一週間で保育園を追い出された
自閉症スペクトラムの息子(小学4年生)と
保育園の指摘で療育を受けていた
頑固娘(小学2年生)の母です。
思い通りにならない日々を綴っています。

 

 

自閉症スペクトラムの小学4年生の息子は、姿勢が悪く、まっすぐ、動かずに座っていることができません。

 低緊張

息子は幼児期から椅子にじっと座っていることが難しく、療育先からも姿勢について指摘を受けていました。

 

 

 

でもその指摘が「体幹が弱いから」というものだったんですね。

 

 

で、そうか、体幹を鍛えれば良いのか。

 

 

なんて思っていたんですが。

 

 

 

当時は毎日公園へ出かけ、かなりの距離を走り回り、追いかける私はへとへと。

 

体は細いながらもがっしりしているし、そんな毎日運動三昧の息子の体幹が弱いというのが、どうもしっくりこなくて。

 

 

 

で、ここ最近複数箇所で耳にした内容。

 

 

 

 

低緊張=筋力が弱いわけではない

 

 

 

ということ。

 

 

 

低緊張は、脳が「筋肉をこれくらい張りなさい」という指令を出す時に「弱く張りなさい」と指示しているから。

 

普通の人が100%の張りなら、低緊張の人は80%とか60%とかの張り具合を脳が指令している。

 

 

 

だから、筋力をつけたところで姿勢はよくならない。

(筋力がなくて姿勢が悪い子は、筋力をつけるのが適した方法です。)

 

 

これを聞いて、めっちゃ腑に落ちました。

 

 

なぜなら、私は運動が大好きで、学生時代は腹筋が6つに割れるくらい毎日大好きなバドミントンにのめりこんでいたんですが、姿勢が悪い&家にいる時は疲れちゃって座っていられない。

 

実はこの時も、表面の筋肉は鍛えられてるけど、体幹が鍛えられていないから姿勢が悪いんだと思ってました。

 

 

でも、今回の低緊張の話を聞いて、ようやく私も低緊張だから座っているのが辛いんだと解りました。

 

 

低緊張の子に運動療育をさせるのは逆効果になる場合もあるそうです。ただでさえ疲れやすいのに、トレーニングをすることでもっと疲れちゃうみたいな。

 

 

理学療法士さんのお話だったので、運動療育をさせるにも集団で全員が同じプログラムをやる施設はNG。個別にプログラムを組むところが良いということでした。

 

 

まあ、理想を言えば運動療育だけでなく、すべての療育でもそうなんですけど、現実問題個別の療育を受けられるのはごく限られた子だけなのでね。難しいですよね。

 

 

ということで、闇雲に筋力アップを図っても、姿勢の悪さは改善しないというお話でした。

 

 

やれることとしては、環境調整。

イスと机の高さを適切な高さにする、滑り止めを使う等。

 

 

それと、体幹は大切なので、運動が辛い子に運動をさせるのではなくて、遊びを通して鍛えましょうということでした。

 

 

私は座っているのがしんどいので、家ではすぐに横になっちゃうけど、筋力はあるので、学校や職場では長時間座っていられます。

 

 

少しでも出かけるとすぐに疲れちゃって、床に倒れちゃう自分をダメ人間だと思ってたけど、それには理由があったんだなって救われました。

 

 

理学療法士さんの本です。

試してみて良かったらまた報告します♪

 

 

 

 

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