

 

 

私は澤口先生の本を読んだところだったので、普通級でいけるなら普通級の方が良いけど、ついていけるか不安もあるので支援級判定ならそれに従おうという感じでした。

 

 

結果、立ち歩きがないこと、知的な遅れがないことで普通級判定。というか、うちの地区は知的な遅れがあることが情緒支援級に入る前提条件なので、息子のWISCの数値(それでもIQ100には届いてない)だと審議にすらかけられないと言われました。

 

 

「絶対支援級が良い!」という信念があったわけではないので、そんな感じで促されるまま普通級を受け入れたんです。

 

 

普通級だといじめられる未来しか見えない」

そんな夫の意見にも納得だったので、夫自身が判定と戦うならそれについていこうとも思っていましたが、まあ、うちの夫がそんな労力のかかることをするはずもなく、そのまま普通級に入りました。

 

 

 

で、普通級で3年を過ごした結果。

 

 

 

普通級が良いという専門家を否定するわけではないけど、なんで普通級に入れることが発達を伸ばせると言っているのかわからない。

 

というのが現状です。

 

 

普通級に入って、発達が伸びるのはインクルーシブの場合であって、日本の普通級はダンピングなので、正直むしろマイナスでは?と思います。(うちの自治体はインクルーシブに力を入れているって言い張ってるけどね)

 

 

平成22年、10年前の文部科学省もこう書いてはいますが・・・

 

○1 現在、小・中学校等においては、発達障害を含め、一人一人の教育的ニーズの異なる、様々な障害のある子どもたちが学んでおり、その環境整備が課題になっている。指導方法の充実、人的・物的な環境整備、現場での意識改革、教員の指導力の向上等を総合的に進める必要がある。特に少人数学級の実現に向けた取組を進めていく必要がある。また、教育条件の整備のためには、国及び自治体の財政的な裏付けが必要である。環境整備が進まないまま、インクルージョンを進めることは、結果として教育のダンピング(特別な教育を必要とする子どもが何らの配慮もなく通常の学級で学んでいる状態)となる危険性がある。

文部科学省HPより引用

 

10年以上経っても進んでないってことですね滝汗

どうしても多数派に合わせる教育になっちゃう。

 

 

周りの子に引き上げてもらえるだけの土台ができてないと、自己肯定感が下がるだけなんだなというのがこの3年の感想です。

 

性格的に本当に周りを気にしない子で、集団生活を楽しめる子ならいけるのかな?

 

 

息子は運よく1年生の3学期から通級に週3~4回通えているのでその時間を楽しみに学校に通えているけど、通級がなかったらどうなっていたか・・・

 

 

かと言って、支援級に入れてたら状況が良くなったかと言われたらそれもわからないけど。

ちゃんと知識のある先生が担任にならないと支援級も意味がないので。

 

 

ということは、普通級だからとか支援級だからとかではなく、どちらにしても先生次第なのかなー・・・

 

 

 

普通級の方が他の子に引き上げてもらえる!

という理由だけで普通級を考えている方は、逆に自己肯定感が下がってできることもできなくなるデメリットもあるよ、というのが実際に3年通った感想です。

 

実は、あまりこの部分は考えてなかったんです。

息子の自己肯定感下がるなんて思ってなかった。でも、年齢が上がると周りとの差が解ってくるんですね~、ちゃんと。

 

3年生くらいから解ってくるのかなと思ったけど、1年生の初めのうちから解ってしまったので、これはホント想定外でした。

 

 

だからと言って、支援級に入っとけば良かった~とも思わないので、結局は自分の信じる道を行くしかないのですが。

 

 

自分も同じなので、普通級を選ぶ人を否定するわけではなくて、

 

普通級は周りの子の言葉や態度がキツいので結構サバイバルだ、

 

というのを知ったうえで選ぶのと知らないで選ぶのでは違うかなと思って書いてみました。

 

 

現状の結論としては、

普通級を選んだことを正解とも思ってないけど、後悔もしてないですニコニコ

 

でも、自己肯定感が下がることがわかっていたら、もうちょっと支援級寄りで考えていたかもしれないなと思って。

 

 

 

この時、2人の子に助けてもらったのですが、

 

いつも助けてくれてるのかと思ったら

「あれは後ろに親がいたからだよ。いつもなわけないじゃん」

って言ってました笑い泣き

 

それは思いつかなかった滝汗

さすが定型児だな。

 

 

就学&登校班&学童の選択に迷った話↓

 

 

 

発達障害の基礎知識に役立った本↓
 発達の気になる子の「困った」を「できる」に変える ABAトレーニング [ 小笠原恵 ] 高機能自閉症・アスペルガー症候群「その子らしさ」を生かす子育て 改訂版 高機能自閉症・アスペルガー症候群 [ 吉田友子 ] 最新図解 自閉症スペクトラムの子どもたちをサポートする本 [ 榊原洋一 ]

 

 

 

発達障害児の成長に役立った本↓

マンガ 奥田健次の出張カウンセリング【電子書籍】[ 奥田健次 ] 拝啓、アスペルガー先生 異才の出張カウンセラー実録 [ 奥田健次 ] 叱りゼロで「自分からやる子」に育てる本 (だいわ文庫) [ 奥田 健次 ]

 

 

 

小学生になってから役に立った本↓

「小学校で困ること」を減らす親子遊び10 6~12歳 発達が気になる子を理解して上手に育てる本 [ 木村 順 ] 家庭で育てる 発達が気になる子の実行機能 [ 鴨下 賢一 ]

 

 

障害告知に役に立つ本↓

自閉症・アスペルガー症候群「自分のこと」のおしえ方 診断説明・告知マニュアル (学研のヒューマンケアブックス) [ 吉田友子 ] あなたがあなたであるために 自分らしく生きるためのアスペルガー症候群ガイド [ 吉田友子 ]