一週間で保育園を追い出された
自閉症スペクトラムの息子(小学3年生)と
保育園の指摘で療育を受けていた
頑固娘(小学1年生)の母です。
思い通りにならない日々を綴っています。

 

 

 
 
 
合理的配慮の求め方

 

昨日、療育施設の先生とお話しました。

 

 

合理的配慮を求める時のコツ。

結論から言うと、

 

先生を具体的に褒める!

 

これだそうです。

 

 

合理的配慮とは?

合理的配慮とは、障害のある方々の人権が障害のない方々と同じように保障されるとともに、教育や就業、その他社会生活において平等に参加できるよう、それぞれの障害特性や困りごとに合わせておこなわれる配慮のことです。2016年4月に施行された「障害者差別解消法 (正式名称:障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律)」により、この合理的配慮を可能な限り提供することが、行政・学校・企業などの事業者に求められるようになります。

リタリコジュニアより引用

 

 

娘の聴覚過敏について

聴覚の過敏なのか、

不安が強いだけなのか?

よくわからないんですが、

とにかく大きな音を嫌がります。

 

 

 

具体的には

以下の通り相談しました。

 

 

①大きな音が苦手で、タイコやシンバルが鳴るかもしれないと思っただけで音楽室の前を通れなくなる。

 

②歓迎会など大きな音楽が鳴る場面が怖くて参加できない。

 

③避難訓練でサイレンが鳴るのが怖くて固まる。

 

 

保育園時代は先生の抱っこで参加していました。

 

 

小学校は抱っこして貰う訳にはいかないし、

先生が相手にする人数も多いので、

なんとか自分で解決出来ないものか?

そんな相談をしました。

 

 

先生からのアドバイス

まず、

聴覚過敏は克服できるものではないので、

合理的配慮を求める必要がある。

 

自分で解決できるものではない。

 

避難訓練等予め大きな音がなることが解っている時は参加させない。

 

 

これで良い。

 

 

担任の先生は現在

 

①タイコの音量を小さくするよう依頼してくれる

 

②保健室で見学するよう促してくれる

 

③音楽の授業をしている先生へタイコが鳴るか確認し、鳴らないことを娘へ伝えてくれる

 

④避難訓練はサイレンが鳴らないこと、一連の流れを娘にだけ教えてくれる

 

こんな対応をしてくれています。

 

 

すると療育の先生から、

 

「素晴らしいですね!

合理的配慮バッチリな先生じゃないですか!

 

この素晴らしいという気持ちを先生へ伝えるんです。

 

そうするとどうなるかというと、

先生のモチベーションが上がるので、もっとりりちゃんを見ていこうと思ってくれますよ。」

 

 

「でも、先生忙しくて大変なのに、毎回これをしていただくのが申し訳なくて・・・」

 

 

先生

「お母さん、繊細ですね。

 

『迷惑かけて申し訳ない、

申し訳ないからもう見なくて大丈夫です』

 

と言ってしまうと先生も

 

『お母さんもああ言ってるから、

もう見なくて良いかな』

 

と思ってしまうので、

 

申し訳ないと遠慮するよりも感謝して、

有り難いという気持ちを伝える方が良いです。

 

 

感謝を伝える時も

『訓練の流れを伝えてくれたので、安心できたようです。ありがとうございます。』

というように具体的に伝える

何が良かったのかがわかりやすいので、先生が今後どうすれば良いかが解かるようになります。

 

繊細で遠慮をするのも良いんですけど、

感謝を伝える方がもっと良いです。

で、具体的に感謝を伝えた上で次の課題を相談すると、先生が対策を考えやすくなるんです。」

 

 

私はおそらく普通の人以上に、

周りに迷惑を掛けることが悪だと

思ってしまう傾向があります。

 

仕事でも何でも人に頼めず、

自分でやってしまう。

それが非効率なことだと解っていても、

他の人に迷惑を掛けることを避けてしまうんです。

 

 

発達障害児を育てていると

迷惑を掛ける場面が多くなるので、

人を避けたり、

子供に我慢させたり

できるだけ迷惑を掛けないようにと思ってしまいます。

 

定型児ならお互い様な程度のことも、

定型児なら放って置くようなことも、

放っておけないんですよね。

 

 

なので、担任の先生にも

「いいです、いいです、気にしないでください。申し訳有りません。すみません。ごめんなさい。」

みたいな反応をしていました。

 

 

でも、それではダメだったんですね。

 

 

まとめ

 

感謝の気持ちを伝える。

具体的に何が良かったかを伝える。

 

その後、

実はこんなことでも困っていてと

次の合理的配慮を求める。

 

 

アドバイスを頂いたので、

来月の面談で実践してみようと思いますニコニコ

 

 

つい先日の出来事↓

 

保育園時代の出来事↓

 

 

 

療育で教えて貰った本↓

 

 

娘もイヤーマフを学校へ持っていくことにしました。

下の2つはどちらも効果は変わらないです。

下側のは娘には使い方が難しく、上側を持って行っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

発達障害の基礎知識に役立った本↓

最新図解 自閉症スペクトラムの子どもたちをサポートする本 [ 榊原洋一 ] 発達の気になる子の「困った」を「できる」に変える ABAトレーニング [ 小笠原恵 ] 高機能自閉症・アスペルガー症候群「その子らしさ」を生かす子育て 改訂版 高機能自閉症・アスペルガー症候群 [ 吉田友子 ]

 

 

発達障害児の成長に役立った本↓

拝啓、アスペルガー先生 異才の出張カウンセラー実録 [ 奥田健次 ] 発達障害の改善と予防 家庭ですべきこと、してはいけないこと [ 澤口 俊之 ] 叱りゼロで「自分からやる子」に育てる本 (だいわ文庫) [ 奥田 健次 ]

 

 

 

小学生になってから役に立った本↓

「小学校で困ること」を減らす親子遊び10 6~12歳 発達が気になる子を理解して上手に育てる本 [ 木村 順 ] 家庭で育てる 発達が気になる子の実行機能 [ 鴨下 賢一 ]